月: 2008年12月

こうして力強く離陸する姿を見ていると、
ホント、元気になる。
前に進むしかない！　高いところまで行くんだ！
という意欲が湧く。
ANA Boeing747-400D(JA8957)　ポケモンジェット（ピカチュウジャンボ）

スターフライヤーのAirbus A320-200(JA03MC)

とうとう大晦日。
いろんなことがあった1年だった。
山あり、谷あり。
特に後半は大変だった。。。。
そんな中、Jet Musicを企画してくださった武田様から勇気付けられる1通のメールを頂いた。
「良からんを一定（いちじょう）と思え」
人生の大半は悪いことの連続です。悪いことの連続する人生が普通の日々、すなわち一定（いちじょう）なのです。
そう覚悟すれば、腹がすわります。動じなくなります。冷静になります。
結果、今まで見えなかった周囲の細部が見えてきます。
30代、40代には肉体的には人一倍、若く、でも、思考力は人一倍、加齢させなければならない。昔の武人はその年齢にしては老熟な思考力を持っていました。
老熟な思考力を作る要素こそ、腹をくくり、物に動じない胆力と冷静さでものごとを見ることなのです。
それを今、日々の苦労で勝ち取っていると考えれば、月謝を払ってもいいのではないでしょうか。
この言葉を意識して日々過ごすようにしてから、
事態は好転しだしたような気がする。
リーマンショック、100年に1度の世界金融恐慌、失業問題・・・・、
世の中は暗いニュースばかりで、先行きが見えない不安に満ちているが、
「良からんを一定(いちじょう)と思え」
この言葉を噛み締め、冷静に考え、行動すれば必ず明るい2009年になるのではないだろうか。

いよいよ2008年も残すところあとわずか。。。
長かったような、短かったような、複雑な心境。
2005年にこのブログをはじめて既に3年3ヶ月が過ぎた。
当初は「E-Revolution」として、飛行機だけではなく風景写真や
鳥や花の写真も掲載する、普通の写真ブログでした。
その後、やっぱり飛行機の写真を中心にテーマを絞ろう！と思い、
飛行機と空の写真専門のブログに転身。
そうしたテーマの絞込みが功を奏したのか、Yahooカテゴリーの
「個人の写真作品」に登録された！
ドメイン名も「E-revolution.jp」から「Airman.jp」に変更。
その後、10件?20件/日だったアクセスが今では40件?50件/日と
なっている。
ブログでつながった素敵な縁もあった。
今年の秋には「Jet　Music」という企画もスタートさせ、新たな一面をブログに
加えることが出来た。
来年はどんな年になるだろうか。
その前に、先日買った年末ジャンボは当たるだろうか。。。

昨日は、日中は非常に穏やかで、空気は凛とした冷たさを含んでいたものの、
風もほとんど無く、年末のあわただしさを忘れさせてくれるような空港の展望デッキだった。
夕方、第1ターミナルの展望デッキは西日を受け、逆光だったのですが、敢えて撮影にチャレンジ。
今日も朝から出勤し、仕事（今、職場でこれを書いてます。。。）。
怒涛のような3ヶ月だった。。。。
フライトにたとえるならば、ようやく離陸を果たし、今はほぼ順調に上昇中といったところ。
ギアは既に格納され、本日はフラップを２段・・・３段と格納する日。
明日になれば、パワーを上昇出力にセットし、オート・パイロットをONにすることができる。（はず）
今日の出勤は、モニタリングと不測の事態への対応がメインタスク。
今のところ、平穏無事で、１階のスターバックスで買ってきた、キャラメルマキアートを飲みながら、ブログを更新しているという状況。
このまま１日が過ぎてくれるといいなぁ。。。

3ヶ月ぶりに、飛行機を見に行ってきました。
羽田空港へ！
いやぁ?、すっきりした！
3か月分のストレスが一気に開放された感じ。
しかも、念願のエコ・ジェット（ずんだ・ジェット）にも会えた！
空は雲ひとつ無い快晴。CAVOK？！
遠くには富士山も見え、まさに飛行機日和。
出発ロビーには、帰省客が沢山いて、保安検査場で長蛇の列を作ってました。
私は明日も明後日も、元旦も仕事。。。
「いいなぁ、こいつら」と横目に見ながらも、飛行機を見ることができたうれしさで、
悔しさは相殺。
やっぱり、飛行機っていいですねぇ。

ファイナル・アプローチ中のBoeing777-300(JA751J)

高度は180mくらいだろうか。
着陸の15秒ほど前。
もっとも緊張し、危険な着陸前8分間の最終フェーズ。
軸線をぴたりとあわせ、速度・降下率をぴたりと決め、滑走路の着陸帯を目指す。
コックピットの中では、高度を読み上げるコンピュータ音声のみが響く。
300(ft)・・・・200・・・100・・50・・30・・20・・10
接地前にフレアをかけ、降下率を和らげ、そして主輪から接地する。
滑走路に触れた主輪からは停止状態だった車輪がいきなり200km/h以上の速度で
回転を始め、白い煙が上がる。
“Nice Landing!”
速度の低下に伴い、機首輪も接地。
主翼上のスポイラーが立ち上がり、揚力を打ち消す。
スラストリバーサを作動させ、一気に減速する。
無事に到着。
というように、今年も無事に着陸できますように。

フライトを終え、空港のスポットに入ってくる飛行機。
“ようこそ”よりも”お帰りなさい”という言葉を思い浮かべる。
どこの空港にいても、到着機を見るとそう思ってしまうから不思議だ。
空から地上に無事に帰ってきたことに対する気持ちからか。
10月からいろいろとあったプロジェクトももう間もなくゴールを迎える。
年内に何とかゴール・インだ。
年末年始の休みは無いが、無事に動いてくれるのを見守る仕事と、
今までの何とかゴールにたどり着こうとする仕事は全くの別物。
有終の美となるだろうか。
“なる”。

着陸寸前のBoeing777。
いい顔してますよねぇ。
まっすぐ、前方の滑走路を見据えてアプローチする姿。
美しい・・・・。
人が操っているマシンだということは分かっているが、
つい、「もう少し、がんばれ！」と声を掛けたくなる。