JAL Boeing747

11月1日の羽田空港。
午前11時頃はまだ、全天を雲が覆う空模様。
ただ、その雲も薄く、弱い太陽光が時折地上を照らす。
JALのBoeing747-400D(JA8083)
JA8083
JAL Boeing747-400(JA8083)
強い西風、時折突風も混じる。
南西の方角から徐々に青空が広がり始め、熱い太陽が顔を見せ始めた。
強い横風の中、離陸していくジャンボ。
この大きなジャンボでさえ、離陸から上昇までの間、揺さぶられているのが見て取れた。
JALのBoeing747-400D(JA8907)
JA8907
JAL Boeing747-400(JA8907)
先ほどまでとは打って変わり、真っ青な晴天が広がった。
が、風が非常に強く、東京湾の波も白い波頭を見せていた。
D滑走路の埋立地では、埋め立てた土砂が砂埃となって巻き上がり、東京湾の下層に薄い土煙の層を成していた。
JALのBoeing747-400D(JA8904)
JA8904
JAL Boeing747-400(JA8904)
JALのBoeing747-400(JA8910)
こちらは国際線仕様でウィングレットが付いている。
JAL Boeing747-400(JA8910)
ジャンボの離陸は、いつ見てもいいなぁ。
昨日観た「沈まぬ太陽」の余韻からか、Boeing747を掲載したくなり、
3機のBoeing747-400Dの登場となった。
あらためて、「沈まぬ太陽」という作品の素晴らしさを認識したというのが率直な感想。
JALの労組のホームページではやはりこの作品を労務問題を中心に捉えているが、
私は同じ会社に所属する人間として、主役の恩地の生き方を描く作品と捉えた。
行天が対照的に描かれているせいかも知れないが、実直に、正義を貫く熱い姿には感動した。
御巣鷹山の事故をピークにその事故に至る会社とそれを取り巻くさまざまな人々の思惑を描いていると捉える方もいるだろう。
捉え方は人それぞれだと思うが、そういった捉え方が出来る作品であり、2度も3度も読んでみたくなる、観てみたくなる作品である。
私ももう一度、小説を読んでみようかと思っている。
なお、「沈まぬ太陽」はフィクションであり、本日掲載した写真とは関係ありません。

4 comments

  • 韓国では、滞在中ずっと焼酎漬けでした。老若男女みんな強いですわ。
    二日酔いで帰国の途に、仁川空港へ。11時30分の
    OZ104便 B777-200で席は、後ろの方で40Kの窓側です。ラッキーでした。主翼の色々な動きが見えて子供みたいに喜んでました。今度、機会があったらA330にも
    乗ってみたいです。
    『沈まぬ太陽』は、非常に興味が有るので、観て読んでみたいと思います。
    飛行機の写真を撮るには、やはり300?以上のレンズが
    必要なのですか?

  • 沈まぬ太陽が社内報で否定的に捉えられていますが
    逆にその沈まぬ太陽を上手く活用する位のしたたかさが
    欲しいですね。
    私も沈まぬ太陽の4冊目に入ろうとしていますが改めて読むと
    歳を取ったのもあるけど、映画と妙にダブってディテールが
    更に強調されるのでスラスラと入り込めるのかも
    知れません。
    明日のネタどうしようか悩み中です。国民航空のモデルは
    ないんですが、元ネタのDC8と727などはあるんですけどね。。

  • いつも写真を拝見させていただいています。
    沈まぬ太陽について、JALでは批判的に捉えられているとのことを、WEBニュースより知りました。
    JALをモデルに作られた作品ではありますが、そのような反応をとることに意外さを感じました。
    過去の事故の事実は消えないし、事業再建で大変な今だからこそ作品を逆手にとって
    今後も安全第一で経営をしていきます!!
    という気持ちを、利用者としては見せて欲しかったです・・・。何だか悲しくなりました。
    今後も、写真を覗きに来ようと思っております。
    よろしくお願いいたします。

  • ☆コメントありがとうございます!
    ■AirOyajiさん、
    焼酎と焼肉とキムチ・・・どれも大好きです。
    もし韓国に行ったら買い物よりも食事ですね。
    40Kの席だと、主翼のメカニズムがいろいろと見えて、
    楽しかったことと思います。着陸前にフラップが徐々に降ろされていくところなんか、ワクワクしますよね。
    望遠レンズですが、300mmはやっぱり欲しいですね。
    羽田ではそれで十分かと思っています。
    第2ターミナル展望デッキからだと、Boeing777クラスの
    大型機は300mmを一杯にするとはみ出してしまうくらい
    寄ることが出来ます。
    ■Mattariさん、
    そうですよね!
    映画を見てから小説をまた読むと、そのシーンが思い浮かび、
    深みを増しますよね。
    JALは「沈まぬ太陽」を提訴しようとしているらしいですが、
    全くもって、残念なことです。
    映画の続編のような形で、「その後JALはこのように変わりました!」と宣伝に使えば良いものを。
    (もし、変わっていないのであれば、提訴は納得できますが、そうなら客離れは当然です。)
    ■さくらさん、
    はじめまして!
    訪問ありがとうございます。
    本当にJALの対応は残念ですね。
    映画のようなことはありましたが、”その後JALは変わりました!”と逆手に取るくらいのパワーを見せて欲しいものです。
    それが、法廷に持ち込もうとしているなんて・・・。
    小説がベストセラーになり、映画もヒットの兆しを見せていることから、世の中の注目度が分かるはずです。
    上手く利用して欲しいですね。
    これからも引き続きよろしくお願いします!!

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