Boeing747-400 R/W16L Take Off

赤組(JAL)と青組(ANA)のBoeing747-400の競演です。
ジャンボの姿で一番カッコいいのは、やっぱりその巨体が地球の重力からの呪縛を逃れ、空中へと飛び出す瞬間でしょう。
ゆっくりと機首を上げ、翼をしならせながらやがて4本の太い脚が滑走路面から離れる瞬間。
何度見ても感動します。目が離せない瞬間ですね。
まずはANAのBoeing747-400(JA8959)
プッシュバックを終えたジャンボはゆっくりとタクシーウェイへと向かいます。
のっそのっそと巨大な像が舞台へと向かうような印象です。
ANA Boeing747-400(JA8959)
「ローテーション!」
コーパイロットが機首上げ速度になったことを告げると、キャプテンは操縦桿を手前に引き、機首を上げます。
それまで響いていた「ゴトゴト」という車輪が滑走路を疾走する音や振動が急に無くなり、宙に浮いたことが明確に分かります
全ての車輪が地上を離れた瞬間。
ANA Boeing747-400 ローテーション
車輪を格納し、いよいよ「飛ぶ姿」になります。
ゴーっという車輪が空気を引き裂く音が消え、力強く回転するエンジンの音だけが響きます。
ANA Boeing747-400 Take Off
JALのBoeing747-400(JA8083)
東京湾の海面が白く騒ぎ立てるほどの強い西からの横風の中、離陸するジャンボ。
ノーズギアが上がり、まだ主輪が地面を走っているとき、ラダーを左にきってセンターラインを維持します。(右側からの強い風を受けた垂直尾翼により機首が右側に降られるのを相殺する為)
JAL Boeing747-400 ローテーション
羽田空港のR/W16Lを離陸したジャンボ。
その巨体に似合わず、鋭い上昇角で天空を目指します。
JAL Boeing747-400 Take Off
翼を大きくしならせ、その先に広がる大空を目指して飛び上がったジャンボ。
「カッコいい」
JAL Boeing747-400 Positive Climb
前輪と主輪の格納ドアが開き、車輪が格納されます。
JAL Boeing747-400 Gear Up
やっぱり、ジャンボが一番カッコいいです。
歴史の重さというか、経験の長さというか、なんでしょう。。。
単なる姿形だけではない、何かがこの飛行機には備わっているような気がします。