ANA整備工場見学記 その3

2日間に渡ってお届けしてきたANAの整備工場見学記、本日が最終回です。
9月11日は4機の飛行機が整備工場で整備を受けていました。
初日のBoeing767-300ER(JA619A)と昨日のBoeing737-800(JA61AN)、Boeing737-500(JA304K)、そして本日のBoeing767-300(JA8322)です。
Boeing767-300の尾翼が直ぐに目の前に。
あと数歩前にいって手を伸ばせば届くところに尾翼があるなんて!!
ちなみにこのJA8322はあの「龍馬伝」ラッピングがされたBoeing767ですね!
「龍馬伝」のラッピング部分は見えませんでしたが・・・・
B767尾翼
1階に下りてグルーっと正面に。
胴体を左右からがっちりと挟まれるように足場が組まれています。
B767正面
顔というか、目が足場の先から見えていて格納庫の外を見ていました。(そんな感じ)
夏場は機内温度が上がるのか、コックピットの窓は左右両方開けられています。
B767顔
Boeing767の前輪。
昨日のBoeing737の前輪に比べると、長く、がっしりとしています。
前輪のしたに赤いラインが引かれていますが、見事にピッタリとライン上に飛行機は留めれらています。その左右の誤差は数cmあるかないか。
整備工場の足場はその位置が決められている関係で、移動してくる飛行機を足場の場所にあわせて正確に位置する必要があるんですね。
トーイングトラクターで格納庫に飛行機を入れるのですが、胴体の下から分銅をたらし、赤いラインをなぞりながらゆっくりと定位置まで持ってくるんだそうです。
B767前輪
Boeing767のエンジン。
GE(ゼネラル・エレクトリック社)のCF6-80C2B2です。
B767エンジン
さて、こちらは格納庫の奥にずらりと並べられていた飛行機のタイヤ。
大小さまざまなタイヤがありました。
飛行機のタイヤ
そのタイヤ交換時に使われる飛行機用のジャッキ。
やっぱりでかい!
飛行機のジャッキ
昨日のBoeing737-800の直ぐ横には剥き出しのエンジンが置かれていました。
パイプがグニャグニャと配置されてます。
剥き出しのエンジン
格納庫の前にはBoeing747-400(JA8966)が置かれていました。
B747-400
B747の機首アップ
3日間に渡ってお届けしてきたANAの整備工場見学記、いかがでしたでしょうか。
ほんの30分ほどの見学でしたが、最初から最後まで興奮しっぱなしで、航空ファンにはたまらない貴重な時間でした。
初日の記事でも書いたとおり、ANAでは平日に4回の格納庫見学ツアーを社会貢献活動の一環として行っています。
予約はANAのホームページから行うことが出来ます → ANAの機体工場見学のご案内のページ
私も是非また訪れてみたいと思います!!
さて、9月11日・12日に羽田空港で開催された「空の日フェスティバル」に関する記事も本日でおしまいです。
とっても充実した2日間でした。2日連続で羽田空港に遊びに行ったのも初めて!
また来年が楽しみになりました。
12日に行われた新国際線ターミナルのエプロンに展示された飛行機(検査機やDC-8の機首部分)は既に掲載したとおりですが、”新国際線ターミナルそのもの”については、本日、「週刊 飛行機ダイスキ!」の”Airmanの飛行機写真館(番外編)”で公開しております。そちらもご覧いただければと思います。