号外! JALのジャンボ、ラストランディング

ついにこの日がやってきました。
1970年に就航し41年間もの長い間、「ジャンボ」の愛称で航空ファンから愛され続けてきたBoeing747が本日のハワイ(ホノルル)、沖縄(那覇)からの便を最後に引退する。
成田空港の第1ターミナル展望デッキには平日にもかかわらず多くのファンがその最後のランディングを見守っていました。
まずアプローチしてきたのはハワイ(ホノルル)からの便、JL75便でした。
定刻は13時25分到着でしたが、予定よりも早く12時52分にランディングしました。
JALの国際線の最後のランディング直前のJALのBoeing747-400(JA8089)
JL75 1
メインギアが接地
JL75 2
前輪も接地し、スラストリバーサーを使って減速
JL75 3
「NARITA」の文字を背景に、最後のランディングを終えたJALのジャンボ。。。
JL75 4
タクシーウェイをスポットに向けてタキシング中のJA8098
JL75 5
機体前方「JAL」のロゴの下には「41年分のありがとうをジャンボに乗せて」のステッカーが。
JL75 6
もう、この姿を見ることは無い。。。
JL75 7
スポットは展望デッキからは見えない場所。
そこに向かってゆっくりと進んでいくJA8098。
これが見納め・・・・
思わずため息が出ました。
JL75 8
そしてそのわずか15分後、今度は沖縄(那覇)からの国内線最後の便、JA3098便がアプローチしてきました。
JL3098 1
白い煙を上げてメインギアが接地
ランディングは13時07分でした。
JL3098 2
「NARITA」の前を減速しながら通過。。。
このシーンもこれが最後。
JL3098 3
スラストリバーサーを閉じ、スポットまでの最後のタキシングを開始する。
JL3098 4
デルタ航空のBoeing767(WL)とのツーショット
JL3098 5
JALのBoeing747-400(JA8077)
本当にこれが最後です。
JL3098 6
こちらの機体には「41年分の・・・」のステッカーは貼られていませんでした。。。
JL3098 7
ジャンボはゆっくりと私たちの目の前をスポットへと進んでいきました。
私たちに最後のお別れや感謝の言葉を告げる時間をくれるかのようにゆっくりと。。。
JL3098 8
このJA8077もわれわれからは見えない場所にあるスポットへと進んでいきました。。。
本当にこれで最後なんですね。
どちらもランディングのあと、TWRからGNDに管制の受け渡しが行われる際、「長い間おつかれさまでした」という管制官の言葉と、「ありがとうございました」というパイロットのやり取りがあり、見ている私たちも本当に感動しました。
写真を撮り終えたあと、しばらくは放心状態でした。
他の飛行機の写真を撮る気にもなれず、遅い昼食を一緒にJALのファイナルランディングを見守り、撮影した方たちととって帰路に着きました。。。
不思議なことに、このジャンボのランディングの前後には雨が降っていたのですが、
このジャンボのランディングの時には雨も一時的に上がり、無事に撮影することが出来ました。。。。
「ありがとう、ジャンボ!」
「41年間、本当にお疲れ様でした!」

キャセイのジャンボ、RWY22アプローチ

2月27日、羽田空港は待ちに待った南風運用となりました。
午前中からポカポカ陽気となり、コートも要らないくらいの暖かな日。
13時25分着のキャセイパシフィックのジャンボを撮りに城南島へ行ってきました。
アプローチにキャセイのボイスが入り、タワーに管制が移って数分後、ちょうどこの日につながるという東京ゲートブリッジの上空でファイナルターンを行うキャセイのBoeing747-400がハッキリとインサイトできました。
キャセイB747 1
強い西風が吹いていてBoeing737などはユラユラしていたこの中、さすがBoeing747!
どっしりと落ち着いた感じで安定したアプローチを見せてくれます。
キャセイB747 2
機種をやや上向きにして空気の坂を降りるようにアプローチするBoeing747-400。
威風堂々とした姿です。
キャセイB747 3
フラップを一杯に降ろし、空気をがっちりとつかみながらRWY22を目指してアプローチ。
大きさゆえか、空中をゆっくりと泳いでいるようにも見えます。
実際は200km/hを超える高速なのに。。。
キャセイB747 4
ノーズ部分に寄ってみました。
特徴あるRR(ロールスロイス)のエンジンも静かに回っています。
キャセイB747 5
この日は城南島海浜公園の第2駐車場側の丘(?)の上で撮影していたので、機体側面も良く見えました。
キャセイB747 6
キャセイB747 7
これからの季節、南風運用の日が増え、こうしたシーンをよく見られるようになるのがうれしいですね。
南風の日はRWY22・RWY23が着陸に使われますが、RYW22の方が利用頻度がやはり高いですね。
RWY23だと、RWY16L/Rから離陸する飛行機を待たせなければならないからなのでしょう。
となると、城南島は絶好の撮影スポットになります。
さて、本日は3月1日、いよいよJALのBoeing747-400″ジャンボ”のラストフライトの日です。
成田空港に13時15分、13時25分に那覇からの便とハワイからの便が相次いで到着します。
私はこれから成田空港へ行き、その2機のジャンボを出迎えたいと思います。
そして「ありがとう、ジャンボ!」と41年間にわたって私たち航空ファンを楽しませてくれたお礼を伝えられればと思います。
昨日降っていた雨も上がり、現在は曇天。
予報を見てみると・・・・
TAF RJAA 282037Z 2821/0124 36005KT 9999 FEW020 BKN030 BECMG 0102/0104 11006KT BECMG 0106/0109 33006KT 4000 -RA BR BKN008 BKN015 TEMPO 0112/0115 3000 RA BR BKN005 BKN012 BECMG 0115/0118 8000 NSW FEW020 SCT030
午前中(10時から12時)には110度の風になりそうですが、午後(14時から17時)には330度の風に変わりそうです。
RWY34ですね! 視程は4000mとコリャ悪いですねぇ。しかも-RA(弱い雨) BR(もや)が・・・・
なんとか着陸まで、その後のタキシングまで雨が降らないことを願うばかりです。
私は第1ターミナルの展望デッキで着陸とタキシングを見届けたいと思います。
夜には号外でその雄姿をお届けしたいと思います。
それでは、行ってきます!!