ANAのトリプルセブン 成田ランディング

ANAのBoeing777-300ER(JA733A)。
成田空港のRWY16Rへのアプローチ。
このトリプルセブンもジャンボが退役しつつある現在、威風堂々とした雰囲気を感じるようになって来ました。
“これからの世界の空は俺に任せておけ!”
そんな感じです。
ANA B777 1
-300と-200の明らかな違いは胴体の長さ。
-200は4つドアですが、-300は胴体が長くなりドアも5つあります。
胴体が長い分、垂直尾翼が少し小さく見えます。
ANA B777 2
翼端にピントがあってしまい、機種部分がちょっとぼけちゃいました。
成田タワーをバックにファイナルアプローチ。
鳥が着地する寸前に翼を立て、前後に羽ばたく姿を髣髴させるフラップ。
空気を翼の下にがっちりとつかんでいるようです。
ANA B777 3
このころコックピットでは接地までの高度のカウントダウンが鳴り響いていることでしょう。
50・・・30・・・20・・・
ANA B777 4
そして接地直前。
前の写真と比べてみると分かるとおり、フレア(引き起こし)を行って、機首がやや持ち上げられています。
機首を引き起こして揚力を増し、それまでの降下率を減じています。
この引き起こしのタイミングがなかなか難しいんですよね。。。。
ANA B777 5
そしてランディング。
長い海外からのフライト、お疲れ様でした。
ANA B777 6
成田空港周辺にはいくつかの撮影スポットがあり、いろいろな写真を撮ることが出来ますが、
このさくらの山から見るRWY16Rへのアプローチからランディングが一番気に入ってます。
海外からの長いフライトの最後、締めくくりの姿。
飛行機が地上に戻る緊張感。
飛行機との距離感。
Bランが本格的に運用されるようになってからRWY16Rへのアプローチはかなり減ってしまいました。
それでも時々はこのようにその姿を見ることができる南風の日、成田のさくらの山は興奮に包まれます。