UAE副大統領がジャンボで来日?!

5月28日の土曜日、雨の日の羽田空港。
ツイッターのタイムラインに「見たことが無いジャンボがキタ~」という文字が!
この日、UAE副大統領でドバイ首長であるモハメド殿下が5月29日に行われる日本ダービーを観戦するためにジャンボで来日したのです。
モハメド殿下が馬主である”デボネア”が日本ダービーに出走するとのこと。
残念ながらそのデボネアは12着ということで敗れはしたが、モハメド殿下は大変喜ばれたそうな。。。
さて、そのジャンボですが、私は撮影することができませんでした。
いざ羽田へ!と思って準備をしたのですが、玄関を出てみると”車が無い・・・”。
というわけで、家でツイッター上の「キター!」を見ることに。
本日は、そのUAEのジャンボを見事に撮影されたPAPA’style ワクワク飛行機ブログの管理者である”雅彪パパさん”より素晴らしい写真をいただきましたので、お許しを得て、その着陸シーンをお届けします。
雨の中、羽田空港のRWY34RへアプローチするUAEのジャンボ。
この時点ではまさに「見たことのないジャンボ・・・」状態ですよね。
UAE ジャンボ 1
ヴェイパーを曳きながらのアプローチ。
ウィングレットのついたBoeing747-400(A6-MMM)です。
UAE ジャンボ 2
そして、ランディング!
ん? ランディングしてから前輪のタクシー・ライトを点灯させた?!
UAE ジャンボ 3
真横から見たUAEのジャンボ。
機首部分にはアラビア語で何やら書かれていて、機体後部には英語で「UNITED ARAB EMIRATES」(アラブ首長国連邦、略してUAE)と書かれています。
UAE ジャンボ 4
UAE ジャンボ 5
UAE ジャンボ 6
そして、その翌日。
私も雨の中、羽田空港へ行ってきました。
まず行ったのがP3の6階。
串刺しですが、UAEのジャンボがいました!
この目で見ることができて良かった・・・
しかも、ピカチュージャンボとのツーショットです!!
UAE ジャンボ 7
機体後部をアップ。
垂直尾翼には国旗が描かれ、胴体には国名が、そしてエンジンポッドにも紋章が描かれています。
UAE ジャンボ 8
機首部分には国章とアラビア語で国名(アラブ首長国連邦)が描かれていますね。
UAE ジャンボ 9
雅彪パパさんのご厚意により掲載することができました。
この場を借りて御礼申し上げます。
それにしても競馬を見るために、政府専用機のジャンボで日本に来ちゃうなんて、
さすがドバイ首長!
この飛行機はダービーの翌日、5月30日に帰国されたそうです。

日本政府専用機の着陸と離陸

5月29日、フランスで行われたG8サミットから管総理が帰国。
昨日の羽田空港は梅雨前線と近づきつつある台風2号の影響で朝から雨が降っていましたが、管総理の労をねぎらい、「ご苦労様でした」というために・・・・ではなく、政府専用機のジャンボを撮影するために第2ターミナルに行ってまいりました。
10時45分、”JAPAN AIR FORCE 001″は薄いヴェイパーをひきながら羽田空港のRWY34Rへランディング。
ランディング
結構な雨が降っていて、滑走路面もかなり濡れていたのでしょう。
スラストリバーサーで、その水が吹き飛ばされ、水しぶきが舞い上がりました。
ジャンボの着陸、さすが豪快です!!
スラストリバーサーで水しぶき
無事にランディング!
フランスからの長距離フライト、お疲れ様でした。
(政府専用機に対するねぎらいの言葉。。。)
無事に着陸
管総理を降ろし、2時間弱ほどの滞在の後、12時30分に政府専用機は”シグナス1”となり千歳基地に帰投すべく離陸のためにRWY34Rへとタキシングを開始しました。
RWY34Rへタキシング
途中、ANAのAirbus A320とツーショットの記念撮影!
こうしてみるとジャンボの大きさが改めてわかりますね。
ANAのA320とツーショット
ANAの垂直尾翼と政府専用機の日の丸垂直尾翼。
(B738)    (B744)
日の丸とANA
RWY34Rに着陸したJALのERJ170と2機のANAのBoeing737-800に囲まれて。。
羽田空港ならではの光景ですよね。
政府専用機を囲んで
第2ターミナルの前を通過し、RWY34Rへ雨の中、しずしずとタキシング。
RWY34Rへタキシング2
そして、離陸滑走を開始。
翼端のストロボライトがピカっ!と光った瞬間。
離陸開始、ストロボピカっ!
燃料も少ないのでしょう、乗客・貨物も乗っていないのでしょう、あっという間にエアボーン。
滑走路とジャンボのテール部分の斜めになったラインが並行になっています。
水しぶきが離陸の力強さを強調するようです。
水しぶきを上げてエアボーン
滑走路の中間点でこの上昇角!
さすが航空自衛隊!という感じの離陸上昇を見せてくれました。
シグナス1、上昇
順調に上昇を開始し、ギアを格納。
まだ雲には入りません。
主翼のしなり具合が美しいです。
ギア・アップ
ヴェイパーを期待していたのですが、なぜかほとんどヴェイパーを発生させずに千歳空港に向けて飛び立っていきました。
千歳基地に向けて
13枚というちょっと多めの写真でしたが、到着から出発までということでご容赦ください。
雨の中、カメラにはごみ袋を改造して作った使い捨てのカッパを着せ、自分自身はポンチョを被って撮影しました。
この悪条件で撮影する人は他にはいないだろう・・・と思っていたら、結構な航空ファンがやはりこの政府専用機を狙って写真を撮影していました。
天気のせいか、撮影技術のせいか、写真の出来栄えはイマイチでした。。。
今回の写真はコントラストとアンシャープマスクの調整をしています^^;
明日は、もう1機の特別なジャンボを掲載します!

羽田空港からのテイクオフ!

梅雨前線と近づいてくる台風2号の影響で朝から雨が降っています。
せっかくの日曜日、気が滅入っちゃいますよね。
でも、そんな時は飛行機の離陸を見て、元気になりたい!
というわけで、羽田空港を離陸する飛行機の写真をかき集めました。
航空会社・飛行機の組み合わせは全部違います。
まずはJALのBoeing777-200のRWY16Rからのテイクオフ。
多摩川を挟んだ対岸の川崎の工場群を背景に離陸する飛行機の姿、羽田で見られる様々なシーンの中でも気に入っています。
エンジン内側のカナード翼から発生したヴェイパーが翼の上面を細く流れています。
JAL B772
ANAのBoeing767-300。
向こう側の煙突からの煙は左から右に流れていますよね。南風です。
飛行機は風上に向かって離着陸します。
ANA B767
JALのBoeing767-300。
最近、急速に鶴丸が増殖しています。
このサンアークの機体、もしかしたら意外と早く”希少デザイン”になるかも。。。
JAL B767
ANAのBoeing777-300。
うすーくですが、ヴェイパーが発生しています。
ヴェイパーが見えると、スピード感が増すような気がします。
ANA B773
今度は北風の日、RWY34Rからの離陸です。スカイツリーや大都市東京のビル群などを背景にしたシーンが気に入ってます。
まずは、ANAのBoeing737-800。
ANA B738
ANAのAirbus A320。
ANA A320
ANAのBoeing737-500、スーパードルフィン。
スーパーなドルフィンなのに、前のA320やB738よりもエアボーンは遅く、エアボーン後もまったりと上昇。。。。
ANA B735
JALのAirbus A300-600R。
退役まであと数日となりました。
2か月前に退役の予定でしたが、震災後の大量の人員・物資輸送支援のために退役が延期されていました。
本当に最後の最後まで頑張りました!
JAL AB6
アシアナのAirbus A330-300。
やはり国際線の離陸は長い離陸滑走距離で、上昇は浅い上昇角で行われますね。
ASIANA A330
JALのERJ170。
JALの機材のダウンサイジング化は加速してますね。
ERJ170も何機も見かけますし、最近ではCRJまで登場。
JAL ERJ170
さ、気持ちも離陸する飛行機と同じように上向きになりましたでしょうか?
雨の日も、雪の日も、晴れの日も、飛行機たちは同じように天空を目指してその機首を上げ、悠然とした上昇を見せてくれます。
関東地方ではこれからが雨の本番。
気を付けてお過ごしください!!

キャセイのBoeing777-300ER 羽田に到着

ジャンボじゃなかった・・・
羽田空港の午後の楽しみの一つが、13時から14時の間に香港から到着するCX0548便です。
以前はジャンボが来ていました。
この日もジャンボを期待して待ち構えていたのですが、RWY22に降りてきたのはBoeing777-300ER。
気を取り直して、国際線ターミナルにやってくる機体全体をまず1枚。
CX B777-300ER 1
ちょうど、国際線ターミナルのエプロンに入ってきたとき、その向こう側を新鶴丸のBoeing737が離陸滑走を!
一瞬の気の迷いが写真をぼけさせ、中途半端なフレームになってしまいました。。。。
CX B777-300ER 2
次の写真はキャセイというより、その向こう側の風景に興味が。。。
ゴールデンウィーク期間中は大活躍だったANAのBoeing747ですが、この日はご覧のとおり。
3機のジャンボが翼を休めています。
ほかにも空港南側のメンテナンスエリアにも数機が泊まっていました。
CX B777-300ER 3
さて、
再び気を取り直して、いよいよ展望デッキの目の前にやってきたキャセイのB777の顔を撮影。
R1ドアの後ろに何か貼ってありますね。
CX B777-300ER 4
「HONG KONG ASIA’S WORLD CITY」と書いてあります。
CX B777-300ER 5
キャセイのロゴ。
筆で描いたような鳥の翼?!カッコいいですよね!
キャセイ・パシフィックは英国系で香港の財閥”スワイヤーグループ”の一員です。
機体にもそのスワイヤーグループのマークが描かれています。
CX B777-300ER 6
Boeing777-300ERのエンジンはゼネラル・エレクトリックのGE90。
このGE90エンジンはBoeing777でのみ使われています。
「航空史上最も巨大なエンジン」ということで、ギネスブックにも記載されたことは以前の記事でも触れたとおりですが、目の前で見ると本当に大きいです!
CX B777-300ER 7
Boeing777-300ERのもう一つの特徴は「レイクド・ウィングチップ」。
後退角を持った翼端です。
B737-800やB767-300ではブレンデッド・ウィングレットですが、B777-300ERはウィングレットを装着せずに、レイクド・ウィングチップとなっています。
求めている効果はどちらも同じで、翼端に発生する渦の影響を最小限にすることですね。
CX B777-300ER 8
今日も時刻表上ではCX0548便は”B773″となっていました。
ジャンボが復活する日は来るのでしょうか。。。
最後に、皆様に御礼です。
火曜日から木曜日までの3日間、2位に後退していましたブログ村航空ブログのランキングですが、昨日、再び1位に戻ることができました。
皆様の応援(ポチっ!という1クリック)のおかげです!!
ありがとうございました。
今後もがんばってまいりますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。
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Boeing787がやってくる!

つ・つ・ついにあのBoeing787が日本にやってきます!
昨日、ANAから”ボーイング787、日本初飛来が決定”のニュースリリースがありました。
日本国内での検証プログラム(SROV:Service Ready Operational Validation)を行うためにやってくるとのこと。
検証プログラムは2011年7月4日(月曜日)から8日(金曜日)に行われる予定となっており、羽田空港・伊丹空港・関西空港・岡山空港・広島空港を結ぶ路線でのフライトもあります。
そして、ANAは「2011年8月から9月にこのBoeing787を受領する予定」とも発表しています。
いよいよですね!!
本日はそのビッグニュースを祝い、Boeing787の歓迎の意も込めて、再掲にはなりますが、Boeing787の写真をお届けします。
Boeing787は2004年に全日空が50機発注したことによって開発がスタートしました。
開発当初のスケジュールでは、2007年7月にロールアウト、8月から9月ごろに初飛行を行い、FAAの型式証明取得は2008年5月を予定、その後全日空に引き渡される予定でした。
B787 1
しかしながら、2007年10月にはスケジュールの遅れが発表され、初飛行は2008年第1四半期末、引渡しも当初の予定から6ヶ月ほど遅れるとされた。
その後もボーイングは2008年第4四半期へ初飛行の予定を延期、引き渡しは2009年第3四半期へ遅延すると発表。
スケジュールの延期はその後も続いた。
B787 2
センター・ウイングボックスの再設計などの理由から、1号機の納入を2009年第3四半期とする遅延発表が行われた。
結局、初飛行は当初の予定から遅れること2年後の2009年12月15日に実施された。
その時点では全日空への納入は2010年第4四半期を予定していたが、ボーイング社は1号機の納入時期が2011年1 – 3月期に遅れると発表。
延期の理由は全日空の機材に装着される予定のロールスロイスTrent1000型エンジンの問題であった。
B787 3
遅延はさらに続く。
2010年11月9日、2号機の試験飛行中に配電盤火災が発生し、機内に煙が充満し主電源がダウンするという事故が発生したのである。
B787 4
Boeing787は中型のワイドボディ機である。Boeing767より航続距離や巡航速度は大幅に上回るとともに、燃費も向上している。
巡航速度はマッハ0.85で、航続距離は15,700kmとなっており、ニューヨークから東京路線をカバーするのに十分であり、東京からヨハネスブルグへノンストップで飛ぶことも可能である。
B787 5
胴体は767、A300クラスよりも太く、客室の座席配列はエコノミークラスで2-4-2が基本、3-3-3も可能となっている。床下貨物室にはLD3コンテナを2個並列に搭載可能である。
B787 6
機体はほぼ完全に複合材料化されている。機体全体の複合材料の使用比率は約50%であり、残りの50%は複合材料に適さないエンジン等である。
B787 7
ボーイング787は機体の70%近くを海外メーカーを含めた約70社に開発させる国際共同事業である。
日本からは三菱重工業を始めとして川崎重工業、富士重工業など数十社が参加、東レは使用される炭素繊維材料の全量を供給することとなった。
B787 8
全長56.7m、全幅60.1m、全高16.9m、客室最大幅5.49m、最大離陸重量は219.540kg、座席数は3クラスで210-250。
B787 9
ANAはこのBoeing787を55機発注しており、オプション発注は50機。
JALも35機を発注し、オプションでも15機発注している。
B787 10
とうとう、生で見ることができるんですね!!
私は早速、7月4日の有給休暇届を出しました。(私事都合のためと。。。。)
朝から待ち構えてその姿を撮影してきます。
今年も航空ファンにとって、ワクワク・ドキドキする年ですね!
3月にはJALのジャンボのラストフライトがありました。
つい最近、ANAが出資するLCC、ピーチ・アビエーションの機体デザイン等の発表がありました。
6月上旬には大韓航空のAirbus A380がソウル-成田線に就航ということで、成田にやってきます。
これからも目が離せませんね!
なお、本日の記事はANAのニュースリリースおよびWikipediaを参考にしました。
皆様のおかげで、ブログランキングの1位奪還まであとわずかです!
来週には何とか1位に返り咲きたいと思います。。。
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JALのBoeing767に大接近

大接近シリーズ、今回はJALのBoeing767-300です。
南風運用の時、羽田空港のRWY23に着陸したJALやSKYMARKの飛行機はD展の脇を通ってターミナルに向かいます。
二重フェンスの向こう、Y-TWYからA-TWYへと左折したJALのB6がやってきました。
JAL B767 全景
だんだんと近づいてきます。
エンジンの音は本当に静かです。
写真を撮っている私は徐々にドキドキしてきました。
JAL B767 斜め前から
さらに近づいてきます。
JAL B767 機首部分アップ
目の前を通る飛行機の機首部分のアップ。
コックピットの窓を通して、2名のパイロットの顔が見えます。
二人ともサングラスをかけて正面を見据えて機体を進めていました。
JAL B767 パイロットの顔
その機首部分を斜め後ろから追いかけるように。。。
2本のピトー管とAOAセンサー、L1ドアがくっきりと見えますね。
Boeing767のドアは他のBoeing機とはちょっと違い、外側にヒンジを中心に開くのではなく、内側の天井部分に上方へスライドして収納されます。
そのため、ドアを開けるレバーもドアについていません。ドアの横のしゃもじのような形をしたレバーを下から上に引き上げることでドアを開けます。
JAL B767 斜め後ろ顔
そして斜め後ろから。
フラップを格納した翼と、ファンの隙間から前方の光が見えるエンジン、そしてメインギア。
飛行機のこのカット、気に入ってます。
JAL B767 斜め後ろ
そして第1ターミナルへと向けて右に曲がっていきます。
口をすぼめたようなAPUの小さな排気口や、テールスキッドが確認できます。
いつも思うのですが、飛行機の胴体はいつもピカピカしているような気がします。
地面のラインや翼、周囲の風景が映りこんでいます。
JAL B767 おしり
そろそろ梅雨の声が聞こえてきました。
今週の”晴れの日”は昨日だけだったのでしょうか、今日はまた曇り空で、天気は西から崩れているようです。
今週末には梅雨の時期に備えて飛行機の写真を撮りためなきゃ!!
そういえば、ブログランキング、奇襲攻撃を受けて2位になってしまいました・・・・^^;
↓ ↓ ↓

機長の出発前の確認事項

飛行機が出発する前、パイロットは沢山の点検・確認(チェック)をしなくてはなりません。
航空法73条の2と航空法施行規則の164条の14にその内容は定められていて、グライダーから旅客機まで航空機の技能証明取得者(ライセンサー)なら必ず知っていますし、行っています。
第七十三条の二  
機長は、国土交通省令で定めるところにより、航空機が航行に支障がないことその他運航に必要な準備が整つていることを確認した後でなければ、航空機を出発させてはならない。
第百六十四条の十四
法第七十三条の二 の規定により機長が確認しなければならない事項は、次に掲げるものとする。
一  当該航空機及びこれに装備すべきものの整備状況
二  離陸重量、着陸重量、重心位置及び重量分布
三  法第九十九条 の規定により国土交通大臣が提供する情報(以下「航空情報」という。)
四  当該航行に必要な気象情報
五  燃料及び滑油の搭載量及びその品質
六  積載物の安全性
2  機長は、前項第一号に掲げる事項を確認する場合において、航空日誌その他の整備に関する記録の点検、航空機の外部点検及び発動機の地上試運転その他航空機の作動点検を行わなければならない。
もちろん、羽田空港を出発する飛行機の機長も、出発前には必ず行っていて、”航空機の外部点検”については実際にその姿を見ることができます。
外部点検は機首部分から時計回り(機首→右翼→尾部→左翼)の順に行われます。
前輪部分を点検するJALのキャプテン。
きちんと指さし確認している。
機長の出発前の確認 1
ギア部分は特に念入りに見ているようです。
機長の出発前の確認 2
そして右翼端の下まで行って、翼端の状態を点検。
翼端灯は点いているいる? スタティックディスチャージャーの周囲に焦げたりしたような跡はない? とか。。。
機長の出発前の確認 3
ANAのキャプテンも外部点検中。
エンジンを覗き込んで、ファンブレードの状態を点検。
機長の出発前の確認 4
この機長の出発前の確認事項はグライダー(滑空機)でもセスナのような小型機でも、旅客機でもヘリコプターでも、”航空機”と分類されるものを飛ばす機長は必ず行います。
グライダーに燃料はないじゃん?と思われるかもしれませんが、グライダーの場合は、
当該項目の点検として、グライダーを曳航するウィンチの整備状況や燃料の状態、エンジンオイルの状態を点検します。また、所定の曳航回数ごとに1000mの長さがある曳航索(ワイヤー)を点検します。
ワイヤーの点検は1000mを4分割し、グライダーを飛ばしているみんなで一気に点検。
ワイヤーをウェスでこすって引っ掛かり(ワイヤーを構成している細い鉄線の一部が切れていると布に引っかかる)を見つけては修復します。
セスナの場合、燃料の量だけでなく、翼の燃料タンクの下部から燃料を少し抜いて、水が入っていないか、色は?と点検。エンジンカウルを開けて車のエンジンオイルの点検のように、エンジンオイルの量と質(粘り気と色)を確認したりします。
NOTAMや気象情報の確認も必ず行います。
こうして日々の航空機の運航の安全は維持されているんですよね。
整備士さんがきちんとメンテナンスしてくれていて、フライトの間にもきちんと点検してくれているとはいえ、フライトの最終責任者は”機長”。
自分の目でしっかりと点検・確認します。

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