Boeing747 Section41 Part1.

Boeing747 Section41。
Boeing社がBoeing747の機首部分に付けた呼び名です。
ちなみに機首部分の直ぐ後ろ主翼付け根まではSection42、胴体の主翼接合部はSection44、
胴体後部はSection46、胴体最後部の垂直尾翼・水平尾翼の接合部はSection48と呼ばれています。
かつてノースウェスト航空で活躍し、成田にも何度も来たであろうBoeing747-212BのSection41が成田空港近くの航空博物館にあります。
8月4日より公開されていますので、早速見学コースに申込み、見学してきました。
航空博物館の裏手に設置してあり、外観を見たり、胴体下部を見たりするのは入館者であれば誰でも可能です。もちろんノーズ・ギアを触ったり、ノーズギア格納部を覗き込んだりもできます。
まずは外観から。
とにかくでかい! コックピットの窓ははるか上にあります。
Boeing747の特徴的な卵の形をした胴体断面であることがわかりますね。
B747 Secton41 1
機首の下に近づいて仰ぎ見てみます。
この角度からはコックピットの窓はほとんど見えません。
ということはコックピットからも撮影場所は見えないということ。。。
B747 Secton41 2
航空博物館に展示されているSection41はBoeing社がBoeing747を初飛行させたBoeing747初号機のデザインが施されています。
「Boeing747」の文字がステキです!
B747 Secton41 3
ノーズ部分にはその時にBoeing747を発注した航空会社のロゴマークが描かれています。
パンナム・ルフトハンザ・JAL・BOAC(英国航空)・TWA・エールフランスなどなど・・
この写真は有料の見学コースに申込み、タラップ(というより、普通の金属製の階段)を昇らないと撮ることができません。
B747 Secton41 4
ちょっと視点を変えて、外から見たコックピットの窓部分。
この写真は航空科学博物館の3F屋上(展望デッキへ渡る部分)から撮影しました。
芸が細かいというか・・・ チャートがグレアシールドの上に置かれています。
B747 Secton41 5
コックピットにある非常脱出口のドア。
こんなに近く、文字の見える近さで見たのは初めて。
このドアを中から見ると・・・・  それは明後日の記事のお楽しみということで。
B747 Secton41 6
これがR1ドアになります。
Section41は機首から数えて1つ目のドアの少し後ろで切れています。
幾度となく開け閉めされ、沢山のお客様がこのドアをくぐったんですよね。。。
B747 Secton41 7
はい、そしてお楽しみのノーズギアです。
もちろん、Boeing747のノーズギアをこんなに近くで見たのは初めてです。
B747 Secton41 Nose Gear 1
普段運航されていて、地上に停まっているジャンボを見てもノーズギアの前の格納ドア(写真手前の長方形のドア)は閉まっているため、航空会社の地上スタッフといえども、このように見ることはできません。
B747 Secton41 Nose Gear 2
ノーズギア格納部の真下に行って、上を見てみます。
あの大きな車輪が格納されるだけあって、広いです!
ノーズギアでこの広さなんですから、メインギアの格納部って相当広いのでしょうね。
B747 Secton41 Nose Gear 3
ノーズギアを斜め後ろから見てみました。
もう、この時点で私は相当興奮していました。
写真も相当数撮影してしまいました。。。。
このノーズギアに触れるんですよ!!
B747 Secton41 Nose Gear 4
さて、このBoeing747-212Bですが、
シリアルナンバーは21942、ラインナンバーが471という機体。
1980年9月1日に初飛行し、シンガポール航空に納入された機体です。(9V-SQQ)
その後ガルーダインドネシア航空で活躍し、その後ノースウェスト航空でN642Wとして活躍しました。
2004年8月に引退し、しばらくはアリゾナ州のマラナで整備保存されていたようですが、2011年にこうして日本の航空科学博物館に来てくれました!!
一見の価値ありです!
私も「コックピットに入れたらいいな~」くらいの軽い気持ちで出かけたのですが、外を見て、中を見学して、とにかく感動!!
それだけでこの日の撮影はおなか一杯!という感じでした。
見学は500円で、ガイド(インストラクター)の方と一緒に6名ほどの人数で行います。
(単独で、勝手に中には入れません)
機内に入る前には靴を脱いでスリッパに履き替えます。
内部は・・・
明日・明後日の記事で紹介します!!