トルコ航空のトリプルセブンと翼端渦!
トルコ航空のBoeing777-300ER(TC-JJK)、TK51便イスタンブール行の離陸です。
浅い機首上げ角度で上昇を開始しました。
500mmレンズのさくらの山デビューで嬉しかったのは、離陸直後に成田空港のハンガーなど地上の建物を背景に飛行機を大きなサイズで撮影できたことです。
さくらの山は空港に近いとは言っても外周の外、エアボーンする場所はかなり遠くに見えます。それがフレーム一杯になるまで近づけるというのは感動的でした。
トリプルセブンのテイクオフ、力強いですね!
ジャンボやサンパチは別格ですが、双発機でこの迫力。
大きなエンジンです!
機首部分には何か愛称が描かれています。
「AKDENIZ」(アクデニズ)?!
トルコのアンタルヤの近くの地名?!
Googleで検索するとAKDENIZ HOTELとかAKDENIZ UNIVERSITYなんかが表示されます。
大きな翼を広げてトリプルセブンが上昇していきます。
主翼の上がこころなしか白く輝き始めました。
「これは来るぞ。。。」
上空には青空が見えるものの、上昇経路の先には低い雲が流れ込んできました。
期待十分です!!
期待通り、主翼上面にヴェイパーが発生。
左右アンバランスでちょっと薄いですが。。。
ヴェイパーが大きく膨れ上がるまえに、前方の雲に突入してしまうかも。。。
さぁ! ここからが見せ場。
雲は低いですが、トリプルセブンはその雲の下ぎりぎりをかすめるようにというか、ひっかけながら上昇を続けます。
雲の底が主翼上面に引き寄せられるようにまとわりつきます。
主翼全体が引き寄せた雲に覆われます。
このまま機体は雲の中に消えてしまうのか?!
トリプルセブンの大きな翼は強かった!
まとわりついてきた雲をその大きな翼で切り裂き、大きな翼から発生する翼端渦でかき混ぜます。
少々ピントが甘くなっていますが。。
渦がいよいよはっきりとしてきました!
切り裂いた雲から太陽の光も差し込み、機体を照らします。
不思議な光景。。。
この後は本当に雲の中に入ってしまいました。
こんなにはっきりとした翼端渦を目にしたのは初めてのこと。
ヴェイパーも感動しましたが、この翼端渦はもっと感動しました!!
また、見たい!
でも、見せてくれたのはこのトルコ航空のトリプルセブンだけでした。。。
カッコよかった!!
以前アメリカでC152(セスナ152)に乗っていた時に、リバーサイドやオンタリオなどで離着陸する際、「Caution Wake Turbulence」と、先に離着陸したジェット機の後流を注意喚起されたことがあるのですが、これだったんですよね!
普段は目に見えないので、「Caution」と言われても、先行機とパス角を変えるか、進路をずらすしかないのですが、後流に入った時には「ガタガタっ」とします。
トリプルセブンの後流ってすごいのでしょうね。
間もなく四国地方に台風12号が上陸するようです。
関東・横浜への影響は今のところやや強い風だけですが、これからも警戒は継続ですね。
四国・近畿地方・中国地方の皆様はこれからピークを迎えることと思います。
十分にお気を付けください。
雨による河川の増水、強い風による転倒や飛散物との衝突など、台風は危険です。
スゲー・・・渦を巻いてる・・・
今日は台風の影響で湿った空気が・・・と言う事で成田に。。。しかし期待ハズレでした。
こんなシャッターチャンスに出会ってみたい。。。
まだまだ成田特集は続きますよね?
毎日楽しみにしてます!
☆パパさん、
翼端に発生した渦が周りの雲を巻き込んで渦が目に見えた!
びっくりしました。
ヴェイパーだけではなく、翼端渦まで目にすることができるなんて!!
今朝も成田だったんですね!
ヴェイパーは見ることができなかったかもしれませんが、
強風にあおられながらアプローチに苦心する飛行機の姿が
観られたのではないでしょうか。
>こんなシャッターチャンスに出会ってみたい。。。
普段の行いの良さ?!
まだまだ成田のエキサイティングな演出の写真が続きます!!
素晴らしい!
そう言えば翼端渦は見たことないです。。。
一度、撮って見たいです。
僕の35mm換算、600mmのレンズでも撮れますかね?
先週、一日早く成田へ出向いてたら、撮れてたかもです。
Airmanさん、こんばんは。
こんな現象があるんですね!!!
私も見てみたいです。
まだまだ知らない飛行機の魅力がいっぱいあるんですね(^^)
それと、747レポートも興味深く見させていただきました。
とても行ってみたくなってます。
これからもいろんな写真を楽しみにしています!
良い瞬間ですね、でもってこの写真はなんだか水墨画のような、色がなさそうで一部有る不思議な写真ですね。
大阪空港の千里川、着陸機が通った後タービュランスの風切り音が追っかけていきますよ、場合によっては風も。
MD-81や90が特にきれいな音立てて飛んでいきますし、
冬の空気が澄んでいてかつ若干の温度差がある時は空気の境目が見えますよ。
http://pub.ne.jp/kanapi/?entry_id=2550750
☆Akioさん、
ありがとうございます。
本当に運が良かった!
ダメ元でさくらの山に行ったから撮れました。
とはいえ、翼端渦をくっきりと見せてくれたのはこの1機のみ。
なかなかタイミングがあいませんねー。
ちなみに600mmあれば十分です!
☆soraさん、
こんにちは!
戦闘機ではトップガンなどでこんなシーンがありましたが、
旅客機ではここまでくっきり見えたのは初めてです。
天気があまり良くない日でもいろいろな現象があるので、
飛行機撮影は楽しいです!
航空科学博物館、一見の価値はあります。
半日は余裕で過ごすことができます!!
☆かなぴさん、
>水墨画のよう
そうなんですよね!
光りの具合なのでしょう。水蒸気が白く見えたり、
グレーに見えたり、同じ主翼の上でもタイミングによって
色が変わるんです。
なかなか今回のような光景には出会えないですよね。
タービュランスの風切音、城南島で羽田のRWY22アプローチを見たときに経験しました。
はじめは何かと思いました。
「かまいたちか?」などと仲間と話をしたりしましたが、
旅客機の後方に発生する乱気流の音だったんですね。
MDの写真、拝見しました。
2枚目のMDのランディングのシーン。
確かに左のフラップの先端から地面にかけて背景がゆがんでいるというか屈折していますね!!
今度、冬場の撮影の時には注意して見てみます!
タービュランス音、
機種によって結構出やすい機種と、出にくい機種がありますよ。
でもって、出る音も違ってるんですよ。
城南島で22の時是非聞き比べてください!
写真のゆがみ、フラップの端から一旦下に下がって後ろに伸びているんですよ。
原寸で見ると見やすいのですが、写真ではフラップ左端から機体JALマーク付近通って水平尾翼から画面右端まで、境目が続いています。
後ろに引いたタービュランスのいたずらですね。
このときは目で見てもくっきりと境目が見えていました、
写真に撮って確認したのは初めてです。
フィルム時代にも見たことはありましたが、たぶんフィルムじゃここまではっきりと見えていないでしょうね。
それ以前にどのフィルムがその時のかさえ覚えてません(苦笑)
☆かなぴさん、
機種によって出やすさがあったり、音が違うだなんて!
今度注意して聴いてみます!!
原寸の写真、改めて拝見しました。
フラップから主翼の上に曲線をえがいて空気の境界というか、切れ目があるようにみえますね!
なかなか貴重な写真です!!
冬場の着陸シーンを撮る楽しみが一つできました!!