RWY34Lランディングと富士山

富士山と飛行機シリーズ第2弾はRWY34Lへのランディングと富士山です。
とある場所では、富士山を背景にRWY34Lへのタッチダウンの瞬間を撮影することが出来ます。
とはいっても、反射神経と根性が必要です。
その場所の直ぐ左手にはJALの格納庫があり、RWY34Lへのアプローチは全く見えず、飛行機は建物の陰からいきなり現れるんです。飛行機が見えてからタッチダウンまで0.3秒から1秒くらいでしょうか。。。 
そのうち、背景が富士山になるのは0.2秒くらい?!
構図を決めたり、ピントを合わせる時間はほとんどありません。
しかもレンズの前には2重のフェンスが。
そんな悪条件で撮影できたすうまいを一挙に掲載させていただきます。
まずはSFJのAirbus A320(JA05MC)です。
まさにメインギアが接地した瞬間。
メインギアから白煙が上がります。
そして、黒い機体の背景に真っ白な富士山。。。
SFJ JA05MC
次はJALのBoeing777のタッチダウンの瞬間。
機体全体をフレームに収めようとすると富士山が小さくなるし、それ以前に手前のフェンスの影が濃くなってしまう。。
ということで、機首部分からメインギアまでのアップになってしまいます。
JAL B777
また、タッチダウンの場所も飛行機によってまちまちです。
次のスカイマークのBoeing737-800(JA73ND)は富士山の手前ではタッチダウンしてくれませんでした。
SKY JA73ND
スターフライヤーの黒い飛行機と白い富士山をもう1枚。
機体はAirbus A320(JA04MC)。
SFJ JA04MC
富士山を真ん中に飛行機と重ねるのって至難の技です。
もう”運”としかいいようがありませんね。
運がよければこのようにぴたりと富士山と飛行機が重なるのですが、ここでタッチダウンして白煙が上がってくれればさらに最高でした!
スカイマークのBoeing737-800(JA737U)はタッチダウンのまさに寸前でこの直後に白煙が上がりました。
SKY JA737U
タイミングが合わないと、こんな風になるという失敗例も。
Boeing737であれば、上の写真のように望遠にしても飛行機全体がフレームに入るのですが、とにかく0コンマ数秒の世界。なかなかジャストのタイミングでシャッターを押せません。
ANAのBoeing737-800。タッチダウンの寸前です。
高速連写モードで撮影していたのですが、ズームを延ばしていたので次の瞬間には機首部分がフレームから外れてしまいボツに。。。
ANA B737
ANAのBoeing777のタッチダウンの瞬間。
富士山を背景に、メインギアから白煙を上げた瞬間。
「決まった!」と思った瞬間でした!!!
ANA B777
ANAのBoeing767です。
これはタッチダウンの場所が上のBoeing777よりやや手前。
ギリギリかな。。。
ANA B767
最後はJALのBoeing737-800(JA333J)。
ちょっと遅かったか。。。
JAL B737
直ぐ左手にあるJALの格納庫も撮影条件を悪くしていますが、それ以上に辛いのは、
「寒さ」です。
この場所はその格納庫の日陰になっていて、とにかく寒いんです。
ここで撮影する場合、防寒対策をしっかりしていかないと凍えてしまいます。
それでも富士山をバックにタッチダウンの瞬間を撮ることが出来る場所はここしかないので、モコモコのウールの防寒着を着用して行ってきました。
勝手に”富士山シリーズ”と名づけてしまいましたが、明日も富士山シリーズが続きます。
明日は。。。。