THAIの4発機!

おはようございます!

年末年始休暇も今日で最終日、明日から仕事!という方も大勢いらっしゃるでしょう。

また、すでに元旦から仕事に励んでいらっしゃる方もいらっしゃいますよね。

いずれにしても、2013年も既に6日目になり、いよいよ本格始動!という感じになってまいりました。

気合い!を込めて、本日はTHAIの4発機を掲載したいと思います。

まずは4発機の代表格、Boeing747-400から!

朝日を浴びて、プッシュバック中のBoeing747。静かに、堂々とスポットを離れます。

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タキシング開始。

さすがベテラン! 白い機体も何十回、何百回、年千回?!というフライトの歴史が刻み込まれたように

ちょっと・・・・汚れてます。

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Boeing747の特徴を全て表現するとこの図柄?!

機首部分の2階席、初期型のウィングレット、片翼2発づつのエンジン。

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そして4本のメインギアと大きな垂直尾翼。

後頭部の曲線がきれいです。。。

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ジャンボってこうしてみると結構スマートですよね。

デビュー当時には不恰好とか醜いとか言われ、飛行機にとってはあまりありがたくないであろう

ディズニーに登場する象の愛称「ジャンボ」と呼ばれたとはちょっと信じられません。

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Boeing747にとっては兄貴分にあたるBoeing737とのツーショット。

Boeing737がおもちゃのように見えます。

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そしてテイクオフ!

紫色の美しい垂直尾翼に描かれたロゴは1975年から使われているものです。

当初は現在よりも明るい紫とマゼンタ、金の色鮮やかなロゴマークで、寺院やシルクなどのタイの文化を象徴しているとのこと。

今は紫が濃くなり、力強さが加えられています。

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濃い紫色のほうが高貴な感じがしてTHAIらしい感じがします。

Goldのラインがいいですよね!

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さて、いつものAirmanの飛行機写真館ならここで終わるのですが、今日は違います。

タイトルを”THAIのジャンボ!”じゃなくて”THAIの4発機!”としたのにはもちろん理由があります。

そう!今、4発機といえば、Boeing747とAirbus A340と・・・・。

はい、1月1日より成田に就航したAirbus A380です。

葉をすっかり落とし、春の桜の時期に備えて寒さに耐えている桜の枝の向こうから”それ”はやってきました。

遠くても、ぼやけていてもその姿はそれと分かります。

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じゃじゃ~ん!

THAIのAirbus A380の登場です。

この日はこれ目当てだったのでしょうか、真冬のさくらの山にしては珍しく大混雑していました。

駐車場は満杯で、しばらく手前の道路に並んでいましたが、係員の方も周囲の道路の渋滞に対応したのでしょう、

臨時駐車場を開けてくれて、何とか到着に間に合いました。

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夕日を浴びて、大きな総2階建て?!の飛行機A380が成田空港のRWY16Rにアプローチ。

濃い紫色がオレンジ色の夕日と溶け合って、これまた美しい色合いを見せてくれました!

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さくらの山とマロウドインターナショナルホテル成田の間を飛びぬけていきます。

マロウドインターナショナルホテルには”ランウェイ16プラン”なるものがあって、南風の日にはRWY16Rに

アプローチする飛行機を部屋の窓から近いところから堪能することができます。

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既に前の記事でも記載した通り、この日は西からの強い風が吹いていて、飛行機にとっては右側からの

横風となっています。このTHAIのA380もスレッシュホールドに到達するやや手前で左に傾き始めました。

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「ああ!」っと声を上げたくなるくらい、グラッと機体が傾きます。おかげで右翼の下面に太陽の光が

当たって、絵的には良いのですがちょっと冷や冷やしました。

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パイロットは操縦桿を右に倒して傾きを補正しようとしているのでしょう。

右翼のエルロンが立ち上がり、右翼を下げようとしています。

がんばれ!と応援したくなりました。

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ようやく水平になりました。

でも、水平のままでは軸線から左に流されてしまいます。

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“ウィング・ロー”

風上側にやや傾けて上向きの揚力を右に傾けます。こうしてセンターラインを維持しようとするんですね。

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ご覧ください!

滑走路脇に立てられた吹き流しは真横に、鯉のぼりのように元気よく泳いでます。

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記念すべき成田就航2回目のランディング間際です。

緊張感あふれるこの数秒間、ドキドキしながらシャッターを押し続けました。

この状態になってからもなかなかメインギアは接地せず、A380は滑走路上をどんどんと進んでいきました。

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そして白煙を上げてメインギアが接地!!

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そして最後の1枚。

後ろから見たこの主翼の形状が”怪鳥”を連想させます。

これだけ大きいと重力に逆らえないし、ましてや大きなエンジンを2発もぶら下げているのですから

下にたわみますよね。

そのたわみが美しい曲線を演出しているのがなんともAirbusらしいです。

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ここまで21枚という大量かつ、同じようなシーンの写真の連続にお付き合いいただき、ありがとうございました。

初めて見るTHAIのAirbus A380のランディングはあまりにも見せ場が多く、これでも枚数を絞ったんです。

強い横風の日の初めての飛行機のアプローチからランディング、興奮しました!

B747やA380といった大きな飛行機は多少の横風の日ならB767やB737のようにフラフラ・よろよろと

せず、堂々と安定したアプローチを見せてくれるのですが、この日の横風はさすがにきつかったのでしょう。

見た目にもわかるほど右に、左に傾いていました。

皆様にもその臨場感が伝われば幸いです。

それにしても、THAI国際航空はやってくれますね!

うれしい4発機をこうして成田に飛ばしてくれるなんて、大感激です。