ダイナスティのスペシャルマーキング機ゲット!

ダイナスティ(中華航空公司)のAirbus A330-300。

いつもならスルーすることもある飛行機ですが、この日は違いました。

遠目に、「いつもと違う」というのがわかりました。何かが描いてある。。。

風がとても強く、しかも台湾までという近距離国際線ということもあり、エアボーンはとても速く、撮影ポイントのかなり手前でかなり高いところまで上昇してしまいました。

何とか、機体側面に描かれた絵を見ることができるか?!N-9915

ほぼ正面に来た時にはこの高さ。ギアも畳み込まれ、あとはドアが閉じるだけです。そんなフェーズでしたが、機体側面の絵はぎりぎり見える高さでした。N-9921

機体前部のデザインを引き延ばしてみてみます。

う~ん、これは何だ? 台湾の王様の行列を村の人が見守っている絵?!

N-9921_1

ギアの格納が完了しました! Airbus A330のきれいな肉体美?!が。。

そして機体後部に描かれた絵もちゃんと見えます。この距離だとやはり何が描かれているのかわからないので、引き延ばしてみます。 N-9929

「MASALU! TAIWAN」と書かれています。「マサル?」「勝?」、日本語かと思い、びっくりしましたが、調べてみると「MASALU! TAIWAN」とは台湾先住民族のパイワン語のことばで「ようこそ!台湾へ」という意味だそうです。

N-9929_1

この特別塗装機は行政院(内閣)原住民族委員会がチャイナエアラインと協力して企画したもので、「台湾部落行旅彩絵機」(台湾先住民集落旅行特別塗装機)と名付けられたそうです。”台湾特有の先住民族文化がチャイナエアライン機と共に世界をめぐる”とのこと。

以下、Taiwan Todayより引用

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”機体の図案は台湾先住民族の著名な芸術家で先住民族の現代芸術を生み出した撒古流・巴瓦瓦隆氏の作品。初公開の『婚慶』シリーズ作で、先住民族のひとつ、パイワン族独特の新婦を迎える儀式が表現されている。同機では、『婚慶』シリーズ作から代表的な部分を切り取って採用、機体右側には結納、左側には新婦を御輿で担ぐ姿、及び結婚式で行われるブランコが描かれている。キャビンでは座席のヘッドカバーに先住民族のデザインが使われている他、先住民族絵画や特別塗装機の紹介カードなどが備えられる。”

”原住民族委員会によると、台湾にとって先住民族はかけがえの無い「宝」であり、現在の人口は約53万人。台湾の総人口のうち2%を占める。現在、政府の認定する先住民族は14種族で、それぞれが独特の文化、言語、風習を有している。”

”言語学の研究によると、台湾の先住民族とニュージーランドの先住民族マオリは共にオーストロネシア語族に属す。台湾は特に多くのオーストロネシア語とその古い発音を受け継いでおり、オーストロネシア語族の「ふるさと」と称えられている。マオリはオーストロネシア語族が最後に移動した一族で、西暦700年から800年の間にニュージーランドに移っていったものとされている。近年では遺伝子研究により、台湾の先住民族とマオリには類似した遺伝子の特徴があることが分かっている他、遺伝子序列の研究ではさらに、台湾東部・花蓮のアミ族とマオリがもっとも近いと指摘されている。”

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さて、2015年最初の週が過ぎようとしています。毎年、1月・2月はとても速く過ぎていく感じがしますが、この1週間もあっという間でした。正月明けとは思えないスピード感。

「明けましておめでとうございます」のあいさつも5日、6日くらいまでで、その後は年明け初対面でもそんなあいさつは抜きで、いきなり仕事の話。。。ということも。

昔とはスピード感が全然違いますね。

そして1週間たった今は、もう完全に年末年始休暇前の緊張感やスピード感、雰囲気に戻ってます。「正月気分」という言葉は死語になったのでは?と思えるほど。

木曜日・金曜日は神戸に出張でしたし、来週も、再来週も週の後半は神戸出張です。

スタートダッシュはうまくできたような気がします。この勢いと品質を保ったまま突進していきたいですね。

それでは皆様、良い週末を!!!