THAIの双発機比較
いよいよ”T”です。
”T”といえば頭に浮かぶのがTHAI。
この日、成田空港の第1ターミナルの展望デッキに到着してから2番目に撮影したのが7時49分にタイのスワンナプーム空港から到着したTG642便のAirbus A330-300でした。
そして斜め前。
機首の部分、コックピットの窓の少し下にこの飛行機に付けられた名前(?)が書かれています。
この飛行機は「AMNAT CHAROEN」、アムナートチャールーンと読みます。
タイの東北部にあり、メコン川が流れ、ラオスと国境を接するタイの県の名前です。
こちらは長いBoeing777、Boeing777-300です。
TH641便、タイのスワンナプーム空港に向けて出発です。
コックピットの下にやはり名前が書いてあるのですが、こちら(右)側はタイ語で書かれていてなんて書いてあるのかわかりません。
調べてみたところ、「LAHAN SAI」というのがこの飛行機(HS-TKF)の名前らしいです。
LAHAN SAI、ラハーンサーイはタイの東北部、カンボジアと国境を接するフリーラム県の南部にある群の名前です。ラハーンサーイ群はフリーラム県の最南部に位置していて、カンボジア国境に接しています。
そのBoeing777-300がローテーション。
エアボーンしました。
テールスキッドが出ているようですが、離陸の時は役に立つのでしょうか?!
ちょうど当体の下部がテールに向けて曲がるあたりが滑走路につきそうなんですが。。。
胴体が太くて長いので、翼がとっても薄く見えます。実際は中に燃料タンクが入っていてとても厚みのある翼なんですけどね。
そして早朝に到着したHS-TBA、AMNAT-CHAROENが離陸します。
こちらはTG643便でやはりタイのスワンナプーム空港行きです。TG641便は11時発、このTG643便は11時45分発でした。
ちなみにこの9月3日のTG641便は5時間44分でスワンナプーム空港に到着しましたが、ちょっと足の遅いTG643便は6時間5分かかりました。
エアボーンの寸前の様子。
ふわっと浮いた感じ?!
Airbus機だとかなりひいき目に見てしまいます。(美しいという先入観というか、思い込み?!)
美しい飛行機に加え、タイのこの紫色のデザインもまた美しさを増長させています。
ということで、似て非なるタイの双発機2種類の離陸をご覧いただきました。
タイはA330やBoeing777、A380といった飛行機を成田便に就航させていますし、羽田便にはBoeing747-400を就航させてくれています。私たち航空ファンをとても楽しませてくれている航空会社ですね。
タイといえば、先月、10月13日にタイの国民から敬愛をうけていたプミポン国王が88歳の生涯を終えられたばかりですね。
戦後の不安定な東南アジアにおいて指導力を発揮し、国民の尊敬・敬愛を集め国を率いてきた国王でした。
数年前に軍出身の首相と民主化勢力がぶつかり、政治が混乱した際にも国王が両者の代表を呼び出して混乱を沈めたことは記憶に新しい出来事でした。
そのような国王が亡くなったタイの未来が気にかかりますね。
怒りや命令は何も生み出しません。
”軍”主導の政治がうまく長く続いたためしがないことが証明しています。
目を日本の流通業界に向けても、売り手主導から買い手主導になり、今は売り手と買い手が協調する事態になりました。
一方通行ではない時代になったんですよね。
会社も終身雇用・年功序列の時代はとっくに終わりましたし、能力や個性を生かして企業価値を高めることが重要な時代になってきました。
学校の教師と生徒の関係も変わりました。
家族のありようも変わってきています。
要は”相手の価値を認める”ことが必要な時代なんです。
それができない人は尊敬も敬愛も得られません。
そんな時代においてプミポン国王のように国民の敬愛を集められていたことは驚きに値します。
それでは皆様、良い週末を!!