天空と太陽の神

「天空と太陽の神」・・・・エジプトの神話に登場する神々の中でも最も古く、最も偉大といわれる神、「ホルス」。

隼の頭、太陽と月の両目を持つと言われる神です。

その「ホルス」が描かれた飛行機が成田空港に来ています。エジプト航空のBoeing777です。

昨年の11月20日から今年の5月7日までの期間限定で、週に1便(日曜日)の定期チャーター便です。

2017年1月1日は日曜日で、昨日はその姿を拝むことができました。

元旦に最も偉大な神様に会うことができたということで、本日はそのエジプト航空の飛行機を掲載します。

尚、前半は昨年の12月11日(日曜日)にひこうきの丘で撮影したものです。昨日のさくらの山で撮影した写真と合わせるとちょうど一つの流れになるような感じだったので、一緒に掲載します!

まずは離陸のためにRWY34Lにタキシングするシーンから。もちろん管制塔付き! 

垂直尾翼と胴体前部に大きくホルスの頭部を描いたエジプト航空。カッコいいです!!

正面顔。

エジプト航空である意味はないですが。。。。 きっとANAやJALのBoeing777でも全く同じに見えますので。

でも正面顔が好きなんです。

A-TWY(Aタクシーウェイ)をやってきたエジプト航空のBoeing777-300/ERはRWY34Lの末端にあるA-13誘導路から滑走路に進入します。

その時、胴体前部のホルスの顔をどアップで撮影!

機体全体を撮ってみます。

飛行機に隼の頭のデザインって、カッコいいですよね!

Boeing777-300/ERとBoeing747-400の顔合わせ。ずっと遠くにいるジャンボの頭部の方が大きく見えます。やっぱりジャンボは特別ですね!!

天空と太陽の神「ホルス」

ん?コックピットの窓の下に何か貼ってあります。

「NEW SUEZ CANAL」、新スエズ運河?!

その下にも「6-8-2015 FROM EGYPT TO THE WORLD」と書いてあります。

2015年8月6日に新スエズ運河の開通式典が行われましたが、そのステッカーですね。

長いBoeing777、管制塔を背景に真横から1枚。胴体横主翼上の「EGYPTAIR」の文字が若干欠けてますが、まあしょうがないですね。

滑走路にラインナップ中。

テイクオフのクリアランスを待ちます。

MS3002便、成田空港からルクソールへのフライトの始まりです。

飛行時間はなんと15時間!

エンジンのパワーを上げて離陸滑走開始です!!

さて、今度はさくらの山から見てみます。

シーンは少し戻ってB-TWYからA-TWYへと入ってくるところから。

そしてA滑走路の南端、A-13誘導路からRWY34Lに進入するところ。

約4km先なので、その手前に伸びているA滑走路から立ち上る熱で飛行機が揺らいで見えます。

そして離陸滑走開始。

エジプトのルクソールまで、昨日は15時間34分のフライトでしたが、そのフライトに向けた大量の燃料を積んでいますので離陸滑走距離は長いはず!

近づいてきます。まだ、ローテーションになりません。 NCAのジャンボが3機見えます。

予想通り!かなり走ってからようやくローテーション!

エアボーンしました。

そしてエアボーンしてすぐに「Gear Up!」の声がかかったのでしょう。既にノーズギアの格納室のドアが開き始めてます。

この2発の大きなエンジンからの熱いジェットの噴き出しを見ると、飛行機が上昇する理由も感覚的に理解できそうです。

翼をしならせて上昇するBoeing777-300/ER。

力強い上昇です。

ギア(車輪)の格納中。

斜め前下方のさくらの山からのシーン。垂直尾翼がちゃんと見えます!胴体前部のホルスも見えます!

徐々にさくらの山に近づいてきます!

離陸滑走は長かったのですが、さすがBoeing777、上昇する勢いがあり、高度はぐんぐんと上がっていきます。

さくらの山の真横を通過。まだギア格納室のドアが閉まりきっていません。

ギアの格納が終了。綺麗な姿になりました。

エジプトのルクソールまでの15時間34分のフライト、日本時間の14時33分に離陸、現地時間の同じ日の23時7分に到着しました。

南回りで行くのかと思ったら、違うんですね。

成田空港を離陸後、日本を横断して韓国上空を通過。そのまま中国の上空に入り、中国の北のモンゴルとの国境付近を飛んでカザフスタンに入り、カザフスタンを通過してカスピ海を横断、アゼルバイジャン上空を経てトルコに入り、トルコから地中海に抜けてエジプトはカイロではなくナイル川の中流域にあるルクソールに向かいました。ルクソールは古代エジプトの都テーベだった場所で、数々の遺跡が残っている都市だそうです。

いやぁ、新年早々、このエジプト航空の離陸を見られるなんて、本当にラッキーでした。

大晦日は富士山を見て、元旦の記事は富士山。

元旦は隼を見て、1月2日の記事はその隼(ホルス)。鷹ではないけど、まぁ、めでたいですね。

明日はなすび?!(笑)

 

12月11日にひこうきの丘で見たシーンの続きを1月1日に見られたようで、本当に素晴らしいシーンでした。

昨日のエジプト航空はこれを狙ってさくらの山に行ったのではなく、本当に偶然の出来事だったんです。

昨日は「元旦から成田空港?!」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、これも成田空港に飛行機の撮影を目的に行ったのではなく、昨年の12月30日から奄美大島に旅行に行っていた長男がバニラのJW822便で成田空港に帰ってくるというので迎えに行ったのです。

サーフィン目的での旅行だったので重たい荷物(折り畳み式のサーフボード?!)を持っていてかわいそうだから仕方なく迎えに行ってあげたんです。

JW822便は成田空港到着が15時10分ということで、せっかく成田に行くなら朝から・・・ということで、9時半に成田空港の第1ターミナルの展望デッキに行って飛行機の写真を撮りながら”時間つぶし”をしていました。

午後になって逆光が厳しくなってきたので、さくらの山に移動してそこでRWY34Lの離陸機を500mmのレンズで狙っていたのです。

そういえば、今のさくらの山では離着陸機を開設する場内アナウンスがあるんですね!航空会社・便名・行き先・機種などをアナウンスする声がスピーカーから流れていました。

その声が言っていました。

「次のエジプト航空のBoeing777は、本日の最大の目玉といっても過言ではありません。週に1度の定期チャーター便です」と。

もちろん時刻表にも出ていないので、私もノーチェックでした。

昨日は元旦ということもあり、「日曜日」という曜日感覚もなく、エジプト航空の事はすっかり忘れていました。

本当にラッキーでした。

 

ということで、2017年、2日目の記事は縁起の良い、運に恵まれたエジプト航空、隼、ホルスの写真でした。

それでは皆様、今日も良い1日を!!

良い夢見ましたか?