シンガポール航空のAirbus A350@羽田空港

さて、本日はシンガポール航空のAirbus A350です。Airbus A350の定期便として羽田空港に就航したのはシンガポール航空が最初です。

成田空港にベトナム航空のAirbus A350がお披露目(?)にやってきたときには50枚以上の写真を一挙に掲載してしまいましたが、今日はちょっと抑え目で37枚です。

これまで着陸シーンやRWY05を離陸する遠目のシーンの撮影はありましたが、スポットで駐機しているところや、目の前の滑走路を離陸するシーンは初めてです。

じっくりとご覧いただければと思います。

まずはスポットで出発準備中のシーンから。

横顔です。Boeing787とは違い、鼻筋が通っているというか、鼻が高いというか、長い気がします。

コックピットの窓の周りが黒く縁どられています。

これが「たぬきち」と呼ばれる所以?!

そして窓の下には静圧孔やらピトー管やらの計測器がいろいろとくっついてます。

ノーズギア。

まだ新品なのか、ピカピカの銀色です。

白い部分もタイヤのゴムやグリースなどがこびりついてなく、真っ白です。

胴体横の「AIRBUS A380-900」の表記。

R1ドアとその横のスターアライアンスのマーク。

大きなエンジン。ロールスロイスのトレントXWBという、このAirbus A350XWB専用のエンジンです。

最近のエンジンによくみられるように、ファンブレードが曲線になっています。

またファンの前方、ナセルの内側もなんだか表面加工してありますね。

そして主翼の翼端。翼をそのまま曲げたようなウィングレット、ブレンデッドウィングレットです。

きっとカーボンの複合材料でできているんでしょうね。だからこんな加工ができるようになったんでしょうね。このウィングレットで翼端渦の発生を抑え、翼端の誘導抵抗を減らしているんですね。

翼端灯は前縁についてますが、LEDなのでしょう、赤や緑のプラスチックカバーにはなっていません。

後縁にもついているのだろうか。。。

前から見たときには右が緑で左が赤と、左右の区別がつきますが、後ろから見たときには・・・・?

翼の付け根。

白い部分はきっとカーボンの複合材料でできているんでしょうね。なめらかな加工で美しい形状になってます。ランディングライトも3つのライトが見えます。こちらもLEDなのでしょうか。

L1ドアです。開け閉めの方法が記載されています。ハンドルを回転させるタイプではないんですね。

窓は円形で、Boeing767っぽいです。

窓の下には、開け閉めの際の注意が赤く描かれています。

「赤い警告灯がついているときは、機内が加圧中だからドアを開けるな」と。

コックピット窓の下についている静圧孔。

この赤点線の内側はきれいにした置かなくてはなりませんし、穴をふさぐようなことがあってはなりません。高度や速度が正しく表示されなくなります。

ピトー管はやっぱり片側にそれぞれ2本づつついているんですね。

こちらも赤点線で囲まれています。どの装置にも「HOT」と書かれていますが、寒い日や上空で凍ったりして穴が詰まらないようにこれらは過熱されるんですね。

コックピットの窓の前方にも3つの何かがくっついてます。これは何なのでしょうか? グライダーでいうところの気流糸(きりゅうし)みたいなもの?!

パイロットが出発準備中です。横の窓にはサンバイザーがかけられています。グレアシールドの上に黒い板状のものがありますが、これは何?!

パイロットは「AIRBUS」のネックストラップを付けてます。さすがAirbus A350のパイロット?!

トーバーがつけられたノーズギア。トーバーはもちろんA350用です。

テール部分。

APUの吸気口が開いているのが見えます。

さすがXWB、ワイドボディ機。 水平尾翼の付け根に向けて一気に絞り込まれていますね。

横から見ただけでは気が付かない曲線美です。

いよいよ出発。

サンバーザーは外され、パイロットの前にあった黒い板も見えなくなり、代わりにヘッドアップディスプレイが見えますね。

いよいよプッシュバック。ドキドキしてきました。

ロールスロイスのトレントXWBエンジンを横から見てみます。

でかいです。ファンの直径は3mもあるんです!そしてバイパス比は9.3。

そしてメインギア。昨日の記事にも書きましたが、これまでのAirbus機とは違って、短いです。

コーパイロットが「ありがとう!行ってきます!」と手を振って、いよいよタキシング開始!!

ランプエリアを出る前の左折で、この3点セットをゲット!

カッコいい~!!

初、Airbus A350の後ろ姿。

グライダーも軽飛行機も旅客機も必ず飛行前には実施します。

補助翼(エルロン)や昇降舵(エレベータ)、方向舵(ラダー)の動作確認です。

昇降舵(エレベータ)をアップ一杯にしてます。テールを下向きにして、機首を上げる動作です。

そして今度は補助翼(エルロン)を左一杯。エルロンは写真の外側にあって写っていませんが、一緒に動いたフライトスポイラーが立ち上がっているのが見えます。

片側(左側)だけが立ち上がって、左翼の揚力を減らし、機体を左に傾ける動作です。

ランプエリアを出て、タクシーウェイに入るところ。

国内線第1ターミナルビルと管制塔の付け根を背景に後ろから機体全体を記念撮影。

南風運用なのでRWY16Rからの離陸になります!

ようやく訪れたこのチャンス、北風運用の日にはRWY05からの離陸になってしまうので、離陸シーンは遠目にしか見ることができませんでした。

待ち焦がれていた南風運用。

離陸滑走開始!

時刻は17時をちょっとすぎたところ。太陽は傾き始めていますが、まだ高いところにあります。

金色のシンガポール航空のロゴ、ラインをまさに金色に輝かせます。

SQ633便、羽田空港を17時20分に離陸し、シンガポールのチャンギ国際空港に向かいます。

チャンギ国際空港には現地時間の23時3分に着陸しました。

「Tokyo International Airport」を背景にローテーション!!

エアボーンの瞬間。

照明塔に邪魔されながらもその間で何とか撮影!!

翼のしなりはそれほど目立ちません。そこがBoeing787との大きな違いの一つでもありますね。

エアボーンし、上昇するAirbus A350。

やはりエンジンの大きさが目立ちます。

JALのハンガーの前を上昇中。

大きな上昇角ですね。

ギアアップ! ちょっと上昇角を抑えてギアを格納、加速します。

お~っ!!

RWY16Lを離陸したANA機とツーショット! ANA機はちょっと遠いですが、うれしい!!

ギアを格納したところ。美しいですね。。。

ということで、大量の写真、失礼しました。

初めてのシンガポール航空のAirbus A350の接近写真、離陸シーンの写真でした。

いやぁ~、感動しました!

昨日のベトナム航空と今日のシンガポール航空のAirbus A350の離陸シーンを撮るためにこの日の夕方は羽田空港にやってきました。次男の運転、次男の彼女付きで。

本当に良いシーンを見ることができました。

17時過ぎでしたが、今の時期はまだ十分に明るいです。

それも良かったんですね。

日が長くなり、南風。 条件が整ってきました。

 

今年のゴールデンウィーク、こうして羽田空港に初めてのA350の離陸を見に行ったり、成田空港で10時間以上も撮影したりと、なかなか良い時間を持つことができました。

そのゴールデンウィークも今日でおしまいですね。

明日からは急激に現実に戻ることになります。

今日はゆっくりと心身を休めたいと思います。

 

写真が多かったので文章はこの辺で。。。。

 

皆様、良い1日をお過ごしください。

Uターンされる方はお気を付けてお帰りください!