千歳基地のF-15 Eagle

本日は今年の千歳基地航空祭からF-15一色です。

まずはMitsubishi F-15J Eagle。

Mitsubishi(三菱)?と思いますよね? アメリカ製の戦闘機じゃないの?って。

元はアメリカのマクダネル・ダグラス(現在はボーイング)のF-15を三菱重工中心にライセンス生産しているんです。

完全に航空自衛隊仕様だそうです。

アメリカも重要な機器は輸出しないでしょうから、日本は日本独自に開発して搭載しているんでしょうね。

1981年(昭和56年)から部隊が編成されたらしいです。もう30年以上も日本の空を守っているんですね。

さて、そのMitsubishi F-15J Eagleの垂直尾翼。この2枚の垂直尾翼が特徴の一つです。

北海道の千歳基地の部隊らしく、「熊」のマークです。

政府専用機との異機種混合編隊飛行やその後のF-15大編隊飛行に向けてF-15が続々とやってきます。

こちらは複座機のF-15DJ。

単座機のF-15J。

複座機の後席のパイロットが窓に何かを掲げていました。

1機目は「千歳」と「ボブ/マリン」。

「ボブ」と「マリン」は二人のタックネームでしょうか。

2機目は「基地」。

タックネームは「チャス」。

3機目は「60」。

タックネームは「ファンタ」?! ファンタのジュースが好きなんでしょうか。

そして「周年」。

つなげると「千歳基地60周年」ですね!!

タックネームは「エイト」。

背中に斜めに立ち上がっているのは空気抵抗を増やすためのスポイラーです。

このF-15は空力性能がとてもよく、胴体自身でも揚力を生み出すそうです。米空軍で事故で片翼を失ったF-15が生還したという例もあります。

着陸時にはこのスポイラーを立ち上げてアプローチしてくるんですよね。

いよいよ離陸です。新千歳空港の国際線ターミナルにはエアアジアのAirbus A330とタイ国際航空のBoeing747-400が出発準備中です。千歳らしいなぁ!

その旅客機を背景にF-15がアフターバーナーを使って離陸していきます。 

新千歳空港のRWY19LにアプローチするANAのBoeing777と、離陸のためにノーズギアを持ち上げたF-15。

F-15のエレベータというか水平尾翼、思いっきり傾いてますね!グイっと機首を持ち上げた瞬間だったのでしょうか。

機首を持ち上げた後は、その姿勢を維持・・・ということで水平尾翼を戻した?!

まだエアボーンしません。。

エアボーン後、直ちにギアを格納。

それにしてもアフターバーナーを使った離陸、後方の暑い空気が目に見えます。迫力ですね!!!

別の2機の離陸。

エアボーンの直前、かなり機首を持ち上げます。これだけ持ち上げたらパイロットは前の滑走路が見えないんじゃないか? それとも視界がよさそうなキャノピー、ここまで機首を持ち上げてもちゃんと前方視界は確保されているのだろうか。

アフターバーナーをとどろかせて離陸滑走を開始するF-15。

そしてエアボーン後のF-15。

こちらは着陸シーン。

背景に人が連なる”土手”が見えますが、あそこが7月21日にF-16を撮影した場所です。基地の反対側で、国道36号線とJR千歳線をまたぐ陸橋につながる道路の土手です。

編隊アプローチ。

望遠で撮ると、本当に密集して飛んでいるように見えます。

斜め後ろのパイロットは前を見てません。僚機をひたすら見て自機のポジションを維持します。

ものすごいスピードで飛ぶ2機のF-15、こんなにくっついて飛ぶなんて、神業に思えます。

南千歳駅を背景にRWY18Rに降りたF-15。

政府専用機との異機種編隊飛行やF-15の大編隊飛行がキャンセルとなり、続々と降りてきます。。

残念!

今日はF-15三昧でしたが、いかがでしたでしょうか。

編隊飛行は見ることができませんでしたが、迫力のある離陸シーンや着陸シーンを目の前で見ることができました。

この日に飛んだ数少ない飛行機。

昔からあこがれていたF-15の離着陸を目の前で見ることができ、ホント、興奮しました。

 

さて、台風5号が近づいていて、日本を縦断しそうな進路ですね。

今日の午前中に、カミさんが帰省のため羽田空港から函館空港へ飛びます。何とか影響は受けずに済みそうです。

今週は8月11日の山の日も神戸に出張で仕事なので、今日は休みをいただき、カミさんを送りがてら羽田空港に飛行機浴に行ってきます。

それでは皆様、良い1日を!!そして良い1週間を!

台風にお気を付けください。