羽田空港でアメリカの飛行機

成田空港の午後は、成田空港がまるでアメリカの空港のような様相になりますが、羽田空港ではまだアメリカの航空会社は珍しい部類に入ります。

午後になるとアメリカの航空会社が到着し、そして夕方近くに相次いで出発していきます。

デルタ航空は13時45分にミネアポリスからのDL121便、14時40分にロサンゼルスからのDL7便が到着します。

写真はDL7便が羽田空港のRWY22にアプローチする様子です。東京スカイツリーと東京上空を飛ぶヘリコプターとデルタ航空のBoeing777。

そして15時15分、ロサンゼルスに向かうDL6便が出発します。

到着はミネアポリス便→ロサンゼルス便の順なんですが、出発はロサンゼルス便→ミネアポリス便の順なんですね。

写真のDL6便、N865DAのBoeing777-200/ERは羽田空港を15時30分に離陸しました。ロサンゼルスまでは10時間のフライトです。ロサンゼルスには同じ日の9時7分にランディングしました。日付変更線を超えるので、同じ日の朝に到着になるんですね。

以前、アメリカに出張したとき、北米大陸が見えることに朝日を見たことを思い出します。

やっぱりアメリカの飛行機?! フラップが汚れてます。。。フラップの作動機構の潤滑油・グリスに埃が混じって黒くなっちゃっているんでしょうか。

大きなBoeing777ですが、それ以上に巨大な夏の雲。自然の大きさを実感しますね。

続いてはユナイテッド航空です。

15時40分発のUA876便です。機材はBoeing787-9、N26967です。

結構長いこと走ってからローテーション!

工事車両?が滑走路わきに居ますが、それらを背景に上昇していきます。翼のしなりがやっぱりきれいです。

雲は多かったんですが、空気がきれいだったんでしょうね。対岸の千葉がはっきりと見えました。

ユナイテッド航空のBoeing787-9はこれから9時間14分ほどのフライトでサンフランシスコまで飛んでいきます。サンフランシスコまでは8,604kmの距離があります。それだけの距離を飛ぶための燃料がこの翼の中に入っているんですね。。。

ユナイテッド航空のBoeing787-9も夏の雲に向かって高度を上げていきます。

雲は大きく見えますが、房総半島のさらに向こう側、太平洋の上空に聳え立っていますので、この飛行機がその雲に入っていくことはもちろんありません。

ギアを格納。

クリーンな姿になりました。

雲が黒みというか、濃い碧になっていてちょっと不気味です。

ディズニーの映画によく出てくるシーン、黒い雲の向こう側にある何者かに向かって立ち向かう主人公のようです。

サンフランシスコに向けて飛び去って行くBoeing787-9の後ろ姿。

美しい・・・・

まだまだ羽田空港は日本の空港というか、国内線中心の空港ですね。

国際線ターミナルがあり、国際線も日中に到着・出発してますが、まだまだ珍しい存在。

もっと国際線が増えて、カラフルになると面白いのですが、国内線ですでに交通量は飽和状態になっていて2分~3分に1機の離着陸機がある過密空港、羽田。

なかなか国際線は増えていかないんでしょうね。

東京オリンピックが開催され、各国の選手や応援客が来日する2020年に向けて、出発・到着経路の変更などで国際線枠を増やせないか検討されているかと思いますが、そもそも現在の2分~3分おきの離着陸・・・セパレーションなど維持した状態でどれだけ増やせるのか?と思います。

確かに南風運用の時にはRWY23降りの機体があるとRWY16R・Lから出発する飛行機が待たされたりしますし、北風運用の日はRWY05からの出発機がRWY34R・Lにアプローチする飛行機が待たされたりするのですから、その”待ち”が解消されれば、増やせるのかも・・・。

 

さて、昨日の夜は台風の影響による強風と豪雨で夜中に起こされてしまいました。

窓に打ち付ける雨音と強風で揺れる家。

今朝は雨はやみ、雲も徐々になくなってきて、風が時折強く吹く程度になってます。

台風は秋田沖の日本海まで進んだようですね。いったん消滅した暴風圏ですが、台風が再び発達して暴風圏がまた現れましたね!

北海道はこれから大雨になるでしょう。

北海道地方の皆様、お気を付けてお過ごしください。

 

その台風の影響で今日の羽田空港は終日、南風の予報です。ガスト(突風)もあるようです。

そして今日のタイ国際航空のジャンボ、TG682便はスターアライアンス塗装のHS-TGWでした。

10時35分発のTG683便の離陸はRWY16R、第1ターミナルの前の滑走路からの離陸になります。

見に行くか・・・・

 

それでは皆様、今日も良い1日を!!