海から787

昨日、TwitterやFacebookで飛行機関係の話題で普段から交流している仲間が集まる「海から羽田を見てみよう(海羽田会)」に参加してきました。
昨年の夏に1回目がありましたが、今回はその2回目です。
今日も写真がちょっと多めですので、海羽田会の感想や様子は後日にあらためて。。ということにして、
早速この日の最大のターゲットであるRWY05から離陸するBoeing787の写真をご覧下さい。
1月23日から就航した羽田-伊丹線。 13時発のANA25便です。
13時17分、D滑走路の脇で待機する私たちの視界にBoeing787はやってきました。
特別塗装のJA801Aか?!それともノーマル塗装に”787″の804Aか807Aか。。。
JA804Aでした!
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RWY05の離陸開始点に入ります。
真正面を向いたBoeing787と船と煙を吐く煙突。
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RWY34Rへのアプローチ機も無し。
All Clear!
離陸滑走を開始します!
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RWY05の多摩川側1,100mは多摩川からの川の流れを変えない様にするために埋め立ての島ではなく、桟橋構造になっています。
杭の間隔は、河川全幅に対する平均を50m以上、最小を25m以上確保するとともに、河川全幅に対する河積阻害率は8%以内という「河川管理施設等構造令第8章 橋」の規定に準拠しているそうです。
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そしてその桟橋部分と埋め立て部分の境目。
飛行機に乗っているとそのつなぎ目ははっきりとわかります。
そのつなぎ目に向かって疾駆するBoeing787。
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岡山・広島・伊丹・山口宇部にBoeing787は就航していますが、すべて羽田空港よりも南にある空港で北風運用時の離陸滑走路はRWY05。
普段はその離陸する姿を近くで見ることが出来ません。
が、
船に乗って海からD滑走路に近づけばこのとおり!
ほぼ滑走路と同じ高さの目線でRWY05を離陸する飛行機を順光で見ることができるんです!!
(もちろん、各種法規やルールを遵守し、航空機の運航に支障の無い形で一定の距離を保ってD滑走路の脇に位置づけてます。)
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「ローテーション!」
いよいよです。Boeing787のノーズ・ギアが島を離れます。
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ANAのハンガーや航空機燃料を蓄えるタンクが背景に入ってきました。
まもなくメインギアも滑走路面を離れます。
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そしてエアボーン。
とうとう、RWY05を離陸するBoeing787を撮影することができました!
このとき、船の上には約30名のカメラマンがいて、シャッターの音が響き渡っていました。
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上昇するBoeing787。
背景がジェット排気でにじんでいます。
音はとっても静か。。。
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アンチ・コリジョン・ライトが光り、上昇を続けます。
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船の真横を通過し、上昇を続けながらギアを格納。
「JA804A」当ブログ初登場です。
3号機はJA805Aで初北京便の離陸を1月14日に撮影しました。同じ日の夜にはJA807Aがシアトルからフェリーされ、羽田空港に到着する場面に立ち会いました。
その後もBoeing787の導入は進み、伊丹・山口宇部線にも就航しました。
これからは”いつものシーン”になるのでしょうね。
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RWY05を離陸した飛行機は離陸後に右旋回します。
その”ひねり”は普段は撮影することができませんが、海からなら旋回の内側から撮影できます!
「ぐいっとひねって。。。」と祈りながらファインダーを覗き続けます。
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左翼の上面及び第1エンジンもわずかに見えるくらい、しっかりとひねってくれました!
カッコイイ!!
周囲からも「おお~っ!」という声が聞こえました。
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旋回はほんのわずかの間。
KAMATに向かうのであれば、更に旋回を続けて川崎の方に向けてUターンに近い旋回になるのですが、ANA23便は木更津方向に機首が向いたところで旋回が終了。
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綺麗に主翼をしならせながら羽田空港を後に、上昇を続けるBoeing787。
無事に撮影できたという安堵感と、RWY05を離陸するBoeing787を初めて見たという興奮と、大きく揺れる船の屋根の上という不安定な足場に立っている緊張感など、
複雑に入り混じった思いで見送りました。
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大量の写真と長文で失礼しました<(_ _)>
Boeing787が視界に入ってきてから、上昇して去っていくまでの数分間で撮影した写真は150枚。その中から16枚を何とか選び出しました。。。
さて、「海から羽田を見てみよう」は、このBoeing787の離陸を撮影後もしばらく続きました。
そして船は15時に船宿に戻り、その後16時からは参加者同士の懇親会が催されたのですが、それがまた素晴らしい会でした!
笑いあり、感動あり、サプライズあり、涙あり、、、、
そのお話はまた後日。。。。
いまだに昨日の興奮が冷めません。
3回目の「海から羽田を見てみよう」が今から楽しみです。
最後になりましたが、「海から羽田を見てみよう」を企画・運営していただいたムッチーさん、一緒に楽しんだ皆様、本当にありがとうございました。
この場を借りて、御礼申し上げます。