3つのエンジンがある飛行機、MD-11F
3つのエンジンがある飛行機、本当に減ってきました。
昔は、Boeing727やL1011、DC-10といった3発機が羽田でも成田でも活躍していたのですが、今ではDC-10の発展型であるMD-11のしかも貨物型であるMD-11Fを成田などの国際貨物を扱う空港で見ることができるのみです。
そのMD-11Fも徐々に他の機種、Boeing777Fなどに転換されています。
いつまで見ることができるのでしょうか。。。。
今日は2月22日・23日に見ることができた数少ない3発機の写真を一挙公開です。
”一挙”といっても、見ることができたのは4機でしたが。。。
最初はUPSのMD-11Fが成田空港のRWY34Rにアプローチするシーンです。
上の写真は背景が空だけだったので、地上の建物背景の写真も1枚。
成田空港で3発機といえば、FedEx。
そのFedExですら、すでにBoeing777Fのほうが多いんじゃないか?と思うくらい、MD-11Fの数が減ってきているのが実感できました。
その珍しいMD-11Fのアプローチシーンです。
UPSには見られなかった、レドームのところの”ポッコリ”というか、”いぼ”みたいなのは何でしょう。。。
MD-11Fも胴体の真ん中、主翼の間に2輪のメインギアがあります。Airbus A340と同じですね。
エンジンが垂直尾翼の途中についていてテールが重いのでしょう。
NCAの2機のジャンボのお尻がかろうじて背景に写ってます(^^;)
さくらの丘に移動して、RWY34Rから離陸するMD-11Fが誘導路から滑走路に入るところをドアップで撮影。
写真左下に斜めに線が入っているのは、手前の電信柱を支えるワイヤーです。。
滑走路端に描かれた横断歩道のようなマーキングが胴体に映りこんでいます。
格納庫や青い空も。
それにしても、第2エンジンの存在感が大きいですねぇ。
この顔も特徴があります。
異様に大きなコックピットのサイドウィンドウ。
パイロットの腰あたりまで見えるんじゃないかという位、大きな窓です。コックピットから見る景色、素晴らしいでしょうね。
最後はRWY34RにランディングしたMD-11Fを第1ターミナルの展望デッキから撮影した2枚。
ランディング直後、スラストリバーサーを作動させて減速しようとしているところです。
当然のことながら第2エンジンも後方のナセルが後ろにスライドしてスラストが前方に吹き出されます。
十分に減速し、高速誘導路へと入ってきたMD-11F。
個性のある飛行機です。
DC-10からMD-11に至るまで、決して平たんな道のりではなかった飛行機、パイロットからの評判もあまり良くなかった飛行機。
個性があるということは、そういうことなのかな・・・と考えちゃいます。
様々な課題や問題をクリアしてできた飛行機の形が今のBoeing777やBoeing787、Airbus A350のような形なんでしょうね。
姿かたちはみな同じになり、見分けがつきにくくなる時代になってきました。
内容で勝負?!コストで勝負?!
そんな時代なのでしょうか。
先週は仕事が忙しく、そんな中、スカイマークのA330を撮りに行ったりもしたので、2月22日・23日の成田合宿の写真の整理が全く進んでいません。ほぼ撮った順に掲載する日の前日の夜に慌てて見繕って現像して、何とか掲載しているような状況。
今日は大きなイベントもないし、天気も曇り出し、ゆっくりと写真の整理でもしようかと思います。
昨日、耳鼻科に行って花粉症の薬(これが、よく効くんです!)をもらってきたので、花粉症にも悩ませれず、安心して作業に集中できるでしょう。
それでは、皆様、良い1日を!!