もうひとつの”さよなら”、DHC-8-Q300
2014年3月31日、ANAのBoeing747はみんなに注目されながらラストフライトを終えましたが、その同じ日、もう一つのラストフライトがあったのをご存じだろうか。
ボンバルディアのDHC-8-Q300である。
しかもそのラストフライトは天候調査のため大幅に遅延した上に、目的地の三宅島の火山ガスのため、羽田に引き返すこともあるという条件付き運航で出発し、結局、引き返してくることになるというフライトでした。
そのDHC-8-Q300を最後に撮影したのは退役の1週間前、3月23日でした。この飛行機を大好きな方と一緒に、撮影した写真を本日はご覧いただきます。
大島?三宅島?への出発準備から約2時間後の到着まで17枚の写真でつづりました。。。
(途中の文章は短めに(^^;))
出発準備中のDHC-8-Q300(以降、Qちゃん)
乗客はすでに登場し、プロペラを回す準備中ですね。
エンジンを始動し、インターフォンをディスコネクト、チョークも外し、いよいよタキシング。
プッシュバックではありません。そのまま、左にぐるりと転回します。
目の前がタクシーウェイなんだから、そのまままっすぐ前に進めばよいのに。。。と思いますが、さすがにそれはできないんですね。
転回中のQちゃん。
左翼のメインギアを軸にうまく回転してます。小回りが利く”日本向き”の飛行機だったんですよね。
転回を終え、タキシング開始!
機首部分に2枚のステッカーが貼ってあります。
上のステッカーには3Q Q3と書かれています!
下のステッカーには伊豆大島 三宅島とこのQちゃんが飛んでいた島の名前が書かれています。
第2ターミナルの前をゆっくりと進んできます。
このQちゃんの撮影、難しいんです。いつものように撮っているとプロペラが止まってしまうので、シャッタースピードを1/125秒くらいにしないとこのように”回っている”感になりません。
シャッタースピード、露出等すべてマニュアル設定です。
斜め前からタキシングするQちゃんを。
そしてお得意のどアップ。
このボンバルディアの顔、結構好きです。
CRJも同じ顔付きですよね。すらりと伸びた鼻筋がとてもきれいです。
ランプエリアを出て、タクシーウェイに入り、そのままRWY05へ。
北風運用のこの日、離陸は撮影できませんでした(T_T)
地上からのメラメラでぼやけてますが、タキシング中のQちゃん。。。
さて、9時1分にブロックアウトしたQちゃんですが、2時間後に戻ってきました。
第2ターミナル展望デッキの南端に行って、RWY34Lへのアプローチを撮影しましたが。。。。
ボケボケです。すみません!!
遠くて、小さくて、、、(言い訳ですが)
そして数分後、第2ターミナルに戻ってきました。
羽田空港では出発した飛行機を数時間後にまた迎えるということは珍しくないのですが、このQちゃんは本当にあっという間に戻ってきました。
前から見たところ。
そして、出発した時と同じスポットに入ります。
マーシャラーさんの誘導にしたがって、スポットに向けてゆっくりと進むQちゃん。
無事に到着です。
お疲れ様でした!
ジャンボは退役の1か月くらい前から羽田空港に姿を見せるたびに大勢のファンがカメラを構えてフェンスに群がっていましたが、このQちゃんにはそんなことはありませんでした。。。
ひっそりと寂しく、あまり注目もされずに日本の空から去っていったDHC-8-Q300。
お疲れ様でした!
THANKS Qちゃん!
でも、このボンバルディアのDHC-8シリーズはまだQ400がいます。
私もセントレアから松山まで利用したことがあります。
セントレアや伊丹空港ではよく見かける機体、羽田にも来ないかな。。。
今日も長くなってしまいました。また、退役から半月以上も経ってからの掲載となってしまいました。Qちゃん、ごめんなさい。
さて、今朝も肌寒く、しかも曇ってます。折角の休日なのに空港に飛行機を撮りに行くという天気じゃありません。
まだルフトハンザのジャンボやA340、エールフランスの飛行機を羽田で撮ってないので、早く撮りたいのですが、この天気ではあの白い機体が背景に溶け込んじゃいます。早く青空の広がる天気の休日、来ないかな。。。
ということで、皆様、良い1日を!!