ヴァージンアトランティックのAirbus A340-600
2015年2月1日でロンドン-成田線から撤退するヴァージンアトランティック航空。今後は英国-米国線を強化し、収益力を高める戦略のようですね。「世界の主要都市への運航を継続し」とありますが、ヴァージンアトランティックにとって日本の東京(成田)は世界の主要都市ではないのでしょうか。。。(^^;)
そんなヴァージンアトランティックの旧塗装のAirbus A340を先日の成田空港で撮影してきました。本日はその到着から出発までを22枚の大量の写真でお届けします。
まずは8時30分、VS900便のランディングから。前輪から白煙が上がる瞬間。メインギアの接地の瞬間はよく撮影しますが、前輪から白煙を上げるシーンって、めったに撮りませんよね。
このAirbus A340のロールス・ロイス Trent 500エンジンはAirbus A340-300のCFMエンジンとは違い、エンジンナセルの後ろ半分が後方にスライドする形の、見慣れたスラストリバーサーですね。CFMエンジンはパカっと開くタイプでした。
ウィングレットのユニオンジャック、そしてユニオンジャックを両手に持って空を駆けるスカーレット・レディがヴァージンアトランティックの特徴です。
Airbus A340-600(G-VNAP)、長いですね。この長い飛行機がゆっくりとやってきて、スポットに入るために左に曲がります。この長い機体を地上で旋回させて黄色いラインにピタリの乗せるんですからすごいですよね。
左折中のA340の顔。前輪はグルッとまわってスポットの方を向いてます。
胴体にはピンと伸びた翼と赤い2発のエンジンが映り込んでいます。
きれいだなぁ。。。
到着!
スポットに描かれた黄色いラインの先端には機体ごとに停止線が決められていますが、Boeing747-8が登場するまでは世界最長の旅客機だったAribus A340-600はもちろん一番先端のラインです。
このG-VNAPのニックネームは「Sleeping Beauty」。
”眠れる美女”?!
2005年に就航した機体です。
貨物室のドアを開けると、ドアの縁から水が滴り落ちます。これが冬だと氷のかけらがパラパラと落ちるんですよね。ヴァージンの飛行機のおなじみのシーン。
Airbus A340の主翼の付け根。
このカーブが好きなんです。。。
まだ乗客が降機中で、貨物も降ろす前の前輪。かなり沈み込んでます。
ロールスロイスのトレント500エンジン。真っ赤なエンジンに黒いロールスロイスのエンブレムがカッコいい!!
この開いたドアの中は英国。
このヴァージンアトランティックのAirbus A340-600のビジネスクラスでイギリスに出張したことがありますが、かなり快適です!
給油を行って次のフライトに備えます。ロンドンのヒースローまでの12時間ほどのフライトに必要な燃料は相当な量なのでしょう。左右両翼の給油口から長い時間をかけて給油します。
貨物コンテナにも「virginatrantic」の文字。
そして、11時15分、VS901として出発します。
プッシュバックするAirbus A340とランディングしてきたNCAのBoeing747-8Fのツーショット。
こうしてみてみると、内側のエンジンと外側のエンジンの取り付け角度が結構違うように見えます。内側のエンジンは前に傾いていて、外側のエンジンは水平?!
タキシング開始。スカーレット・レディが微笑みながらランプエリアを出ていきます。
長い長い離陸滑走。滑走路の中間点を通過しても浮き上がる気配は全くなし。エアボーンシーンを撮ることができるかどうか心配に。。。
この角度になってようやくローテーション。飛行機はスリムで優雅な感じですが、離陸する様子はとっても重たそう。
前輪を持ち上げてからもなかなかメインギアが滑走路面を離れようとしません。パイロットもこらえているんでしょうね。胴体真ん中のギアは滑走路を離れましたが、両翼付け根のメインギアはかかとがまだ地面にくっついてます。
浮いた!
機体はやや右に傾いていますが、すぐに修正。そろりそろりとした上昇を開始、加速します。
チョット距離があってメラメラでぼやけてますが、上昇するシーンを何とか撮影。美しい。。。
以上、VS900便の到着から出発準備、そしてVS901の出発シーンでした。2日に分けて掲載しようかと思っていましたが、せっかくの休日の朝なので少々お時間を頂いて全部掲載することにしました。
今回は旧塗装でしたが、次回、成田空港に行くときにはワインレッドの新塗装のヴァージンアトランティックを撮りたいですね。
いつ行こうかな。。。
さて、台風がいよいよ近づいてきています。
勢力はかなり弱くなってきたものの、中心付近の最大風力が35mあるのでまだ「強い」台風ですね。(33m/秒以上が強い台風で、44m/秒以上が非常に強い台風)
ただ、もう間もなく暖かい海水上の移動から陸地の移動になるので、強さは一気に弱まるものと思われます。そして偏西風に流されて速度を上げ、一気に日本列島を縦断。
弱くなったとはいえ、台風と分類される低気圧。雨風には注意が必要です。
お気を付けてお過ごしください。
明日の朝6時は関東地方の北に抜ける予報なので、明日の出勤は通常通りでしょう。。。
それでは皆様、良い1日を!