成田空港、早朝の南風アプローチ
昨年の年末、12月30日の早朝。
2014年の撮り納めは素敵な空を背景にした南風運用の16Rアプローチの撮影から始まりました。6時のカンタスには間に合いませんでしたが、日の出には間に合い、日の出前から日の出後の1時間ほどの間の空の色の移り変わりを楽しみ、太陽と雲の競演を楽しみ、そこをアプローチする飛行機の美しさを楽しみました。
ANAのBoeing767ウィングレット付き。オレンジ色というか金色の空。雲があったおかげで、このような色の空を見ることができたんですよね。
離陸滑走を開始したUPSのBoeing767Fのウィングレット付き。雨が降っていたわけではありませんが、離陸出力まで高められたエンジンの後方には吹き飛ばされた水滴が!
この日の成田空港も早朝は氷点下。さくらの山の地面も凍ってました。地霧が滑走路を覆い、滑走路表面も凍っていたのでしょう。エンジンの高温の排気にさらされ、一瞬にしてそれらが溶け、水滴となって吹き飛ばされた・・・・ということでしょうか。
北の空からアプローチする飛行機。飛行機の顔がオレンジ色に染まる空に照らされ、火照っているような感じ。
アシアナのAirbus A321-200。
この日は何度か日の出を見ることができました。アシアナのA321がアプローチする際も、雲の向こうから太陽が顔を出しました。
神々しい空に息を飲みます。
FedExのBoeing777F。
MD-11Fが減り続ける中、増え続けているのがコレ。
最初のころはBoeing777のフレイターが珍しく、見られることを喜んでいたのですが、今は、「がっかり」の対象に。。。 「なぁんだ、MD-11Fじゃないのか」と。
Boeing777Fは特に悪いことをしているわけではなく、がっかりされるいわれはないと思うのですが、FedExで期待するのはMD-11Fということになり、Boeing777Fがやってきたときには思わず「がっかり」が出てしまいますよね。
そんなちょっとかわいそうなBoeing777ですが、こんな幻想的なシーンを演出してくれました。この時はがっかりから感謝・感動に気持ちが変わりました。
EVAのAirbus A321。先ほどのアシアナの時もそうでしたが、朝の空に顔を照らされる姿が似合うというか、ちょうどよい感じに見えるのはAirbus A321なのでしょうか。明るく照らされる顔とまだ影になっている機体、同じく照らされている翼のコントラストがとても良い感じです。
金色の空港に降り立つ飛行機。
最後はまたFedExのBoeing777F。
貨物ターミナルには先ほど降りてきたBoeing777Fのほか、先日、単独でブログに掲載したMD-11Fが見えます。キャセイのBoeing747-8Fもいますね。
この時の雲はちょっと厚みが増し、その雲の隙間から差し込む光が美しい光のカーテンを作り出していました。
光のカーテンとBoeing777F。
昨年の12月30日、撮り納めの日の朝に撮影した”光”が演出する写真を以上です。
私は「写真を撮る」というよりも「飛行機が好き」という思いのというか、目的意識が高いので、きれいに撮影するとか風景の一部に飛行機をとらえるというよりも、飛行機そのものがはっきりとかっこよく見える瞬間を切り取る感じで飛行機を記録しています。なので、いつまでたっても夜の飛行機はあまり撮影せず、夜の撮影技術も向上しません。
そんな私ですが、この日の朝の光景には感動し、慣れない光の状況の中たくさんの写真を撮影しました。
飛行機は影になり、風景の一部。
たまには良いものですね。
明日からは私らしく?! The”飛行機”という感じの写真が続きます。
それでは皆様、良い一週間を!!