ベトナム航空のAirbus A350が成田空港にやってきた!
予告通り、昨日は成田空港に行ってきました。お目当てはベトナム航空のAirbus A350です。念のため、かなり早めに目覚ましをセット、4時半に起床しました。そして、やはり念のためにFlightRadar24をチェック。
「えっ!?」、0時15分現地発のはずが、23時40分に出発し、8時成田着の予定が6時50分着になってます!これには焦りました。とにかく、急いでいかねば!!と、家を出ました。
が、成田空港に到着しても展望デッキのオープンは7時。どうなることやら。。。。でも、到着後のスポットの場所は昨日確認したA330と同じ場所と想定、隅々まで見たいと思うと、やはり展望デッキに行くしかないということで、着陸シーンはあきらめ半分でとにかく展望デッキの入り口に向かいました。成田空港到着は6時15分、既に数名の方が数か所ある出口に並んでいました。私も真ん中の出口に並びました。そして時間つぶしのためにFlightRadar24をスマホで見ていると、展望デッキを走る人の姿が。。。 えっ?! 南側のドアから開錠され始めた! もちろん即ダッシュです! 成田空港の展望デッキは警備員が一つ一つ鍵を開けていく仕組みです。どの出口から開錠されるかはわかりません。昨日は南側からでした。久しぶりに走りましたが、何とか昨日からイメージしていた通りの場所をキープ! 帰るまでその場所を動きませんでした。
と、、余計な前置きはこれくらいにしておいて、ベトナム航空のAirbus A350が到着してから出発するまでのドキュメント、相当な枚数の写真を撮影し、選択に選択を重ねたのですが59枚残ってしまいました。通常なら4日~5日分の写真数です。が、今日は一気に掲載してしまいます。ページの読み込みに時間がかかるかもしれませんが、ご容赦願います。コメントは極力少なめにします。
それでは、ご覧ください。
最初はかなり遠く、涼しいとはいえ空気が揺らぐ中、RWY34Lにアプローチするベトナム航空のAirbus A350です。時刻は6時41分、出発前に確認した時間よりも早まってました。
これが撮れたのは7時よりもかなり前に展望デッキをオープンしてくれた成田空港さんのおかげ!
ランディングの瞬間! LEDのアンコリがピカッと光る瞬間をとらえることができました。メラメラで普段ならNGの写真ですが、今回は証拠写真ということで。。。。
スラストリバーサーを動作させ、スポイラーを立ち上げ、減速するA350。繰り返しになりますが、昨日は涼しくて本当に良かった! メラメラが最小限です。初めてAirbus A350をはっきりとくっきりと見た瞬間です!!
デザインが新しくなっていますね。おなかはこれまでのような濃い緑ではなく、ベージュになってます。垂直尾翼の金の蓮の花も大きくなってはみ出すように描かれています。
やや斜め後ろから初どアップです。ウィングレット(と呼んでよいのでしょうか!?)、が非常に特徴的です。窓はやっぱり丸いんですね。Airbusは丸窓が好きなようです。
スポットに向かってタキシングしてきました。ウィングレッットはまっすぐな翼端をぐにゃりと上に曲げたような形状です。どうやって強度を維持しているのか知りたいですよね。そしてコックピットの窓も非常に独特です。黒縁の窓枠とこの形状が、昔の漫画に良く描かれていた”泥棒のアイマスク”を連想させます。横顔はBoeing787に似ているように見えますが、こちらの鼻先の方がややとがっています。
想定した通り、25番スポットに向かってきました。展望デッキの正面に並ぶスポットのうち一番北側です。昨日のVN300便の到着をチェックしておいて本当に良かった! 到着前から多くのスタッフが準備していたので、到着前にここに着くんだなというのはほぼわかっていましたが、実際に来るまでは安心できませんでした。
Airbus A350をほぼ正面から見たところ。ウィングレットの曲がり具合、こんな翼端見たことありません。そしてコックピットの窓もとても特徴のある形状です。そして、エンジンがでかい!脚が長いところはAirbusらしいですね。
斜め前から顔の部分をドアップで。白く縁どられた各種センサーが目立ちます。それぞれ、何なのでしょうか。興味が湧きますね! エンジン、ちゃんと回っているように見えるでしょ!
間もなく到着! この後、黄色い線の先端まで進んで停止しました。初めてのA350の到着に地上スタッフもみんなで見守ってました。
到着!コーパイロットさんがヘッドセットを外し、窓枠にフックでもついているのでしょうか、そこに掛けてます。こうしてみると窓は結構大きく、見晴らしはよさそうですね。斜め後方の視界は結構確保されているのでしょう。
到着直後、まだPBBが接続される前に同じベトナム航空のAirbus A321が到着しました。デザインの違いが良く分かりますよね。
羽田空港に初めてBoeing787がやってきた時もそうでしたが、昨日も多くの人が飛行機を見学していました。私も展望デッキからノーズギアをどアップで観察させていただきます。
機体後方のレジ番が描かれた部分、「AIRBUS A350-900」という機種名も書かれてます。この飛行機の正式な名前はAirbus A350 XWBで、シリーズ名として-800とか-900,-1000があるようです。
テールコーンの上に開口部がありますが、これはAPUの給気口だと思われます。水平尾翼の取り付け部ですが、ん?! A350の水平尾翼は固定式なのでしょうか? 水平尾翼の角度(迎角)が変えられるようには見えませんよね。トリムはどうやって?!
機体前方の貨物室のドア。ヒンジ部分が結構出っ張っているんですね。
そのドアの横に3つ並んでいる”丸い”センサー?! なんでしょうか。これまでのAirbus機にも確かあったような。。。
ノーズギアのすぐ後ろにある地上電源の接続部分。写真を撮影し、マニュアルでも作るんでしょうか。手前にちょこっと見えているのが地上電源車なのですが、接続前にみんなで確認!
機体前部の貨物室ドアが開きました。ドアの右にある操作盤でドアの操作を行ってました。こうしてみると結構きっちりとというかぴったりとコンテナが搭載されているんですね。
おっ!再び同社のAirbus A321がやってきました。昨日はこのA350の着陸の後に何機もベトナム航空の飛行機が降りてきました。A350では空調のダクトを地面から引っ張り出し、機体に接続しようとしています。
その空調ダクトの接続もみんなで確認しながら、写真撮影しながら進められました。
またやってきましたベトナム航空の飛行機、A350が来たから来ないかと思ってましたがA330もやってきました。ベトナム航空の成田とホーチミン、ハノイ、ダナンの3都市を結んでいますが、昨日はこのVN300を皮切りに5機ものベトナム航空機がやってきました。
主翼の付け根部分とちょこっと見えたメインギア。主翼付け根は従来のAirbusの美しさというより、”角”がある未来的な感じの付け根になってます。
コンテナ搭載中。コンテナはみんなビニール袋に包まれていました。新型機だから?!その向こうをまた降りてきたベトナム航空のA321が通過します。A321の緑は艶消しになっちゃってますね。。。
機体後部の貨物室ドアと客室ドア。客室ドアは半開状態。空気の入れ替えでも行っていたのでしょうか。
L2ドアのところにケータリング車がやってきました。ドアオープンの様子を見てみます。
係り員が外からドアを開けるのではなく、内側からドアが操作されました。最初は自動ドアかと思ってびっくりしましたが、内側から人が操作して空けたんですよね。ドアはいったん引っ込むことなくパカッと外側にまず飛び出しました。
L1ドアも開けられました。ジャンプシートが見えました。窓の下には赤字で「DANGER」と注意事項が記載され、上矢印の脇には「TO OPEN」、下矢印の脇には「TO CLOSE」と操作説明が書かれています。ドア捜査レバーの上部には見慣れた「非常口」マークが貼られています。
次はエンジン。ファンブレードはやはり曲線を持った形状になってます。エンジンポッド内部、何か縞々模様というか、横線が無数に刻まれているように見えます。整流のためなんでしょうか。。。エンジンはロールス・ロイス トレント XWBエンジンなのですが、ロールスロイスのマークは貼られていませんでした。
左翼のウィングレット。曲がってますね~! 静電気を逃す紐のようなものスタティック・ディスチャージャーがつけられているのが見えます。
燃料補給とエンジン。燃料補給は各社共通?! 翼の下面から。さすがにここは標準化されているんでしょうね。
さぁ、乗客も登場し、PBBが外され、いよいよ出発です。時刻は9時20分。こちらも定刻の9時30分よりも10分早い。国際線は乗客が揃ったら時間前でも出発するんですね。シェードが下がっている窓が見えます。Airbus A350は電子カーテンじゃないんですね。
トーバーたつけられたノーズギア。「REMOVE BEFORE FLIGHT」と見慣れたタグが見えます。
胴体上部のアンチコリジョンライト。Boeing787同様、LEDです。点灯時間が長く、撮りやすいです。
同じくプッシュバック中。正面からの顔をどアップで撮ってみました。この黒い窓枠、やっぱり面白いです。
あと、主翼付け根のライト、ライトが3つ入っているんですね。やはりLEDでしょうか。
プッシュバック中、離陸した同社のAirbus A321とツーショット。
タキシング開始前、キャプテンが手を振って「行ってきます!!」。
タキシング開始。この時、向こう側のタクシーウェイを水色の飛行機が。。。。 ったくもう。
ゲートウェイを通り、タクシーウェイへ。エンジンはまだ新しく、真ん中のコーンは紫色です。シェブロンノズルにはなっていないんですね。それにしてはエンジン音は静かでした。フラップは降ろされているようなのですが、目立たないですね。
動翼の点検中。エルロンの点検ではフライトスポイラーも一緒に立ち上がってました。やっぱりエルロンは翼端部分にあるだけで高速用の小さなエルロンはないんですね。あと、主翼の付け根後方の形状にビックリ。なめらかな曲線じゃない?!
もう一度、よく見てみようと、機首部分を斜め後ろからどアップで撮ってみました。特に主翼付け根後方の形状がとても気になります。
いよいよテイクオフ。メラメラの向こう側、スイス航空のA340の垂直尾翼の向こう側、離陸滑走を開始!
良い感じの場所でローテーション!! 主翼、あまりしなってませんね。
エアボーンの瞬間。ふわっと浮き上がるという感じの軽やかなエアボーンです。
正面を通過、この高さ。昨日の撮影場所、ドンピシャでした!
「NARITA」の植え込みと重ねたかったんですが、ちょっと早かったか。。。 無我夢中でシャッターを押していたもので。
それにしても美しい飛行機です。やはりAirbusの血ですね。
背景の色とりどりの緑、そして上昇する濃緑のベトナム航空のA350。 雲の形も幻想的でとても気に入った1枚です!
ギアの格納開始。これはやっぱり遅い。。 やっぱりAirbusですね。
上の写真では「Vietnam Airlines」が翼端に隠れていたのでもう1枚。 まだギアは上げてる途中。
ギアアップ完了! ホーチミンに向けて6時間弱のフライトに向けて上昇していきました。
59枚もの写真をここまでご覧いただき、ありがとうございました。
昨日の午後、【号外】を出そうかとも思ったのですが、あまりにも写真が多く、選べびきれず、こうなってしまいました。
今日も写真の整理は続きます。
昨日の成田はこのベトナム航空のAirbus A350のほかにも、ほかにもいろいろとトピックがありました。
それはまた今後の記事で。
それでは皆様、良い1日を! そして良い1週間を!
初めまして
KCZfunと申します。
先月成田と羽田に行った際には参考にさせていただきました。
早朝から撮影お疲れ様でした。
787はこれからの飛行機という印象を持ちますが、A350は見ていて何だかDC-8を思い出しました。
787とA350のコラボ写真があれば見てみたかったです。
あとプッシュバックの写真を見るとデルタの他機種の牽引棒を使用してましたね。
ジャンボならジャンボ,A350ならA350というふうに思っていましたが、そういうわけでもないのですね。
毎日の更新を楽しみにしていますので、これからもよろしくお願いします。
長文失礼しました。
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