シンガポール航空のA380、建国50周年記念塗装機、再会!

9月20日の成田空港はある意味「祭」でした。

昨日掲載したベトナム航空のAirbus A350 XWBをはじめ、本日掲載するシンガポール航空の建国50周年記念塗装のAirbus A380、そして以前撮り逃したセンチュリオン・エアカーゴのBoeing747-400Fなど見どころ満載でした。

お昼頃まで展望デッキにいたのですが、もうそれでお腹一杯! 撮影枚数も2,600枚を超えました。

それでは、早速、シンガポール航空の建国50周年記念塗装のAirbus A380のランディングの様子からご覧ください。

この日は本当に涼しく、RWY34Lにランディングする前の飛行機もそれほどメラメラの影響を受けることなく撮影することができました。

時刻は7時14分。シンガポールからのSQ638便です。この便名、覚えちゃいました。以前はこの飛行機に会いたくて、休みのたびにチェックしていましたから。

FlightRadar24で9V-SKIのレジ番号を検索して、成田にやってこないかどうかを確認していました。そうして最初に会ったのが8月22日でした。前回はランディングには間に合わず、RWY16Rからの離陸シーンのみの撮影でいたが、今回はランディングからタキシング、そしてテイクオフまでしっかりと撮ることができました!NR-0478

ランディングの瞬間! 20本のタイヤが滑走路を掴みます。もっと豪快に白煙が上がるかと思ったら、結構穏やかでした。エンジンの胴体側上部についているフィンからはちょろちょろっとヴェイパーが発生しています。写真下にアシアナ航空の飛行機の垂直尾翼の先端が入っちゃいましたが、まぁ、隠されなかっただけ良しとしました。NR-0484

主翼が自身の重さとエンジンの重さで下にたわみます。そしてスラストリバーサーが開きました。既に何度か記載した通り、Airbus A380のスラストリバーサーは胴体よりの2番・3番エンジンのみ作動します。外側のエンジンは胴体から離れていて万が一片方が動作不良を起こした場合、ヨー・モーメントが大きくなり、滑走路逸脱のリスクが高まるからだとか。 NR-0491

RWY34LにランディングしたA380。大きいから撮りやすいです!建国50周年記念のシンガポールの国旗をイメージした赤い大きなリボン、大胆で鮮やかです。NR-0497

正面を通過。この飛行機を上から見たらどうなっているんでしょうね。機体左側にも同じように赤いリボンが描かれていますが、そのリボンの先端のオレンジ色の部分、胴体の上でつながっているのでしょうね。NR-0512

Airbus A380の顔をほぼ正面から見たところ。この写真も久しぶりのような気がします。コックピットの窓、決してそれ自体が小さいわけではありませんが、胴体が大きい分、小さく見えます。そして主翼付け根の厚さ!そりゃそうですよね。これだけ大きな翼ですから付け根は頑丈にできているはずです。NR-0531

こんなに大きな飛行機でも、ほかの飛行機と同じようにくるりと前輪のステアリングで方向を変えていました。当たり前なのかもしれませんが、「おっ!なかなか小回りが利くじゃない」と思ってしまいました。NR-0535

展望デッキの前をスポットに向けてタキシング。

写真したの方には先に到着したベトナム航空のAirbus A350 XWBの翼端が写ってます。本当はツーショットを撮りたくて、トライはしたのですが、うまくフレームに収まらず、掲載は断念。翼端だけ登場してもらいました。NR-0548

横顔のどアップ。真紅のシンガポールの国旗が本当に鮮やかです。NR-0550

タキシング中、やや斜め後ろからも1枚。丁度TGのBoeing787がRWY34Lに降りてきたところでした。NR-0554

そしてここからはテイクオフシーンです。離陸滑走開始! 時刻は11時半近くですが、メラメラも極軽微です。NR-2420

グングン加速、そこでローテーション!と心の中で声を掛けながら待ちます。下にたわんでいた翼も空気を掴んできたじゃないですか!NR-2425

よし! ほぼ正面でローテーション!と思って瞬間にエアボーン!? 4本あるメインギアのうち、翼から伸びているギアは既に滑走路面を離れています。NR-2429

そしてエアボーン。こんなに大きな飛行機が浮いているのが不思議な感じの写真です。そしてAirbus A380のテイクオフシーンを目の前(文字通り、正面)で見たのは本当に久しぶり! 感動的なテイクオフでした。NR-2431

11時半ということで、太陽は既にてっぺんから向こう側(西側)にやや傾き始め、逆光気味。 でもそこはLightroomさん(※)に頑張ってもらって影も明るく。

※Lightroom Adobeの写真編集・加工ソフト。影を明るくしたり、かすみを除去したりすることができます。当ブログでデジタルカメラでの撮影にも関わらず「写真を現像する」という表現を使う時がありますが、この画像編集・加工ソフトで撮ってきた画像をきれいにする作業の事を指します。NR-2434

森の上を飛び越えて青空を背景に上昇を続けるAirbus A380。

カッコいいですねぇ!!

ギアアップの為に、ギア格納室のドアが開き始めました。NR-2437

Airbus機のギア格納はとてもゆっくりとしているので、格納完了までは追い切れず、ここで上昇シーンはお終い。NR-2440

さて、上記のテイクオフシーンを撮り終えてからもしばらく展望デッキで撮影していましたが、頭上から飛行機のエンジン音が聞こえてきました。

この時に限って上を見てみたんですよね。何か感じるものがあったのでしょうか。

シンガポール航空のA380が上空を通過していました! 下面を見たのはもちろん初めて! シンガポール航空のロゴが描かれていたんですね! そしてナショナル・デイ・パレード2015のロゴ”Majulah Singapura – Our Golden Jubilee”(進めシンガポール-私たちのゴールデン・ジュビリー)も描かれています。Majulah Singapuraはシンガポールの国歌であり、マレー語です。Golden Jubileeは「金婚式」の意味。50周年記念式典の事ですね。我が家のSilver Jubileeまではあと2年。。。

いやぁ、上を見て良かった! やっぱり上を見ることは大切ですね!NR-2471

いやぁ、再会できるとは思っていませんでした。前回、8月22日に撮影した時には最初で最後かなと思っていたのですが、こんなに早く再会できました。前回は南風運用の日だったので、離陸シーンを撮影できたと言っても、斜め後ろからメラメラと勝負しながらの撮影でした。

この日は北風運用で、目の前でローテーション、気温も低くメラメラも少なく、本当に素晴らしい条件でした。

成田空港の午前中は北風運用が良いですね。

展望デッキから撮影する際には順光だし、エアボーンする場所も目の前かちょっと北側(右側)になります。滑走路の中間点が展望デッキから見て南側(左側)にあるので、長い離陸滑走距離の国際線の飛行機の離陸を撮るのは北向きの離陸、RWY34Lからの離陸の方が適しています。

そして展望デッキでの撮影場所もこの日は25番スポットと26番スポットの間、25番スポットよりのところに陣取りました。ここなら自分より目の前から右手が開けているんです。25番スポットに垂直尾翼の大きな飛行機が入らない限り、RWY34Lの離陸機をバッチリと撮影できるポジションです。

さて、シルバーウィークでお休みの方もいらっしゃると思いますが、その休みも今日を入れてあと2日ですね。私はこの成田空港での撮影がビッグイベントでピークだったので、あとは家で衣替えしたり、写真を整理したりしてゆったりと過ごしたいと思います。昼からビール飲んだりして。。。

それでは皆様、今日も良い1日を!!

あっ、「まれ」が今週いっぱいですね。。。

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