KLMのジャンボ、北風テイクオフ
皆様、3連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。今回の3連休は横浜港とか横須賀港が大いににぎわっていたようですね。
さて、今日は火曜日ですがジャンボです!KLMの美しいブルーのジャンボを見て今週の4日間を乗り切る元気を!
写真は9月20日の成田空港、午前8時半頃、KLMのジャンボが降りてきました。遠くてメラメラでぼやけているけど、ジャンボの着陸シーンも珍しくなってきたので掲載しちゃいます。
減速して誘導路に入ったKLMのジャンボ。このジャンボの愛称は「Guayaquil」・・・グアヤキルです。
グアヤキルとはエクアドル共和国の最大の都市です。エクアドルがどこかって? 南アメリカ大陸の太平洋側、ペルーの北に位置しています。南アメリカ大陸の左肩みたいな場所です。
首都はキトという街でエクアドルの中心よりちょっと北側ある街なんですが、エクアドル最大の都市はグアヤキルなんですね。やっぱり海に面しているのと、沖合にガラパゴス諸島があるので観光の足掛かりにもなっているのかもしれませんね。
さて、約2時間の日本滞在の後、日本からの乗客を乗せて出発です。KL862便、アムステルダム行きです。
タキシング中のこの角度から見るKLMのジャンボ、チョーかっこいい!!ウィングレット、2つのエンジン、降ろされたフラップ、がっしりとしたメインギア・・・・いいですねぇ~!!!
ちょっと角度を変えてもう1枚。こちらも良い!上の写真ではノーズギアが見えませんでしたが、こちらではばっちりと見えます。こちら側は「Guayaquil」としか書かれていないんですね。反対側は「City of Guayaquil」だったのに。
KLMのBoeing747-400、PH-BFGの全体像です。いつみてもこのKLMのジャンボは素敵です。とにかくこのKLMブルーが良いです。
離陸滑走中。かなり長く走ることを覚悟して、しっかりと狙います。
正面を少し過ぎたあたりでローテーション! さすがジャンボ! 力強い!!
主翼がグイっとしなって機体の重量を支え、そして宙に持ち上げます。
エアボーンしました。翼のしなりを見てください! つい数ミリ秒までまではメインギアにかかっていた機体の重量が今度はこの翼に支えられているんです。これが揚力です!
エンジンから勢いよく噴き出すジェットが見えます。そのジェットに押し出され、加速しながら上昇していくジャンボ! この姿は何度見ても感動します。
いやぁ~、KLMのジャンボ、いいですねぇ。
今日から4日間、頑張ろう!って気になりました。
さて、昨日は結局羽田空港へは行かずに午前中はPCの調整や写真の整理をしました。
そして午後になってからは天気も良いので、みなとみらいの日本丸の総帆展帆と満船飾を見てきました。昨日の午前10時に全部で29枚ある帆をすべて張った状態にして、かつ、体育の日ということで船首から船尾まで国際信号旗を形容する満船飾となっていた日本丸。15時にその帆をたたむ畳帆(じょうはん)を行うということで、見に行きました。
元日本丸の船長で、現在は引退してボランティアとして日本丸を支えている方の解説付きで、約1時間かけて飾ってあった国際信号旗を降ろし、29枚の帆をたたむ作業を見学しました。
絡まりそうでいて絡まらない非常に多くのロープを操作して帆や帆を張ってある桁を動かし、最後には人がマストに上って帆を畳んで桁にきれいに括り付ける作業は圧巻でした!
クルーの方が10名ほどいるそうなのですが、その他の大勢の作業員の方はボランティアだそうです。
素晴らしいチームワーク、統制で、すべての帆をきれいにたたんでいました。
1時間ほどの時間がかかりましたが、あっという間でした。時間が経つのを忘れるくらい素晴らしい作業風景でした。
帆を張るのは本当に大変なのだそうですが、それは緊急時に素早く帆を畳むことができるようにするためだそうです。帆を張るときは重力に逆らうようにして帆を張るのですが、帆を畳むときは重力を利用できるような仕組みになっているとのこと。いざというときに素早い対応ができるように、最初に苦労しておくということをおっしゃってました。
普段の仕事にも通じますね。いざというときに素早い対応ができるように、あらかじめ頭を使って、工夫して、手を打っておく。
飛行機のノーズギアが風に逆らって格納されるのも、いざというときに風力を利用して降ろせるようにするためです。
同じ理屈ですね。
いやぁ~、3連休の最後に良いものを見せていただきました。
それでは皆様、今日も良い1日を! そして良い1週間を!