マレーシア航空のAirbus A330
今日もAirbus A330です。 今日のA330はマレーシア航空です。
新しいデザインになってからしばらく経ちますが、もう旧デザインは見かけなくなりましたね。この”今”風の風になびくリボンのようなデザインも見慣れました。
飛行機はAirbus A330-300。滑走路を半分以上走ってからローテーション!
ガルーダインドネシア航空のBoeing777がプッシュバックする向こう側、RWY34Lでエアボーンしたマレーシア航空のAirbus A330-300。時計もばっちり見えてます。
クアラルンプール行きのMH89便、定刻は10時半です。
飛行機の出発時刻はゲートを離れる時刻なので、10時半にゲートを離れ、エンジンを始動し、タキシングして滑走路に向かい、そして離陸してこの時刻。10時59分。
エアボーン直後のこの時、翼がグイッとしなって空気をつかんで機体を持ち上げます。今日のお気に入りの1枚です。
飛行機の後ろ半分が手前のガルーダのBoeing777のエンジン排気で揺らいじゃってますが、上昇する飛行機の美しさに負けて掲載することにしました。緑の背景も良いです。
メラメラから抜け出し、上昇するA330。ギア格納室のドアが開き始めました。 上昇が順調に推移し、安定したので、ギアを格納します。
ローテーションからここまで、結構長いんですよね。Airbus A330は。
Airbus A330が続いていますが、この日の午前中の北風運用の時に撮影した写真をこれからちょっとの間掲載させていただき、その後、南風運用になってからの写真を掲載し、午後のさくらの丘で撮影した写真へと進めていきたいと思います。今後はある程度時系列で。。。
さて、今週のビッグニュースはなんといっても新千歳空港で発生したJALのBoeing737-800の緊急脱出ですね。
今朝のNHKの番組でもかなりの時間を割いて放送されていました。
急激に天候が悪化し、緩い上り坂になっているタクシーウェイをタキシング中に機内で煙が発生、緊急脱出に至ったという重大インシデント。
Boeing737は足が短く、エンジンが地表に近いので、エンジン内に雪が入りやすいのでしょうね。そしてタクシーウェイに雪が積もり、緩い上り坂ということで、ある程度のパワーを入れていたのでしょうか。雪を吸い込みやすい状況であり、かつ、雪を吹き飛ばすほどのパワーではないという状況になったのでしょうか。
機内に煙が流れ込み、火災の”可能性”があるということで、緊急脱出を判断した機長のマネジメントはさすがだなと思います。かつて、那覇空港で発生したチャイナエアラインのBoeing737の火災では火災発生から機体がが焼け落ちるまで、あっという間でした。コックピットクルーが客室からではなくコックピットの窓から逃げた映像が印象的でしたよね。
それほど、飛行機における火災は怖いんです。
その火災の可能性が少しでもある以上、そして煙の原因がはっきりと特定されていない以上、脱出を決意するのは本当に良い判断だったと思います。
それにしても、スライドを滑りながら撮影したり、キャリーバッグを持ったまま脱出したりする方がいたことに驚いています。「安全軽視」としか思えません。
クルーは緊急脱出の訓練を受けていますが、われわれは確かに緊急脱出に関することは何も知りません。なぜ、何も持たずに脱出しなければならないのか、スライドを滑るときの姿勢はどうしなくてはならないのか、確かに安全のしおりにも書かれていません。そういった情報の発信も今後必要なのかもしれませんね。
さて、今週の週末は良い天気になりそうです。
が、
私は家で仕事です。
皆様、良い週末を!