オーストリア航空ラストフライト-1
KLMのジャンボのラストフライトばかりに注意が行ってしまって、すっかり忘れていました。
オーストリア航空は9月4日の成田空港発ウィーン国際空港行のOS52便をもって日本から撤退だったんです。
オーストリアと日本を結ぶ唯一の路線が27年間の歴史に幕を下ろしました。
今後、ウィーンに行くとしたら、上海や香港を経由するか、ドイツを経由して、乗り継いで行くしか方法がありません。
中国路線を増強し、日本から撤退・・・・本当に残念です。
9月4日がラストフライトだったんですが、その前日の9月3日、それが私にとってのオーストリア航空のラストでした。まさか翌日が最後だとは知らずに、撮っていました。
午前中のKLMのBoeing747-400のラストテイクオフに酔いしれ、その後は午後のBAのBoeing787を撮るのみ!という感じでした。そのBAのBoeing787の出発時刻が1時間ディレイしたおかげで13時45分発のオーストリア航空のOS52便を撮影することができたんです。
もしBAのBoeing787が定刻(12時35分)に出発していたら。。。。きっとそこで撤収していたことでしょう。
BAさん、ありがとう!
まずはウィーンからのOS51便、11時半に成田空港に到着しました。
それほど注目していなかったので、ランディングシーンは撮れずに、誘導路に入ってきてからの撮影でした。
スポットは第1ターミナルの南のほう。
第1ターミナルの展望デッキの前を通っていきました。
機首部分のアップ。
コックピットの下に小さな青い文字で「Dream of Freedom」って書いてあります。この機材、”OE-LPC”の愛称でしょうか。
スポットに向けてタキシング中。
そして約2時間15分後、今後はOS52便としてウィーンに向けて飛び立ちます。
滑走路を半分と少し走ったところでゆっくりとノーズギアを持ち上げ始めました。
「NARITA」の植え込みに差し掛かったころに機首上げは最大に! このままエアボーンの時を待ちます。
「NARITA」の「TA」の前でエアボーン。
ラスト-1のテイクオフです。
滑走路脇の草苅を行っている人たち、近くで飛行機を見られるなんて、しかも離陸する姿をすぐ横で眺められるなんて本当に羨ましい!! あの草苅トラクターの運転席で飛行機を見てみたい!!
到着したエアカナダのBoeing787の向こう側を上昇していきます。
時刻は13時45分過ぎ。
欧州便だというのに、こんなにがっつりとした機首上げ姿勢で上昇していきます。
大きなエンジンの巨大なパワーの成せる技でしょうか。
エンジンが水色に塗られていて目立つこともあり、大きく見えます。
ギアをしまい始めます。
オーストリア航空もデザインを新しくしつつあったのですが、最後の撮影は見慣れたこの旧デザインでした。
以前、「この飛行機に乗って音楽の都、ウィーンに行ってみたい」と書きましたが、結局、かなわずでした。
KLMのジャンボが去り、オーストリア航空が去り、10月1日には羽田空港からキャセイのジャンボが去り、、、、
なんだか、お別ればかりですね。
でも、9月3日の成田空港では、初めてお目にかかる航空会社も2社ほどありました!
お別れもありますが、新しい出会いもある。
時代の移り変わりを感じます。
新しい出会いが中国と韓国の航空会社だというのも、時代の流れですね。
このオーストリア航空も日本から中国へのシフトで、日本から撤退します。
時代は中国?!
「がんばれニッポン!!」と声を大にして言いたいです。
日本は島国で、海外からくるためには船か飛行機を利用するしかありません。
なのに、空港は狭く、規制が多い。
便数を増やしたくても増やせない。
アジアのハブ空港になり切れないんですよね。。。
世界に通用する空の玄関、欲しいですね。
昨日は会社のオフィスの窓からとってもきれいな雲、雄大な積乱雲が東京湾の向こう側にそそり立っているのが見えました。
大気の状態が不安定になるということでしたが、東京・横浜は雨が降ることもなく1日を終えることができました。
今日も同じような大気の状態だとか。
日の出時刻もだいぶ遅くなってきましたね。
この間まで、起きたとき(5時15分頃)にはすでに太陽は昇っていたのですが、今朝はまだ日の出前でした。今朝の日の出時刻は5時17分。先ほど、ようやく窓からオレンジ色の光が飛び込んできました。
季節は移っているんですね。
それでは皆様、今日も良い1日を!