Glider @Menuma Glider Port
昨日は本当に久しぶりに、25年ぶり(?)に学生時代に多くの時間を過ごした妻沼滑空場に行ってきました。
母校のグライダーの整備の手伝いのためです。
グライダーで飛ぶことはできませんでしたが、整備の後に、合宿中だったN大学とかW大学、C大学のグライダーの写真を撮ることができました。
まずはとっても懐かしいASK13の離陸シーン。
ウィンチ曳航での発航です。
エアボーン後はノーズを上げすぎないように抑えます。
滑走路の反対側にあるウィンチに巻き取られる曳航索に引っ張られて、400m~500mほどまで高度を上げます。
鋼管羽布張のグライダーと違って、とってもスリムな感じがします。
写真で見るとそう見えないかもしれませんが、結構な急角度での上昇なんです。
こちらはASK13。
これが曳航索を巻き取るウィンチです。
4連ウィンチで4つのドラムがついていて、4連続で曳航できます。
グライダーから数mのところの曳航索についているのはパラシュートです。
切り離した曳航索がゆっくりと巻き取られて落下するようにするためです。
2機のグライダーが上昇気流の中で旋回中。
こうしてエンジンを持たないグライダーは高度を獲得していきます。
こちらはリトリブカー。
ウィンチが巻き取った曳航索を引っ張って、発航地点まで伸ばします。
グライダーの離陸時には片方の翼端を人が支えて最初のうちは水平を維持します。
ファイナルアプローチ。
時速は90km/h(対気速度)。
ダイブブレーキを少し開いて、高度を落としていきます。
グライダーはエンジンがないので、できるだけ高度に余裕がある状態で滑走路にアプローチし、滑走路に近づいてから大きな降下率で滑走路の接地点に接地させます。
接地寸前で引き起こして2点(テールスキッドとメインギア)接地。
今度は発航です。翼端を持ち上げて水平状態にして曳航索がピンと伸びるのを待ちます。
曳航索を切り離すときは、「離脱用意!」と、まずノーズを下げて、曳航索を弛ませます。
そしてレリーズレバーを引っ張ると、曳航索が切り離されます。
切り離された曳航索はパラシュートを開きながら落下、巻き取られていきます。
ファイナルアプローチ開始。
滑走路へのパス角が所定の角度になるまで90km/hの速度を維持しながら滑空します。
軸線を合わせます。
北側の滑走路から離陸したグライダーと南側の滑走路にアプローチするグライダー。
接地まで数m。引き起こしのタイミングは地面の浮き上がり方を見て判断します。
ということで、大量の写真でしたが、これが「グライダー」です。
エンジンがないので、ウィンチで曳航索(ワイヤー)を巻き取ってグライダーを引っ張って離陸します。飛行機による曳航もありますが、昨日はすべてウィンチ曳航でした。
獲得した高度を有効に使って遠くまで飛ぶことができるように主翼が長く、滑空比が大きくなるように作られています。1m高度を失う間に25mくらいは飛ぶのではないでしょうか。
昨日は曇り空でしたが、結構上昇気流があったのかもしれません。
みんな10分ほど飛んでいたのではないでしょうか。
上昇気流がなければ5分ほどで場周経路を飛んで降りてきてしまいます。
飛びたくなりました。
そろそろ空に戻ろうかな。
まずは航空身体検査を受けなくては。
飛ばなくなってかなり立つので、ソロで飛べるようになるまでどれくらいかかるのだろうか。
新入生と一緒に頑張ろうかな。
ということで、本日はグライダー三昧でした。
昨日は母校の大学のKa8というグライダーの耐空検査整備のお手伝いでした。
整備の後は機体を組んで計測などを行いましたが、結構、体を使ったんですね。
重たい主翼を持ち上げたり、不自然な姿勢を維持して作業したり・・・・。
今朝はふくらはぎや腰や腕が筋肉痛です。
それでは皆様、今週も良い1週間になりますように!!