シミタール・ウィングレットのBoeing737
飛行機にウィングレットが付き始めたのはいつだったろうか。。。
1989年に就航したBoeing747-400のウィングレットが最初だったような気がします。
それからいろんな飛行機にウィングレットが付き始めて、進化を見せてくれました。
今日のウィングレットも昔は想像もつかなかったような形状です。
「シミタール・ウィングレット」
シミタールとは中近東における刀剣の一種で、半月刀とか三日月刀とか言われます。
サーベルや日本刀のようなまっすぐに近い刀ではなく、大きく湾曲したそれこそ三日月のような形をした刀です。
このウィングレットの形状が三日月形に見えることからシミタール・ウィングレットと呼ばれるようなったとか。。
今日の写真で、その由来が見てとれるか?!
まずは上がってきたところ。既にギアはたたまれています。
ウィングレットの形は上に曲がった部分は見えますが、まだはっきりと分かりませんね。
どうでしょう?
三日月形に見えますか?
上に曲がっている大きなウィングレットと下に向けて伸びている小さなウィングレット。
MD-11なんかも翼端の上下にウィングレットがついてましたが、同じですね。
上下に分かれているから、スプリット・シミタール・ウィングレットと呼ばれたりもします。
ウィングレットも昔のBoeing747-400なんかは角ばった形状でしたが、最近のウィングレットは滑らかというか、曲線美というか、いかにも空気抵抗が少なくなりそうって感じの形状ですよね。
加工技術の進歩、素材も金属なのか炭素繊維なのか、加工の自由度が増えたんでしょうね。
飛行機はユナイテッド航空のBoeing737-800、UA197便です。
成田空港を17時45分過ぎに離陸し、グアム国際空港へ向かいました。
ウィングレットがついていると、翼端の下面から上面への空気の回り込み、いわゆる”渦”の流れが変わり、翼端における揚力の減少が抑えられるんですよね。要は翼端抵抗が減る効果があるということ。
そういえば、Boeing747-400がデビューしたての頃、まだ一緒に飛んでいたBoeing747-300と上空でパイロット同士が無線でやり取りして燃費を確認し合っていたことがありました。もちろんBoeing747-400の方が、燃料消費が少なく、燃費が良かったんですよね。
ウィングレットの効果を実感しました。
さて、今日も神戸ですが、今日の西日本は猛暑で、更に不安定な天気のようです。
大阪は36度の予報です。そして午後は大気が不安定になって雷雨の可能性もあるとか。
梅雨はどこにいった? もうあけたのでは?
確かに前線はまだ日本列島に近くにしっかりといらっしゃいますね。今日の梅雨前線は日本列島の南側に下がっていて、関西は梅雨前線の北の晴天域にいるようですね。関東地方は梅雨前線の影響で梅雨らしい天気になっているようです。
まだ、いたのか。。。
今週末、日曜日は晴れてほしいものです。飛行機曳行でソアリングの予定なので。。。
それでは皆様、良い1日を!
熱中症に注意!!