ルフトハンザ Airbus A380 テイクオフ!

6月12日の午前7時44分に成田空港に初めてやってきたルフトハンザ航空のAirbus A380。
わずか2時間ほどの滞在の後、10時18分に成田空港のRWY16Rから遠くフランクフルトへ向けて飛び立っていきました。
なかなか機首をあげません。 
大きさのせいか、速度も十分出ているように見えないので、見ているほうがハラハラします。
かなりの距離を走ってようやく、機首を上げ始めました。
ルフトハンザ Airbus A380 1
完全にエア・ボーンしたのは、RWY34Lの接地帯の辺りでしょうか・・・。
ゆっくりと、神の手につかまれ重たい荷物を持ち上げられるようにして機体が宙に浮きました。
空気も悲鳴を上げているのでしょうか、エンジンの付け根から翼上面に向けてベイパーが流れています。
ルフトハンザ Airbus A380 2
一瞬、雲間から指す太陽に照らされたところを通過。
白い機体がまぶしく光ります。
離陸を祝福されているようです。
ルフトハンザ Airbus A380 3
力強く上昇を始めたルフトハンザのAirbus A380-800(D-AIMA)。
LH711便、フランクフルト行きです。
ルフトハンザ Airbus A380 4
巨体を支えた4脚20本のタイヤがついたメインギアを前輪を格納し、ぐんぐんと加速します。
ルフトハンザ Airbus A380 5
それにしても、大きい!
成田空港の南側にある航空科学博物館の3Fデッキで見ていたのですが、目の前を通り過ぎるその迫力に圧倒されました。
上昇角度も浅いので、横からの絵もこんな感じです。
ルフトハンザ Airbus A380 8
一瞬見えた青空にその表情が輝きます。。
ルフトハンザ Airbus A380 6
ギアを完全に格納し、飛ぶ姿になったAirbus A380は遠く、ドイツのフランクフルトに向けて飛び立っていきました。
ルフトハンザ Airbus A380 7
Airbus A380の離着陸は既にシンガポール航空のA380で見慣れているはずなのに、
このルフトハンザ航空のA380の離陸にはかなり感動しましたね!
“初”ということも影響しているのでしょうか。
不安な気持ちと、応援する気持ちと、祝う気持ちなどが合わさっているから、感動もひとしおだったのかも知れません。
なかなか離陸しない、でもがんばって走っているA380を見ているときは、本当にヒヤヒヤしました。
離陸し、ゆっくりとゆっくりと上昇を始めたときには止めていた息がふゥ~っと吐き出されました。
目の前を比較的静かなジェット音を響かせて通り過ぎていく姿は頼もしく、新たな空のキングの登場を予感させるものでした。
飛行機の初就航を見たのは本当に久しぶりでしたが、良いですね!