Boeing777のドアを開ける
「CAさん、ドア開けますよー」
飛行機のドアは機内からOKサインが無いと開けることが出来ない。。。
外から窓をのぞいて、ドア付近をCAさんが通りかかるのを待つ。
「おーい!」
ドアをとんとんと叩いて、中のCAさんに気づいてもらう。
「こっちこっち! ドアを開けたいンだってば」
中のCAさんが窓の外を確認し、親指を立てて”OK”のサイン。
「よっしゃ!」
ドアのハンドルを両手で手前に引き出す。
そして、左側に180度回転させる。
そして、手前に引っ張るとドアが開く。
ドアの上OK!、下OK!、指差し確認!
中のCAさんに「こんにちは! ケータリングです。」
ドアを片手でゆっくりと開ける。
まだドアの開くほうの安全柵は引き出していないので、自分とケータリング車を繋ぐ命綱をつかみながら、ドアを開ききる。
飛行機の技術はどんなに進歩しても、この客室ドアが自動化されることはありません。
貨物室のドアはドアの脇のボタンか何かで自動で開いたり、閉まったりするのですが、
客室ドアは人間がハンドルを回して開きます。
緊急時に電気が使えなくなり、モーターでドアが開かなくなると困りますからね。
それにしてもこのドア機構、機械好きの私にはたまらないですね!
車輪とあわせて、飛行機の好きな部分です。
羽田空港の展望デッキで飛行機を見ていて、飛行機のドアを開けるシーンが見えると、ついつい凝視してしまいます。
ちなみに機体はANAのBoeing777-200(JA714A)でした。