エンジンに鳥が入ってきませんように。。。。

「バードストライク」・・・USエアウェイズのAirbus A320がハドソン川に不時着水した事故が記憶に新しいと思います。
USエアウェイズの1549便がラガーディア空港を離陸した後に両方のエンジンに鳥が吸い込まれ、エンジンが停止、ハドソン川に不時着水したという事故です。
バードストライク、特にエンジンに鳥が吸い込まれることを防止しようと、航空会社はいろいろと知恵を絞ってきましたが、本日はその一部をご紹介します。
コンチネンタルのBoeing767、白い渦巻き模様がエンジンのファンの中心部分に描かれています。
コンチネンタルのBoeing767
ヴァージンのAirbus A340のエンジンでは、コーヒーにクリームをたらしてかき回した直後のような渦巻きが描かれてますね。
ヴァージンのAirbus A340
デルタのBoeing747のエンジンは、ファンの中心部分から渦巻きではなく、白線が描かれてます。
デルタのBoeing747
ANAのBoeing767、ん?、何も描かれていない? ファンのスピナーの一番外側の一部に白い短い線というか点が1箇所描かれています。
回転すれば円に見えるのか。。。
ANAのBoeing767
アリタリアのBeoing777の渦巻き模様。
イタリアらしく、デザイナーの描いたおしゃれな渦巻き。。。。
アリタリアのBoeing777
ANAのBoeing777。 こちらは渦巻きではなく、身近な白線です。
ANAのBoeing777
SNAのBoeing737、小さなエンジンにも小さな渦巻き。
SNAのBoeing737
ANAのAirbus A320。こちらは白い渦巻きではなく、黄色い渦巻き模様です。
確かに、特に猛禽類の鳥や鷲・鷹の目玉って黒い瞳に黄色の瞳孔??
ANAのAirbus A320
いろいろな渦巻き模様や白線がエンジンのファン中心部に描かれていますね。
ところが、バードストライク防止効果はあまり無いとか。。。
バードストライク防止というよりも、地上にいるときにエンジンが回転しているか止まっているのかを地上スタッフが視認し易いように描かれているという話も聞きます。
エンジンが高速で回転し始めたら、渦巻きも線もただの円になっちゃいますよね。。。
管制官も鳥には指示が出せません。。。同じ空を飛ぶもの同士、上手く共存して行きたいですね。
そういえば、映画「ハッピーフライト」もバードストライクで飛行機に異常が発生して出発空港に引き返すストーリーでした。。。