Boeing777の出発前整備と窓拭き

羽田空港第2ターミナルのとあるスポット。
出発前準備中のBoeing777-300(JA753A)のノーズコーンが開けられ、なにやら整備作業が行われていました。
飛行機の鼻の中にはレーダーが収められています。
パカッとノーズコーンが開けられているところは撮影できませんでしたが、閉める瞬間には間に合いました。
(某なんとかジェットを待つファン達に金網が占領されていて、場所が空くのを待っていたんです^^;)
3人のメカさんが大きなBoeing777のノーズコーンをゆっくりと閉めています。
結構重いんでしょうか。。。
B777のノーズコーンを閉める
なかなか見られない光景に目が釘付けになりました!
高所での作業、炎天下での作業、大変そうでした。
B777のノーズコーンを閉める 2
ノーズコーンがピタリと納まったあと、ねじ止めをして、ノーズコーンについた汚れを拭き取っていました。
3人のメカさんの息はピッタリ!
B777のノーズコーンを閉める 3
一人がノーズコーンを押さえ、一人が専用工具でネジ止めし、一人がモップで拭き取りをしてます。
B777のノーズコーンを閉める 4
そのとき、コックピットの窓が開き、別のメカさんが声を掛けます。
「そろそろコックピットの窓を拭いてもいいっすか~?」
とでも言っているのでしょうか。
「もうちょっと待って、あと2分くらいで終わるからさー」
クリーナーの飛まつが飛んで顔にかかるのを心配してそんな答えでも返ってきたのでしょう。
窓から顔を出したメカさんは一旦機内に消え、別の作業に行ったようです。
そろそろ窓拭いても良い?
ノーズコーンの作業が終わった頃、コックピットの窓拭きが始まりました。
まずはクリーナーをシュシュっと吹きかけます。
まずはクリーナーをシュッ
そのあとは、綺麗なウエスでキュッキュッと丁寧に窓を拭きます。
パイロットにとって、「見張り」は航空法で定められた重要な義務。
その目となる窓は丁寧に綺麗にされます。
窓を拭き拭き
レーダーの整備を終え、窓を綺麗に拭いてもらったBoeing777はスポットを離れ、空へと向かいました。
メカさんら地上スタッフが手を振って見送ります。
「行ってらっしゃーい、良いフライトを!!」って。
いってきまーす
1つのフライトを終え、次のフライトまでのわずか1時間ほどの間に、前のフライトでクルーから報告された機体の不具合については、ラインで整備されるんですね。
もちろん大小の程度で、規模の大きな不具合は「機材の変更」になっちゃうと思いますが。。。
短時間でてきぱきと、確実にメンテナンスするプロのメカニックさんたちの仕事振りを目の当たりにでき、感動しました!
小異常が集まり・重なり大異常を引き起こすというのは、どの分野でもいえること。
一つ一つの小異常を見逃さず、対処することって大切なんですよね。
「あんしん あったか あかるく元気」
ANAのスローガンを見た気がしました。