FedExのMD-11Fをじっくりと観察
羽田空港では見られなくなった3発機。
成田空港でもめっきりと数を減らしてきました。
FedExもMD-11FからBoeing777Fへ切り替わり始めているようです。
そのFedExのMD-11Fの姿をよーく見てみました。
まずは早朝の貨物機到着ラッシュの中、RWY34Lへ着陸したMD-11F。
機体が朝日を受けてオレンジ色に染まっていて美しいです。。
早朝に出かけてよかった!と思う瞬間です。
真横からその全体像をしっかりとみてみます。
垂直尾翼に装備されている第2エンジンが大きな特徴。
そして大きく上反した小さな水平尾翼。
この小さな水平尾翼がMD-11Fの操縦を難しくしているとか、いないとか。。。。
トーイング中のMD-11Fをじっくりと観察してみます。
まず、このトーイングトラクターが珍しいですよね。日本には無いタイプです。
そしてDC-10時代からとても気になっているこの大きなコックピットのサイド・ウィンドウ。
パイロットの腰から上が見えそうです。
左右の視界はとっても良いのでしょうね!
ME-11Fの主翼に装備されているエンジン。
主翼から結構前に突き出すような形で取り付けられているんですね。
MD-11Fのもう一つの特徴である、翼端のウィングレット。
特徴的なのは上下につけられている点です。
上向きのウィングレットはよく見かけますが、下向きの小さなウィングレットはMD-11Fだけではないでしょうか。
そして、胴体真ん中から伸びている2輪のメインギア。
真ん中のメインギアは垂直というよりも前に突き出すような形でちょっと斜めに伸びているんですね。
そして尾翼部分。
垂直尾翼の付け根ではなく、途中にエンジンを取り付けるなんてすごい発想ですよね。
エンジンを垂直尾翼が串刺しにしているようです。
大きな上反角で取り付けられた水平尾翼もポイントですね。
水平尾翼はDC-10よりも30%近く面積が小さくされているそうです。
成田空港でFedExのMD-11Fの離陸を撮影するのは非常に難しいんです。
なぜなら、短い離陸滑走距離でエアボーンし、急角度で戦闘機のように上昇していくからなんです。
この日もこんな感じで一気に上昇していきました。
ものすごい角度ですよね。
展望デッキの前を通過することにはこの高度。
さくらの山の横を通過するときにはすでに”上空”状態。。。
MD-11F。。。現在、日本で見られる唯一の3発機。
3発機でもう1機有名なのはL1011トライスターだと思いますが、世界ではまだ現役で使っている航空会社があるようですが、日本には飛来していません。
あと、Boeing727も有名な3発機ですが、こちらはプライベートジェットとしてごくたまに日本でも目撃されるようです。
昨年末にも羽田空港にいたとか。。。
双発機中心の旅客機界ですが、私はやっぱり3発以上の飛行機の方が好きですねぇ。。。
本日はこの冬一番の寒さだそうです。
風邪も流行しているようですので、健康管理に気を付けてお過ごしください。
名古屋のホテルの部屋からの更新でした。
おはようございます。
第2エンジンの装備位置(垂直尾翼の付け根でなく途中)ですが、エンジンにクリーンなエアフローを供給するためと聞いております。強度的にはもちろん付け根に装備するのが一番楽ですが、付け根にインテークがあると、胴体上面に発達した境界層がエンジンに流れ込み、また正の迎角を取った場合には剥離流が流入する可能性があります。ファンや圧縮機に強いディストーションを持った空気が流れこむと作動状態に大きな影響を及ぼしますので(最悪の場合上半分はチョーク,下半分はサージなんてことも有り得ます)、それを避けるため、このような配置となっているそうです。
L-1011は付け根にインテークがありますが、長いSダクトのおかげである程度整流されるんだそうです。
おはようございますノシ
僕の為に撮ってくれたのですね?(笑)
記事を書いている時に僕が頭の中を走り回ってましたね?(笑)
やはりコイツのタッチダウンは最高です!B4のフレイターも凄く白煙が上がりますが大きさ比率からするとコイツの方が迫力があります!!
また3発特集をお願いします。
こんばんは!
フェデックスのMD11はよく関空でも見ます!
貨物機の上昇角度は、やけに鋭いですよね。
本当に「大空に突き刺さる」ように飛んでいきますよね!
友人はルフトハンザカーゴのMDを見たらしいですよ。
個人的には、3発機はこのMD11が好きですね。
DC10も似たような感じですけど、何かMDと違うんですよね!
別にDCにケチつける訳じゃないんで、DCファンの方、誤解なさらないで下さい!
私事ですけれども、僕自身も若干風邪気味なんです…
これ以上ひどくならないように気を付けたいと思います。。。
それでは、おやすみなさい!
☆なにそれこわいさん、
感激です!!
とってもわかりやすい解説で、思わず「なるほど!」とうなずきながらコメントを読ませていただきました。
エンジンに乱れの無い空気の流れを提供するためにわざわざ垂直尾翼の途中にエンジンを付けたんですね!
ありがとうございます!!
そしてB727やL1011がそうなっていない理由もよくわかりました。
インテークと燃焼室の間がクランクというかS字になっているので整流される。。。
ナルホドです。
スッキリとしました!!
☆雅&彪’sパパさん、
はい!
この記事を書いているときに脳裏に浮かんだのはパパさんの顔でした!
今では「3発機=パパさん」とインプットされてます。
3発機特集。。。やってみたいのですが、特集するほどネタが集まってないんですよね(^_^;)
もっとたくさん飛来してくれれば良いのですが。。。。
☆skyponさん、
この日はFedExのMD-11FとルフトハンザのMD-11Fの両方を見ることができました。
(ルフトハンザのMD-11Fは昨年末に掲載しました)
DC-10の進化系であるMD-11。
ウィングレットは大きな違いですが、そのほかはほとんどDC-10の形状を継承してますよね。
カッコいいです!
風邪をひかれたんですか?!
ここのところ、厳しい寒さの日が続いてます。
風邪がひどくならないように祈ってます。
お気を付けください!!