飛びたい。。。

もう、25年前のこと、私は飛んでました。

埼玉県の北部、利根川のほとりの空。

自分が乗っているアレキサンダー・シュライハー式Ka-8を教官と仲間が乗っている複座機から空撮してもらいました。

これが、グライダーです。

エンジンがないけど、主翼・水平尾翼・垂直尾翼・操縦席。。。航空機です。

JAで始まるレジ番もしっかりついてます。

FH020013.jpg

これは別の日に、自分で撮影したフライト中のコックピット。

速度計・ボールゲージ・コンパス・無線機・昇降計・高度計。。。以上。

左側にある丸いボールは、グライダーを牽引するワイヤーを切り離す装置。

気流の音しか聞こえない滑空。

ka-8_cockpit.jpg

昔、「フライ・バイ・ワイヤー」という言葉を聞いたとき、それが最新式の技術の言葉だとは思えず、

グライダーだってフライ・バイ・ワイヤーじゃない!と思ってしまったものです。

エルロン・ラダー・エレベーターは操縦桿やペダルとそれこそ”ワイヤー”で結ばれていて、それらの動翼に

当たる空気の力を手足で感じていたものです。

まさか、フライ・バイ・ワイヤーのワイヤーが”電線”のことだとは。。。

こんな世界に戻りたいものです。

6 comments

  • 今は熊谷市となった妻沼にある滑空場ですね。
    NHK小さな旅でも紹介されていました。
    職場から近い。
    グライダーに搭乗は気持ちいいでしょね。

  • 僕はグライダーに乗った事はありませんが、飛行中はどのような気分なのでしょうか?
      自分が操縦している緊張感?責任感?嬉しさ?
       エンジンを搭載していないって、本当に自然の力で飛んでいるって事なのでしょうか?
     
       

  • Ka-8ですか。懐かしいですね〜
    小さなサーマルで粘るには最高の機体ですよね^_^
    元Ka-6Eのオーナーパイロットより。

  • ☆一雄さん、
    はい、妻沼滑空場です。
    学生時代は1年の1/3はここにいましたね。。。
    グライダーは「空を飛ぶ」という感覚があり、
    本当に気持ちいいです!
    気流を感じるんですよね。

  • ☆ゆうさん、
    グライダーに乗った時の感覚は、大げさかもしれませんが、
    鳥になった感じ?!
    動翼に当たる気流を手足で感じるし、上昇気流や下降気流に入った時は
    お尻でそれを感じます。
    速度は耳で感じ、傾きは目でとらえる。。。
    まさに五感で飛ぶんですよね。
    もちろん、飛んでいる間は緊張しっぱなしだし、安全を強く意識します。
    エンジンがついていないので、高度と風を常に意識し、滑走路との位置関係は
    しっかりと把握しながら飛びます。

  • ☆ぴゅうさん、
    Ka-8は本当に良い機体でした。
    速度が出ないので、競技会ではなかなか苦戦しましたが、
    小さなサーマルでも、弱いサーマルでもしっかりと捕まえることができ、
    滞空時間は稼げました。
    今はみんなプラスチック機になってしまったようですが、Ka-8のような機体も
    いいもんですよね。
    Ka-6Eですか! 木製のスマートな機体でしたよね?!
    関宿で見たことがあります。