【号外】イリューシン-76 @HND
これはイリュージョン?!
いえ、イリューシン!!
まさか、羽田空港でイリューシンー76に会えるなんて!
今日は空港に出かける予定はありませんでしたが、Facebookでイリューシンー76がアンカレッジから羽田に向かっているとの情報を目にして実際にFlightRadar24で探してみると、北海道東方沖を羽田に向けて飛んでいるではありませんか!!
行くべきか、あきらめるか、、、「行かないで後悔するよりも、行って後悔」という神のお告げを信じて、行くことにしました。
アンカレッジからの便なので、ランディングはRWY34Rと信じ、第2ターミナルの展望デッキへ。
今の季節の午前9時前後は逆光ですが、もう、これはしょうがないですよね。
羽田に到着してからイリューシンの到着までまだ時間があった(まだ福島上空を飛んでいた)ので、地下のマックに行って、いつもの「ソーセージエッグマフィンのバリューセット」を買ってきて、第2ターミナル展望デッキの北側で飛行機を眺めながら朝食を頂き、それでも時間があったので、逆光の中、どのようなカメラの設定で撮影するかをANAさんの協力(こちらが勝手に使っただけ)で練習しました。
そしてFR24で木更津上空を通過し、RWY34Rにアプローチするイリューシンを確認後、数分。
その機影を捉えました!
完全な逆光、しかも、地上の飛行機からの熱気でユラユラしてますが、この下反した主翼、高いT字尾翼、4発のエンジン、イリューシンー76です。
スレッシュホールドを通過。メインギアが芋虫の足のように並んでいます。
あまり大きなフレアをかけずに、このままの姿勢でランディングするんでしょうね。
しばらく地上数mのところを水平飛行しているように見えましたが、ようやくランディング。
前輪もほぼ同じようなタイミングで滑走路に接地しました。
スラストリバーサーは外側のエンジンだけ作動していました。
そういうものなのか、今回のランディングでの設定なのかはわかりませんが。
機体の大きさに比べて、垂直尾翼がえらく大きいですね!!
そしてなんといっても特徴的なのはノーズの下半分。
まるで昔の爆撃機のように窓がたくさん並んでいます。
あそこの窓の近くの席に乗って飛んでみたいものです。怖いでしょうねぇ。。。
とにかく、羽田空港の午前9時前後は出発機が多く、第2ターミナルでも次から次へとプッシュバックとエンジンスタートが繰り返され、RWY34Rはモヤモヤの向こう側。
しかも逆光。
最悪の撮影条件でしたが、めったにお目にかかれない貴重な飛行機。
何度も何度もシャッターを押し、モヤモヤの切れ目で映っている写真があることを祈りながら、とにかく撮りました。
下の写真も文字の部分ははっきりしているように見えますが、背中の部分のラインはなんだかにじんでますよね。
今日の号外はとっても珍しい飛行機なので、写真が大量です。
1枚1枚にコメントを書いていたら、ページの下に行くまでに時間がかかっちゃうので、この辺から文章を減らします。
ところで、このイリューシンー76はロシアのヴォルガ・ドニエプル航空の所属です。エンジンと胴体前部の青いラインの上に書かれている文字がきっと社名ですね。
今週は何度か羽田に飛来しているようですが、おそらくフィリピンへの救援物資の輸送のためのフライトで、羽田へはテクニカル・ランディングしているのでは。。。。と推測しています。
4発機でとっても大きい飛行機かと思いきや、意外と小さいんです。
向こう側を走るJALのBoeing767と比べてもこの通り。
手前にいるイリューシンー76のほうが、小さい!!
さて、RWY34Rにランディングしたイリューシンー76はその後、ゆっくりと空港北側へとタキシングしていきました。
金曜日にこの飛行機を撮影した方からの情報もあり、駐機しているイリューシンー76を見に、モノレールで整備場駅まで移動し、フェンス越しの撮影に挑戦してみました。
ここからは駐機しているイリューシンー76の写真です。
どうです、この顔。
ノーズの下半分の網目のような窓。
あそこに乗って飛んでみたい!!
もうちょっと寄ってみます。
機体にタラップはかけられておらず、機首の右下にオレンジ色のラダーが掛かっています。
きっと乗務員はあそこから乗り降りするんでしょうね。
もっと寄ってみます。
ロシア語はさっぱりわからん。。。。
青い部分の白抜き部分はきっと「IL-76TD・・・・」という機種名と「ヴォルガ・ドニエプル」という航空会社名が掛かれているんでしょうね。
もっともっと寄ってみます。局部フェチなので。。。
このコックピットの床下の網目の窓の部分は何のための部屋なんでしょう。
機体全景。
あの、気になるコックピット下の網目の窓の部分をもう一度。
外が明るすぎて、内部はよく見えませんね。。。
あと、ノーズギアもびっくり。
タイやの溝ですが、やはり雪国仕様?!
しかも4輪だ。
主翼にぶら下がっているエンジン。
なんか、機体の割には細くて、か弱いように見えます。
大きなT字尾翼のてっぺん。
ミサイルの弾頭のような形状がとっても印象的です。
結構、カッコいい~!
局部フェチらしく、ノーズギアをもう一度しっかりと見てみます。
メインギアもしっかりと見たかったのですが、支援車両の影に隠れて見えませんでした。
かろうじて撮れた1枚。
いやぁ~、感動しましたね。
イリューシンー76をこんなに間近で見られるなんて!!
逆光の中のランディングは最初から諦めて、北エリアで待ちかまえているんだった、、、とちょっと後悔。
でも、十分に珍しい飛行機の細部まで堪能させていただきました。
めったに見ることができない飛行機なので、写真はちょいと大目になってしまいましたが、【号外】でご紹介させていただきました。