JAL
本日は8月12日です。
1985年(昭和60年)の8月12日は月曜日でした。
あれから31年経ちました。
今日は、今一度、空の安全を願い、同じような事故が決して起こることの無いようにという願いを込めて、現在のJAL機の南に向けての離陸の写真を掲載したいと思います。
あの事故以来、垂直尾翼から鶴丸が消え、サンアークになりましたが、2011年2月に再び鶴丸が垂直尾翼に描かれ、飛び立ちました。
JAL123便が離陸した滑走路、RWY15Lはもうありません。
羽田空港は沖合に展開され、現在は南風の場合はRWY16R・16Lが離陸に使われます。
RYW16Lを離陸するJALのBoeing767、JA8976。1997年7月の登録です。
Boeing777、旧日本エアシステムで導入されたBoeing777で1998年4月の登録です。
JA614J、2005年12月の登録。
出発の時、地上のスタッフは安全なフライトを願って飛行機を見送っています。
「お気をつけて! よいフライトを!」
機材はBeoing767,JA8976で今日の3枚目の写真と同じです。
ANAは1997年に設立されたSTAR ALLIANCEに1999年に加盟していますが、JALがONE WORLDに加盟したのは2007年のことです。
JA771J、2003年5月に登録された機材。
昔は旅客機はJA8xxxと、8千番台が使われていて、JA81xxがジャンボ、JA85xxがトライスターやDC-10などの3発機、JA83xxはBoeing727、JA84xxはBoeing737といった感じでしたが、飛行機が増えた現在は、JA7xxJはJALのBoeing777、JA7xxAはANAのBoeing777といったような採番になってます。
Boeingの機体なら777など3桁のシリーズ名の真ん中の数字がJAの後に付けられ、2桁の連番と航空会社の頭1文字(JALならJ、ANAならA)がつけられています。(原則)
キャセイのBoeing747-400と。
このキャセイのBoeing747-400ですが、今年の10月1日をもって羽田空港では見られなくなります。
JALのBoeing747が退役したのは2011年3月1日のことでした。
ほとんど隠れちゃっていますが、タイのBoeing747-400と。
テールウィンドで、タイやキャセイのジャンボが離陸する滑走路をRWY05に変更する中、JALのBoeing777はRWY16Rから離陸していきました。
まだ大学生で、自分自身も飛んでいた昭和60年の夏、大学の航空部の部室で最初のニュースを目にしました。
「えっ?!」
同じ空を飛ぶ者として、ドキドキしながらニュースを見続けていたのを覚えています。
何社もの新聞を買い集め、スクラップし、情報を集めたりしました。当時はインターネットはまだなかったですから、情報源は新聞かテレビしかありませんでしたからね。
乗員乗客524名のうち、520名がお亡くなりになるという単独での航空機事故としては最悪の事故でした。
事故原因については、その後もすっきりとせず、様々な書籍も発行されました。そして異例のボイスレコーダーの公開。
あのボイスレコーダーを聴くたびに、最後まであきらめなかったパイロットの闘いに胸を痛めざるを得ません。
524名を生きて地上に降ろすために最後の最後まで闘ったんですね。
残念ながらJAL123便の事故以降も航空機事故は絶えることはありませんが、安全性は格段に向上していると思います。
JALも大きな変革を行ってまいりました。
今後も空の安全を願いつつ、飛行機を好きでい続けたいと思います。
航空従事者としても航空ファンとしても、安全第一を心がけます。
それでは皆様、今日も良い1日になりますように。