ASK21の飛行機曳航テイクオフ

昨日は妻沼滑空場で行われた日本学生航空連盟のOB・OG搭乗会に出かけてきました。

妻沼は関東で最も暑い熊谷の近く、住所は熊谷市葛和田1975ともろ”熊谷”です。

そして昨日は太陽が薄雲の向こう側にあり、直射日光こそ弱かったものの、現地は33度ほどの気温でした。風も弱く、とにかく”暑かった”。。。

でも、どんなに暑くてもやっぱり飛行機や滑空機を間近で見ているとその暑さも忘れてしまいます。

自分の搭乗順が回ってくるまでは、撮影したりして楽しんでました。

自分の搭乗時は操縦に専念していて撮影どころじゃなかったので、ほかの方が乗って離陸するシーンなどを撮影したので、その写真をご覧ください。

最初は昨日の曳航機、JA4083のChristen A-1 Husky(ハスキー)です。

1989年12月に登録されたとっても古い飛行機です。

グライダーの出発準備が整うと、曳航索がピンと張るまで曳航機がエンジンのパワーを上げてゆっくりと前進します。垂直尾翼の下、尾輪の付け根付近から伸びている白い線が曳航索。ナイロンロープです。

曳航索がピンと張るといよいよ離陸滑走開始。

飛行機がパワーを上げ、グライダーを引っ張って加速します。

写真のグライターはASK21。昨日私が乗ったJA2379、通称”えんむ”です。

重量が軽く、翼の長いグライダーが最初にエアボーンします。

グライダーがエアボーンしてもそのままグライダー側が上昇しちゃうと曳航機のお尻を持ち上げちゃうので、グライダーは地上1mくらいで水平飛行しながら曳航機のエアボーンを待ちます。

この曳航機の離陸を待つ間の低空での水平飛行が好きなんですよね!

とにかく水平に、高度を維持しながら曳航機に引っ張られて行きます。

昨日は90/62の申請も済んでいて、身体検査証明もあったので教官同乗で最初から「You have control」ということで操作をさせていただきましたが、このグライダーのエアボーンから曳航機のエアボーンまでの間が本当に楽しかった!!

曳航機が離陸すると、その曳航機の上昇に合わせてグライダーも上昇していきます。曳航機の翼が地平線に重なるくらいの位置でついていきます。

事前にCONDORで散々練習していったので、イメージ通りについていくことができました。

引っ張られる位置が低いと曳航機のプロペラ交流に巻き込まれてぐらついたりするんです。あと、上空の気流の状態なんかもあって、なかなかピタリと曳航機の後ろにつけるのは難しいんです。旋回時も曳航機の旋回の内側に入ってしまわないように、同じ経路をたどるように注意が必要です。

曳航されて上昇中の”えんむ”。

上の写真は後ろから望遠で撮っていたので曳航機とグライダーが近く見えましたが、実際はこのくらい離れてます。

昨日の離脱高度は600m。

離脱高度になったら、グライダーをいったん軽く上昇させ、その後曳航機に向けて下降して曳航索をやや緩め、その後離脱します。曳航索がピンと張ったまま離脱しないように。

曳航索を離脱すると、曳航機はパワーカット、降下旋回して滑空場に戻ります。

ということで、今日はASK21が飛行機曳航で離陸するところから離脱までの様子をご覧いただきました。

昨日の私の飛行時間は15分、そのうちこの離陸滑走を開始してから離脱するまでの時間は6分でした。

6分で600m、1分間に100m上昇したことになります。

 

それにしても暑い1日でした。

クーラーボックスに保冷剤を突っ込み、冷たい栄養ドリンクを持って行ったのですが、その冷たい栄養ドリンクがなければあっという間に熱中症になっていたでしょう。

ちょうどお昼ごろにはYahooの防災情報で注意報が流れてきて、屋外での活動注意とありました。

もろ屋外で活動していましたが、とにかく水分と塩分の補給や体の冷却に注意してグライダーを飛ばしていました。

暑いけど楽しいんですよね。

日本学生航空連盟の方や、お手伝いいただいていた現役学生の皆さん、若いOB・OGの皆さんに感謝です。

本当にありがとうございました。

 

今日は明日からの3日間に備えて、休養と準備です。

 

それでは皆様、今日も良い1日を!

そういえば、梅雨明け宣言ってまだ?!