Alexander Schleicher ASK 13
昨日は妻沼滑空場で航空機曳航でグライダーに乗ってきました。
曳航に使われた航空機はこのハスキー。
シベリアンハスキーではなく、クリステンハスキーです。
先々週に板倉滑空場で乗ったのと同じ航空機です。
今回乗ったグライダーはこのASK 13というグライダーです。
Alexander Schleicher社のグライダーで、私が学生時代に初めて単独飛行を行い、ライセンス(滑空機上級の技能証明)を取得したグライダーです。
25年以上たった今でも活躍しているとっても素晴らしい複座のグライダーです。
自分が乗っているところは撮影できないので、航空部の先輩OGが操縦するASK 13を撮影した写真になります。
曳航機が曳航索をピンと張り、いよいよ離陸滑走開始!
1輪滑走で加速する曳航機に引っ張られていきます。
軽いグライダーは曳航機よりも早くエアボーンします。
地上数mの高さで曳航機のエアボーンを待ちます。
曳航機がエアボーンしたら、曳航機の上昇に合わせて上昇していきます。
曳航機の真後ろよりやや下には曳航機のプロペラ後流があるので、やや上の位置に行きます。
今の時期、利根川の土手は黄色い菜の花できれいに彩られていました!
昨日は高気圧に覆われて、良い天候で、条件も良く、この先輩の乗ったASK 13は51分のフライトを記録しました。
いよいよファイナルアプローチ。
滑空比が20以上もあるグライダーは、アプローチする際には主翼の真ん中あたりに抵抗版(ダイブ)を立ち上げて、高度を下げます。
遠くからアプローチすればいいじゃないかと思うかもしれませんが、エンジンが無いグライダーは下降気流に遭遇し、パス角が浅くなってもエンジンで高度を維持することができません。したがって、ある程度高い、余裕を持った高度でベースレグ、ファイナルアプローチを開始し、滑走路に十分に近づいたところから高度を一気に落とします。
アプローチ角(降下率)はこのダイブの開け閉めで調整します。
地上数m、地上の浮き上がり(パイロットから見て)に合わせてフレア(引き起こし)を行います。
ナイスランディング!
もう1枚、航空機に曳航されるASK 13の写真を。
昨日は、航空写真の大家、S氏が我が母校のOB会所有のグライダーを来年のカレンダー用に空撮していただけるということで、その手伝いに行ってきました。
空撮の話はまた後日に撮っておくとして、昨日の妻沼滑空場でフライトを行っていたAsahiクラブ様にゲスト参加して搭乗させていただきました。
ハスキーに曳かれて、高度600mで離脱。
すぐに上昇気流に遭遇することができ、とんびのように上昇気流の中で旋回し、900m以上まで高度を上げることができました。
1000m付近になると上昇気流が弱くなるので、次の上昇気流を探し、再び高度を上げる。。。を繰り返し、エンジンのないグライダーで47分のフライトを楽しむことができました。
まだまだ粘れたのですが、他の搭乗待ちの方もいる関係で、地上より「降りといで~」の無線が入り、700mの高度から、様々な課目を行いながら、高度を処理して、ランディングしました。
ストール(失速)やスティープターン(急旋回)を行い、昔の感覚を取り戻す訓練を行うことができた良いフライトになりました。
やや風が強くなっていたので、高めにファイナルアプローチに入ろうとしたら、ちょっと高すぎて、ダイブはほぼ全開で降りることに。。。。引き起こしもちょっと早かったか、まだまだですね。
先月(3月)は3週目以外の土日は全部飛びに行くという、グライダー三昧の月でした。
早く感覚を取り戻し、後日紹介する単座機に乗りたいものです。
それでは皆様、良い1日を!!