政府専用機、Boeing747-400 その3

政府専用機の写真も残すところあと120枚弱になりました。

その中から今朝、さらに厳選して65枚まで減らしました。それ以上は減らないので、その65枚を一挙に掲載・・・と思ったのですが、さすがに1本の記事が長くなりすぎるので3分割して掲載していきます。

今日はその初日。

初日ですが、タイトルはこれまでから継続しているので「その3」です。

まずはスポットに入った政府専用機にタラップ車を横づけします。

地上では隊員がエビぞりになって誘導しています。

タラップ車が横付けされました。

政府専用機と同じカラーリングのタラップ車。

最上段には航空自衛隊のエンブレムが描かれています。

いよいよ政府専用機のドアが開けられます。

Boeing747-400のドア。

厚みがあります。ドアの内側の下のでっぱりには脱出用スライドが格納されています。

ドアの手前、胴体の白い部分に2本飛び出している黒い折れ曲がった棒のようなもの、これがピトー管です。機体表面を流れる気流の動圧を計測し、速度を表示します。これが詰まったり、折れたりすると飛行機の速度をコックピットで知ることができなくなります。それを描いたのが「ハッピーフライト」という映画でしたね。

そのピトー管の上の部分、金色の部分にあるのがAOAセンサー。AOAはAngle of Atack、つまり迎え角です。空気の流れに対して飛行機のピッチ角を検出するセンサーです。上昇角ではなく、あくまでも気流に対する飛行機の上向きもしくは下向きの角度です。その角度が大きくなると翼の上面を流れる気流が剥離して失速することになります。

開けられたドアから隊員たちが出てきて、タラップ車に整列!

この直前に全員で敬礼していたのですが、撮り逃してしまいました!! その残像というか余韻を1番下の隊員が残してくれました。(動作がちょっと遅れてくれてありがとう!!)

改めてタラップ車が横付けされた政府専用機、Boeing747-400の全体像を正面から撮ってみました。

でかい。。。

そして、せっかくなのでジャンボの正面顔を縦にして撮ってみました。ノーズギアからコックピットの窓の上のフラッグまで。

斜め前から、機首から垂直尾翼まで。

コックピットの窓と、コックピットの非常用出口から掲げられた国旗。

L2ドア。

ドアの下に赤線が描かれていて「WARNING STRAKE BELOW」「WARNING STRAKE ABOVE」という警告文が描かれてます。「注意! この下、整流板」「注意! この上、整流板」という意味?

機体前半を横から。

そして機体後半。

開けられたL1ドア。

航空自衛隊のエンブレムが取り付けられています!!

「日本国」と”航空自衛隊”エンブレム。そしてジャンボのドア。

ドアの真ん中、大きな銀色のハンドルがドアを開け閉めするハンドル。その横の箱の中に黄色い取っ手が付いたレバーがあるんですが、これが「セレクターレバー」。飛行機に乗ってドアが閉まった後に、「客室乗務員はセレクターレバーをオートマティックの位置に」というアナウンスを聞いたことがあると思いますが、それがこのレバーです。このセレクターレバーをオートマティックの位置にすると、ドアを開けたときに自動的にドアの下の部分に収納されているスライドラフトが展張します。

2階席部分の真ん中にある非常用脱出口。

結構高いところにあります。緊急時には2階席の乗客はここからスライドで脱出するのですが、怖いでしょうね。地上4階の高さから不安定な滑り台で滑り降りるんですよ。。。。しかも非常時に。

ちょっと離れた場所から正面顔。

斜め前から。

タラップ車やボーディングブリッジが無い空港で乗り降りするための内蔵階段。

JAPAN、日本国、国旗、赤と金色のライン。

日本を代表する飛行機、Boeing747-400です!!

右前から機体全体を撮影してみました。

20枚の政府専用機の写真、多くてすみません。。なかなか選び切れなくて。

今日までは曇り空の写真でしたが、この後奇跡的に天気が回復し、青空になったんです。

明日と明後日はその青空の元での政府専用機、Boeing747-400の写真をご覧いただきたいと思います。

 

それにしても、Boeing747-400がいなくなりつつある今、Boeing747-400の中でも特別な飛行機、政府専用機をこんなに近くで、じっくりと見ることができるなんて、本当に幸せでした。

どんな細かなところも見逃さないように、どんな角度・大きさでも撮り逃さないように・・・と憑りつかれたように撮影していましたね。

ちょっと角度が違う写真が大量に・・・・。

だからブログ掲載用の写真を選ぶのに、迷うんです。

高速のスライドショーにすると動画のようです。

 

今日はこの辺で。

今日は月曜日ですが、お休みの方も多いでしょう。

私も休みですが、自宅でまったりと過ごしたいと思います。穏やかに。

それでは良い1日を!! そして良い1週間になりますように。

政府専用機、Boeing747-400のエンジン

今日は政府専用機のエンジンです。

Boeing747-400ではエンジンはP&W(プラットアンドホイットニー)のPW4000、RR(ロールスロイス)のRB211、GE(ジェネラルエレクトリック)のCF6の3種類から選択して装備することができます。

日本の政府専用機が選択したのはGE CF6エンジンでした。

これです!

その1番エンジンのカウルが開けられて中身がちょこっと見えてました!!

カウルの内側は緑色です。これは腐食防止剤の色そのものなんでしょうね。

そしてこれがCF6エンジンのカウルの内側!

いろんなパイプや配線がありますね。後部の高圧コンプレッサー・燃焼室部分の周りの空洞を前部の大きなファンから取り込まれた空気が通っていきます。いわゆる”バイパス”です。

前方の大きなファンから取り込まれた空気が後部の高圧コンプレッサーに送り込まれ燃焼室に入って点火される空気とこの空洞部分から後方に抜ける空気に分かれますが、その比率を”バイパス比”と言います。このCF6-80Cエンジンだとバイパス比は5を超えます。

これは第2エンジン。メカニックの方がなにやらメンテナンスしているようです。

それにしても後部の銀色の部分、ピカピカですね。全然焼けていません。新品のようです。

第1エンジンと梅干。

エンジンの周りをグルっと周ってみます。

まずは斜め前から。

真横から。

2つの部分に分かれていますね。

後半部分はスラストリバーサーの仕組みもあり、スラストリバーサー動作中は後方にずれる部分ですね。

そして斜め後ろから機首部分と。

後半部分には赤文字で注意書きがされています。

「CAUTION-CLOSE CORE CAWL BEFORE CLOSING THRUST REVERSER」ですって。

そしてその文字の斜め上、カウルの演習にそって楕円形のアクセスパネルの開口部のようなものがありますが、ここが「THRUST REVERSER ACTUATOR ACCESS」です。スラストリバーサーの作動機構をメンテナンスするときにここを開けるんですね。

後ろから。

見てください。ジェット噴出孔の周り、鏡のようにピカピカですよ!!周囲の景色が映ってます。

今日は枚数が少ないですが、政府専用機、Boeing747-400のエンジンをじっくりとご覧いただきました。

このCF6-80C型エンジンももう目にすることがなくなっちゃうんですね。。。

本当に寂しいです。

ジャンボの初期のころのJT9Dエンジンから進化し、バイパス比も大きくなって燃費や騒音も改善されたのですが、それでもやっぱり古い。。。

そして大量輸送時代から少量多頻度輸送の時代へと変わり、ジャンボの需要が激減してしまった今の時代。

ジャンボの活躍の場が無くなっちゃったんですね。

Boeing747-8というBoeing747-400の後継機が開発され、一部の航空会社では使われていますが、その数は増える気配が少なく、Boeing747シリーズの生産終了の可能性も示唆されています。

【Boeing Considers Ending Production of 747】
Plane maker plans to make just six of the aircraft a year starting in September

Updated July 27, 2016 3:27 p.m. ET

”The world’s most recognizable airplane is coming in for a landing.
Boeing Co. said in a regulatory filing Wednesday that it might stop production of the 747,
ending nearly a half-century of building the plane that became the aircraft of choice
for the U.S. president and other heads of state.”

どうなるんでしょうね。

 

さて、今日は北海道に帰省していたカミさんが帰ってきます。

しょうがないから羽田空港に迎えに行ってあげようかな。

朝7時時点でP1からP4の駐車場はすでに満車です。

が、そうなることを見越して、昨日のうちに予約しておきました!

10時くらいからのんびりと飛行機を見ながら、カミさんの帰りを待とうかな。

 

それでは皆様、今日も暑い1日になりますが、良い1日を!!

政府専用機、Boeing747-400の脚

今日は政府専用機、Boeing747-400の脚を中心にした写真をご覧いただきます。

こんな角度で飛行機の脚(ギア)を見ることはまずないですよね。。。

主翼の付け根。銀色の部分、ピッカピカに磨かれていて鏡のようです。新品のBoeing747-400みたいです。

Boeing747-400の脚。

ノーズギアと4本のメインギア。4本のうち外側2本は主翼の付け根から伸びていて、内側2本は胴体から伸びてます。

胴体から伸びている脚と主翼から伸びている脚。長さが全然違いますね。

ノーズギアの付け根。ここにもライトがついています。

”ブーン”という大きな鈍い音が響き渡ったかと思うと、Boeing747-400のフラップが徐々に降ろされてきました!!

フラップの動きを間近で見ることができるなんて!! ここでも感動、そして興奮!!!

Boeing747-400の3段隙間フラップが降ろされました。

隙間があるのは、フラップ表面を流れる気流が剥離しないように。

後縁のフラップと同時に、前縁のフラップも開きました!!

2番、3番エンジンと胴体の間のフラップはクルーガーフラップです。エンジンの内側と外側で少し形が違いますよね。

2番・3番エンジンの外側の前縁フラップは可変カンバー(キャンバー)フラップです。

カンバー(キャンバー)、すなわち翼の断面形状の反りですが、それが可変なんです。

主翼前縁に収まっていると時はまっすぐな板状なんですが、展開すると同時にこのように翼形になっていきます。

もう一度後縁フラップをよく見てみます。

かなりの角度で降りてますよね。メインギアの支柱部分と同じくらいの長さ!?

この2種類のメインギアとフラップと主翼の付け根の写真が好きです!!

主翼の一番外側の前縁フラップとウィングレット。

2つのエンジンの間の前縁フラップ。

もう一度、主翼の一番内側のクルーガーフラップ。

なんで、一番内側は可変カンバーにしないで、このクルーガーフラップなんでしょうね。

ジャンボのなんかの解説本に書いてあった気がしまが、その本を探すのが大変なので、今日は解答は保留。

再び、ブーンと音がしてフラップが仕舞われ始めました。と同時に、胴体前方右側の下の貨物室ドアが開けられました。

開いた貨物室ドアの前に二人の女性隊員の姿が。

何かを待っているようです。

おっと! 貨物室ドアからステア(階段)が降りてきました。

この政府専用機はボーディングブリッジやタラップ車がある空港ばかりに行くとは限りません。

邦人救出などで空港設備が整っていない空港に出向くことも想定して、このように搭乗用のステアを内蔵しているんですね。ただし、客室は結構高いところにあるので、貨物室から入ります。

この階段を正面から撮った写真、中まで見える写真はまた今度。。。

階段を隊員さんが昇っていきます。

ボディギアをドアップで。

この脚でジャンボの巨体を支えているんですね。

ノーズギアをもう一度ドアップで。

ピカピカのエンジンとメインギア。

胴体下のギアと主翼下のギアは前後にずらして取り付けられています。

左右一直線になっていたら、飛行機が曲がるときにどうなるか・・・・ね。

胴体下の短い脚を斜め後ろから。

このごつごつ感が好きです。

これは主翼から伸びているメインギアを斜め後ろ方見たところ。

そして今度は後ろから。

向こう側には見物席が見えますが、我々はそこの最前列に陣取ってこの政府専用機を出迎えたんです!

後ろから胴体下のメインギアをドアップで!!

それにしても綺麗に整備されていますね。汚れたグリスや黒ずみが一切見られません。

後ろからメインギアを見てみます。

今度は前に回ってノーズギアの支柱をがっつりと見てみます。

いやぁ、飛行機の脚(ギア)とフラップで30枚以上の写真。

これでも選びに選んだんです。

脚だけで何枚の写真を撮っただろうか。

掲載できなかった写真は一人で楽しみます♪

明日はエンジンです!

 

さて、今日から短い夏休みです。

土日と月曜日から水曜日の3日間、合計5日間の夏季休暇をいただくことになりました。

といっても、どこにも出かける予定はなく、月曜日・火曜日は自宅で仕事をする可能性が限りなく高いんですけどね。

それでも心身ともにゆったりとできるのはうれしいです。

ストレスから解放されたいですね。

 

それでは皆様、良い1日を!そして良い週末を!!

 

政府専用機 Boeing747-400 その2

政府専用機のBoeing747-400が着陸し、いよいよ私たちの目の前にやってきます!!

撮影した写真は500枚以上、その中から選びに選んで34枚。。。。

目の前にやってくるまでですよ!

目の前にやって来てからも撮影は続きましたが、その1000枚以上の写真からもまた選ばなきゃなりません。。それはまた明日以降で。

ということで今日は着陸した政府専用機が目の前にやってくるまでの写真をご覧ください。

まずは支援車両のデモンストレーションから。

最初は北国の千歳基地ならでは! 機体に積もった雪を溶かしたり、防氷措置の為の液体を機体に吹き付ける車両です。翼の上や水平尾翼の上面にも届くようにアームの先に人が乗ってホースを向けるためのカゴがついてます。カゴの前の旗があるところが液体の放出口です。この後、実際に防氷剤を噴出して見せてくれました。

続いてはトーインぐトラクター。

支援車両も全て政府専用機カラーになっているんですね。赤と金色のラインがカッコいいです。

このトーインぐトラクター、大きい割に、機体を細かく動かすために小回りできるようになってます。

ステアリングを操作すると前輪と後輪がこのように動きます。

政府専用機がこちらにやってきます。RWY18Rを横断する手前で待機、ちょうどF-15が着陸してきました。

千歳の管制塔と政府専用機

いよいよです。ドキドキしながら待ちます。

先ほどデモンストレーションを見せてくれたトーインぐトラクターがタクシーウェイまで出向き、その上でマーシャラーさんが政府専用機を迎えます。

政府専用機がやってきました。手前にはたくさんの種類の政府専用機専用の支援車両が展示されていました。

コックピットの上、国旗と何かの旗が掲げられています!!

ゆっくりゆっくり、マーシャラーの誘導でトーイングトラクターに近づいていきます。

さすがに展示スポットにそのまま入って来ないんですね。たくさんの見物客がいて、危ないですからね。

間近で見る政府専用機、Boeing747-400。

本当に素晴らしい飛行機です!!

通称「梅干し」の元になった垂直尾翼。

白いご飯に梅干し・・・のお弁当みたい?!

機材は20-1101、1号機ですね。

2号機は千歳基地にはいませんでした、きっと羽田空港のJALハンガーにいたのでしょう。

(数日前に目撃情報がありました。。。)

停止位置につきました。その間もF-15がじゃんじゃん降りてきます。本当は大編隊飛行を行うはずだったF-15ですね。

F-15と政府専用機、これも千歳基地ならでは!!うれしいです。

F-15が近くにいた時には大きいと感じましたが、それでも政府専用機と比べると豆粒みたい。

遠近法による違いもありますが、それでもやっぱりBoeing747-400はデカい!!ジャンボ!!

国旗と航空自衛隊創設60周年記念の旗。

そして「日本国」と日の丸。

日本を代表する飛行機です。

2階席部分、コックピットの後ろから2階席途中のドアまで窓にキャップがはめられています。

この部分、何があるんでしょうね。映画で見るエアフォースワンのように、電子機器が並んだ指令室みたいになっているのでしょうか。

エンジンとメインギア。

注目したいのは主翼の前縁とエンジンの後方部分。

銀の部分がピカピカです。

特にエンジンの後部は普通は鉄色に焼けていて当たり前の部分なんですが、ここが新品のエンジンのように銀色に輝いているのは、飛ぶたびに丁寧に磨かれているからなんでしょうね。

トーイングトラクターが取り付けられました。

いよいよ目の前のスポットに連れてこられます。

動き始めました。たくさんの地上支援員が誘導してます。

機首をこちらに向けました。

うぉ~~って感じです!! ジャンボが自分に向かってくるんですよ! 伝わりますかね?この感動というか興奮状態!

細かく機首の向きを調節しながらスポットに入ってきます。

この状態ではまだ右手の方向を向いていますが、トーイングトラクターはこの写真の中にいる人をめがけて飛行機の機首を引っ張ってきます。

ほら!! 政府専用機の正面。しかもグランドレベルからです!!一生に一度の体験?!

来年も体験したいですけどね。。。きっと来年がこのBoeing747-400の政府専用機の最後の展示になるでしょう。もしかしたら新政府専用機? 来年は全く未定で不安でしたので、確実な今年に行ってきました。

機首を見上げる感じ!

停止する方向も細かく規定されているのでしょう。地上の誘導員にしたがってトーイングトラクターが左右に細かく方向を変えてゆっくりと前進します。

来た来たぁ~!!こっちに向かってきます。もう、すぐ目の前です。怖いくらい。

早朝5時から並んで、開門後に大急ぎで展示エリアの最も奥にあるこの場所までやってきたかいがありました!この瞬間を待っていたんです。特にこの場所まで一足先にダッシュして場所をキープしてくれたS氏には大感謝!、そして何よりこの機会を作ってくれたH様にも大大感謝です!!

どうだ!!政府専用機の顔!! ほれぼれしますね。

エンジン。

エンジンどあっぷ。

政府専用機のエンブレムが描かれた専用タラップ車です。

政府専用機は航空自衛隊の特別航空輸送隊(Special Airlift Group)に所属しています。

トーイングトラクターが切り離されました。

大好きなジャンボが目の前に! そしてノーズギア、メインギアが目の前に!!

ボディギア。

翼の付け根付近から生えているメインギア。

こちらもピカピカです。

ノーズギアとメインギア。

どうです!政府専用機、Boeing747-400。

悩んで悩んで選んだ34枚の写真ですが、ちょっとした角度の違いや引いて撮ったりアップで撮ったりで、とにかく撮りまくりました。その写真もみんなお見せしたいのですが、、、記事にするには34枚でも多いですよね。

とにかく、こうして目の前にBoeing747-400の中でも特別な政府専用機がやってきたんです。

私たちはこのエリアの最前列にいました。目の前に障害物は無く、本当に「対峙」した感じ。

政府専用機、Boeing747-400とですよ!!

もう天にも昇る気持ちでした。

 

ということで、感動はまだまだ続きます。

この後もいろんなシーンを見せてくれました。

そして、このBoeing747-400、政府専用機の周囲をグルーっと回ることもできたんです。

その写真はこれから掲載していきたいと思います。

それではまた!

 

今日は山の日で休日ですが、これから出勤です。

阪神電車で西宮に行くのですが、西宮の手前の甲子園では今、高校野球が行われているんですよね。昨日の行き帰り、電車がとても混雑してました。

今日は地元の横浜の高校の試合があるんですよね。。。見に行きたいですが、その時間は仕事中。

甲子園球場のすぐ目の前を通るのに。。。

それでは皆様、今日も良い1日を!!

 

政府専用機 Boeing747-400 その1

いよいよ今日から政府専用機です。

政府専用機の格納庫は千歳基地の滑走路を挟んだ反対側にあります。

政府専用機は格納庫前にいらっしゃいました!  

政府専用機の格納庫は現在、工事中のようです。どうやら床の加重が新政府専用機(Boeing777)に耐えられないので強化しているとか。Boeing747-400はメインギアが4本あって、負荷が分散されていますが、Boeing777は2本のメインギアで機体の重さを支えているので、床を強化しなくてはならないらしい。。。。

出発準備中の政府専用機。北海道でしかも曇っていてもやっぱり夏はメラメラ。。。

ドアが閉まり、いよいよプッシュバック!

プッシュバックを終え、RWY18Lに向かう政府専用機。

政府専用機はやっぱりBoeing747がいいですよね。

Boeing747の政府専用機を見られるのもあと1年ちょい?!

堂々とした様子で滑走路に向かいます。

RWY18Lにラインナップしたとき、手前のRWY18RにT-4が降りてきました。

いよいよ離陸!

かなり距離が離れていてくっきりと見えないのが残念!

離陸してしばらくしてから千歳基地上空にアプローチしてきました。

天気が良ければF-15と異機種編隊飛行をする予定でしたが、シーリング(雲底)が低く、編隊飛行を行うのが無理とのことで単独での航過になりました。

その政府専用機の航過の時に、よりによって離陸を中止したF-15が手前のエプロンに入ってきた!

なんてことだ!

手前のF-15のエンジン排気で政府専用機がメラメラになっちゃった。。。。

たった1回の政府専用機のローパス、編隊飛行をキャンセルしたF-15に邪魔されるなんて!!

ギアを下し、フラップを下し、低速で千歳基地上空を通過する政府専用機。

F-15の熱い排気のせいでメラメラ。。。

最悪だ・・・・

千歳基地上空を通過した政府専用機、ギアを格納して雲の向こうへ消えていきました。

もう1回、ローパスしてくれないかな・・・・

という期待もむなしく、次はRWY18Lへのアプローチでした。

そのアプローチ。

曇り空で空気が白く霞んでいて残念でしたが、それでもBoeing747-400のアプローチはいい!!

空港に近づいてきて、少しはくっきりと見えるようになってきました。

このままローパスしないかな。。。。と願いましたが、願いかなわず。高度を徐々に下げ続けていきました。

カッコいい・・・・

Boeing747-400、政府専用機、千歳基地に来てよかった!!!!

千歳基地のRWY18RとRWY18Lは南北にかなりずれてます。

RWY18Lにアプローチする飛行機は千歳基地の正面を結構な高さで通過していきます。

ちょうど正面あたり。

飛んでいる政府専用機を見ることができて、良かった!

できればギアを格納し、フラップも格納した状態でローパスして欲しかった。。。

来年も見ることができるのだろうか。

徐々に高度を下げ、まもなくランディング。

ピントが甘くなりましたが、ズーム一杯かつ1.3倍クロップでお気に入りの構図での撮影にチャレンジ。

政府専用機の格納庫前を通過。

まもなく滑走路末端です。

向こう側にオーロラ航空の飛行機が見えます。もう滑走路末端は通過し、接地までのカウントダウン中でしょう。

ランディングしました。

あーあ、終わっちゃった。。。

政府専用機が飛ぶ姿、もっとたくさん見たかった。

ということで、政府専用機が格納庫前からプッシュバックし、飛び、ランディングするまでをご覧いただきました。

F-15との編隊飛行がキャンセルとない、単独で1回のみ基地上空を通過し、さっさとランディングしてしまいました。

が、1回でも航過する姿を見ることができてよかった!

それもキャンセルになったりしたら、本当に悲しかったから。

 

ということで、枚数が多くなったので、今日はこの辺で。

明日以降も政府専用機の写真が続きます。

間近で見る政府専用機、お楽しみに!!

 

今日はこれから神戸です。

今日も、山の日の明日も仕事です(^-^;

それでは皆様、今日も良い1日を!!

飛ばなかった航空自衛隊創設60周年記念デザインのF-15

航空自衛隊千歳基地航空祭の写真が続きます。

会場の奥、政府専用機が展示される予定の場所の隣に、航空自衛隊創設60周年記念デザインが施されたF-15がいました!

普通のF-15の垂直尾翼には日の丸よりも小さな大きさの部隊マークが記されているだけなのですが、60周年記念デザインは違いますね! 垂直尾翼にドーンと描かれています。

右側は北海道らしく(?)熊が吠えてます。

 

そして左側はイーグルらしく、鷲?

せっかく近くにいらっしゃるのだからじっくりと見せてもらいました。

コックピットの横の胴体、いろいろと細かな文字で書かれてます。

おっ!飛ぶのか?!

パイロットが搭乗!!

キャノピーは大きな水滴型なんですが、パイロットが乗るのはその前のほう。

エンジンを指導します。火が出たときに備えて地上スタッフが消火器を構えてます。

女性の整備さんもいらっしゃいました!

ヘルメットをかぶり、マスクを装着したパイロット。

こうしてみると、F-15、でかいですね。

女性の整備さんが二人もいらっしゃいました。怖そうな男性に交じって頑張ってます!!

エンジンを始動し、車輪止めを外し、いよいよ出発!!

もの凄い音でした。迫力満点!

このF-15のエンジン始動やエンジン音などが収録されたLPを持ってますが、同じ音です!!感動。

RWY18Rにラインナップ!

飛ぶ!という期待感を持って、見守りました。

2機並んだF-15。

垂直尾翼の熊も吠えてます。

いよいよ離陸滑走開始! 轟音が響き渡ります。

もう1機も・・・・

あれ? 離陸滑走をAbort。

離陸するフリをして途中まで離陸滑走した2機のF-15が戻ってきちゃいました。。。

ランプエリアに入ってきます。

もう1機も、戻ってきました。

背中のスポイラーを立ち上げて見せてくれましたが、飛んでほしかったな。。。

ということで、2機のF-15にパイロットが乗り込み、エンジンを始動し、離陸滑走するまでをずーっと見てましたが、飛ぶことなく、戻ってきました。

この天気のせいでしょうか。

ちょっとがっかりしました。

 

さて、これで政府専用機以外の写真はおしまいです。地上展示機の飛行機の写真はありますが、あまり面白くないので割愛。

明日からは政府専用機のBoeing747-400の写真をたっぷりとご覧いただこうと思います。

とにかく枚数が多いんです。

掲載する写真を選ぶだけでも大変な作業。。。

でも、今回の目玉!Boeing747-400の政府専用機。

再来年にはおそらく退役してしまって、航空祭で見られなくなるであろう飛行機。

たっぷりと見てきました。

お楽しみに!

 

さて、台風5号が通過し、南からものすごく暑い空気が流れ込んできている日本列島。

今日は関東地方で猛暑になる見込みです。

予報では体温と同じくらいの気温になる?!37度?!

熱中症に注意してくださいね。

それでは良い1日を!

 

 

千歳基地のF-15 Eagle

本日は今年の千歳基地航空祭からF-15一色です。

まずはMitsubishi F-15J Eagle。

Mitsubishi(三菱)?と思いますよね? アメリカ製の戦闘機じゃないの?って。

元はアメリカのマクダネル・ダグラス(現在はボーイング)のF-15を三菱重工中心にライセンス生産しているんです。

完全に航空自衛隊仕様だそうです。

アメリカも重要な機器は輸出しないでしょうから、日本は日本独自に開発して搭載しているんでしょうね。

1981年(昭和56年)から部隊が編成されたらしいです。もう30年以上も日本の空を守っているんですね。

さて、そのMitsubishi F-15J Eagleの垂直尾翼。この2枚の垂直尾翼が特徴の一つです。

北海道の千歳基地の部隊らしく、「熊」のマークです。

政府専用機との異機種混合編隊飛行やその後のF-15大編隊飛行に向けてF-15が続々とやってきます。

こちらは複座機のF-15DJ。

単座機のF-15J。

複座機の後席のパイロットが窓に何かを掲げていました。

1機目は「千歳」と「ボブ/マリン」。

「ボブ」と「マリン」は二人のタックネームでしょうか。

2機目は「基地」。

タックネームは「チャス」。

3機目は「60」。

タックネームは「ファンタ」?! ファンタのジュースが好きなんでしょうか。

そして「周年」。

つなげると「千歳基地60周年」ですね!!

タックネームは「エイト」。

背中に斜めに立ち上がっているのは空気抵抗を増やすためのスポイラーです。

このF-15は空力性能がとてもよく、胴体自身でも揚力を生み出すそうです。米空軍で事故で片翼を失ったF-15が生還したという例もあります。

着陸時にはこのスポイラーを立ち上げてアプローチしてくるんですよね。

いよいよ離陸です。新千歳空港の国際線ターミナルにはエアアジアのAirbus A330とタイ国際航空のBoeing747-400が出発準備中です。千歳らしいなぁ!

その旅客機を背景にF-15がアフターバーナーを使って離陸していきます。 

新千歳空港のRWY19LにアプローチするANAのBoeing777と、離陸のためにノーズギアを持ち上げたF-15。

F-15のエレベータというか水平尾翼、思いっきり傾いてますね!グイっと機首を持ち上げた瞬間だったのでしょうか。

機首を持ち上げた後は、その姿勢を維持・・・ということで水平尾翼を戻した?!

まだエアボーンしません。。

エアボーン後、直ちにギアを格納。

それにしてもアフターバーナーを使った離陸、後方の暑い空気が目に見えます。迫力ですね!!!

別の2機の離陸。

エアボーンの直前、かなり機首を持ち上げます。これだけ持ち上げたらパイロットは前の滑走路が見えないんじゃないか? それとも視界がよさそうなキャノピー、ここまで機首を持ち上げてもちゃんと前方視界は確保されているのだろうか。

アフターバーナーをとどろかせて離陸滑走を開始するF-15。

そしてエアボーン後のF-15。

こちらは着陸シーン。

背景に人が連なる”土手”が見えますが、あそこが7月21日にF-16を撮影した場所です。基地の反対側で、国道36号線とJR千歳線をまたぐ陸橋につながる道路の土手です。

編隊アプローチ。

望遠で撮ると、本当に密集して飛んでいるように見えます。

斜め後ろのパイロットは前を見てません。僚機をひたすら見て自機のポジションを維持します。

ものすごいスピードで飛ぶ2機のF-15、こんなにくっついて飛ぶなんて、神業に思えます。

南千歳駅を背景にRWY18Rに降りたF-15。

政府専用機との異機種編隊飛行やF-15の大編隊飛行がキャンセルとなり、続々と降りてきます。。

残念!

今日はF-15三昧でしたが、いかがでしたでしょうか。

編隊飛行は見ることができませんでしたが、迫力のある離陸シーンや着陸シーンを目の前で見ることができました。

この日に飛んだ数少ない飛行機。

昔からあこがれていたF-15の離着陸を目の前で見ることができ、ホント、興奮しました。

 

さて、台風5号が近づいていて、日本を縦断しそうな進路ですね。

今日の午前中に、カミさんが帰省のため羽田空港から函館空港へ飛びます。何とか影響は受けずに済みそうです。

今週は8月11日の山の日も神戸に出張で仕事なので、今日は休みをいただき、カミさんを送りがてら羽田空港に飛行機浴に行ってきます。

それでは皆様、良い1日を!!そして良い1週間を!

台風にお気を付けください。

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