ウィングレット祭り ~ボーイング編~
昔は珍しかったウィングレットも今ではほとんどの飛行機に付けられています。
そんなウィングレットをコレクションしてみました。
本日はボーイング(Boeing)編です。
まずはBoeing737-700ERから。
既におなじみになったANAのビジネスジェットです。
本来140席を配置できる機材なのですが、ビジネスクラス24席+プレミアムエコノミー20席の合計48席もしくは全てビジネスクラスの38席で運行するという超・贅沢な飛行機。
このウィングレットや日本で始めてコックピットに装着されたヘッドアップディスプレイなど最新技術がこめられている飛行機です。
Boeing737が国際線でも活躍する時代になったんですね。。。
ウィングレットの草分け的存在。Boeing747-400。
初めてこのBoeing747-400を見た時は衝撃的でしたね!
翼端抵抗を軽減するために、抵抗を極力なくしたいグライダーではそれまでもウィングレット付きの機体は見たことがありましたが、ジェット旅客機では初めて見ました。
ANAでは「テクノジャンボ」と名前をつけて大々的に宣伝していたのを思い出します。
Boeing757-200のウィングレットは成田では早い段階からおなじみですね。
Boeing747-400の台形の角ばったウィングレットとは異なり、翼端を細くし、そのまま上に曲げたような形状のウィングレットは初めて見た時、とても新鮮でした。
後にBoeing737やBoeing767にも装備されるようになったこの形状はブレンデッド・ウィングレットという種類になります。
ANAで昨年取り付け作業が行われ、デビューしたBoeing767-300ER(JA619A)
もちろん私自身Boeing767-300ERのウィングレット付きは初めて見ました。
形状は737-800や757-200と同じブレンデッド・ウィングレットです。
個人的ですが、737や757よりもウィングレットがとてもよく似合っていると思います。。。
ウィングレットを装着すると翼端に発生する渦(翼下面から翼上面へと回りこむ渦)を減少する効果があり、その渦に伴って発生する抵抗(翼端抵抗)を低減することが出来るといわれています。
抵抗が少なければより小さな推力で必要な揚力を得ることができ、燃費向上に繋がります。
ウィングレットはカッコよいだけではなく、地球にやさしいものなんですよね。
明日はAirbus及びその他編です。