号外:「41年分のありがとうをジャンボに乗せて」
2011年2月19日早朝。
JALのジャンボが羽田空港の34R滑走路を離陸し、新千歳空港へのフライトへと旅立ちました。
休日の羽田空港での離陸は本日が最後。
早起きして展望デッキのオープン(6時半)前に現地に到着し、展望デッキオープンとともに展望デッキ南端に陣取り、その様子を目とSDカードに焼き付けてまいりました。
第1ターミナルのスポットを出発したJL4901便は第1ターミナルと整備エリアの間のタクシーウェイをゆっくりと進んできました。
そして第1ターミナルと第2ターミナルの間を走る首都高速道路にかかる橋を渡ります。
本日の機体(JA8084)の機首部分には「41年分のありがとうをジャンボに乗せて」のステッカーが貼られていました。
このJL4901便は羽田→新千歳→那覇→羽田を2日間かけて飛び回る国内線ジャンボのさよならツアーのチャーター便です。
ANAの3機のジャンボとともに。
陽炎にゆらゆらと揺られながらRWY34Rの離陸開始地点へと向かうジャンボ。
滑走路の末端のタクシーウェイから滑走路へと進入します。
「JL4901 Cleared for take off」
JALのJA8084ジャンボは離陸滑走を開始しました。
ジャンボはぐんぐんと加速します。
「ローテーション」
まず、前輪が地面を離れます。
その数秒後、メインギアも地面を離れ、ジャンボは宙に浮きました。
ジャンボを愛してやまない大勢の乗客が乗っているのでしょう。
主翼をしならせながらジャンボは大空に向けて上昇を開始します。
力強い4つのエンジンから噴出すジェットにより背景がにじみます。
一段と機首を天空に向けてジャンボはぐんぐんと上昇します。
「ギア・アップ」
ジャンボはギアを格納し、空を飛ぶためにもっとも適した形態へと変化します。
遠い北の大地、新千歳空港を目指して、上ったばかりの太陽の光を浴びたジャンボは羽田空港を飛び去っていきました。。。
早起きして見送りにいったかいがありました。
本当に美しいジャンボの離陸でした。
もう、この目でJALのジャンボの離陸を見ることが無いと思うと、寂しさがこみ上げて着ました。
「ありがとうジャンボ」
ほぼ私の人生と同じ長さをたどってきたジャンボの軌跡。
いろいろと思い出もあります。
良い思い出もつらい思い出も。。。。
でも、すべてをひっくるめてJALのジャンボには感謝したいですね。
ちょっと枚数が多めでしたが、今朝の感動を皆様にも!