おフランスの飛行機
羽田空港の午後、ルフトハンザのジャンボのちょっと前にエールフランスのBoeing777がパリのシャルル・ド・ゴール空港に向けて飛び立ちます。
こういうのを見ると、”ああ、国際空港だなぁ”って感じますよね。
パリへはロシア周りで飛んでいくので、南風運用に日はRWY16Lからの離陸になります。
エッフェル塔ならぬ、東京スカイツリーと白いエールフランスのBoeing777。
シンプルですが、印象に残るデザインです。マイナーチェンジはしてますが、伝統的なエールフランスのデザイン。
東京湾に帆船が浮かんでいますね。エールフランスにお似合い?!
お尻が付きそうになるくらい機首を持ち上げて、主翼の迎角を増やします。
飛び上がろうとする強い意志を感じますね。
テール部分の斜めのラインと滑走路が平行になるくらいの角度でエアボーン。
AF279便、シャルル・ド・ゴール空港までは11時間27分のフライトです。9,869kmの距離を飛んで、パリまで飛んでいきます。羽田空港を午後2時に出発し、パリには同じ日付の午後6時半頃に到着することになります。11時間半ほど飛びますが、時計の針は4時間半しか進みません。西に向かって、太陽を追いかけていくフライトの不思議ですね。
美しい翼のしなり具合。
そして珍しくくっきり見える東京湾の対岸の風景。
とっても大きなコンテナ船をにじませながら上昇を続けます。
ギアを格納するところまで見送りました。飛行機はかなり小さくなってしまいました。
この後、左に旋回し、関東地方から新潟に日本列島を横切って、日本海に出て、ロシア上空を経由してパリまで飛んでいきます。
フランス、パリ。
まだ行ったことがありません。
ルーブル美術館やエッフェル塔、凱旋門やシャンゼリゼなど有名どころの名前は浮かんできて、写真で見た風景が思い浮かびます。
行ってみたいですね。
ロンドンーパリーローマという鉄板のツアーでヨーロッパ旅行に行ってみたいものです。
さて、最近、認知症について考えることが多いです。認知症患者が身近にいるからでしょう。
認知症の症状・行動パターンってちゃんとあるんですね。
1.記憶障害、いわゆる”物忘れ”。忘れちゃうんですから、今言ったことも次の時には忘れてしまいます。「何度も言っているだろ!」といったところで忘れちゃうのですから、それは意味のないことです。
2.見当識障害、「時間」・「場所」・「人物」を認識することが難しくなるようですね。自らが置かれている状況が分からなくなるため、状況と行動が合致しないようなことがあるようです。普通の人にとっては食事の時間になっても、食事の支度をしようとしないのはこのためですね。
3.実行機能障害・判断力の低下。これが一番大変かもしれません。普段当たり前にしていた行動の段取りができなる症状です。前頭葉の機能低下が原因で起こるそうです。これまで難なくできていたことでミスを連発するといった症状です。習慣になっている行動、例えば毎朝洗濯物を干すといった役割を任せるといった対応が有効だそうです。
4.その他周辺症状として、「食べない」・「拒否」・「暴言・暴力」があります。上記の1から3の中核症状が引き起こす副次的な症状らしいです。
通院や服薬、その他、何かをしてもらおうとするとその言い方によっては「拒否」がまず出てしまうというのもそうなんですね。不安や混乱のあらわれだそうです。いろいろなことができなくなった自身への苛立ちや、自分の気持ちが認められないことへの不満があると考えられているそうです。特に、無理やり指示に従わせようとしたり、子ども扱いをするなど、プライドを傷つけるような対応に対しては、不信感が生まれ、拒否の姿勢がいっそう強まるとか。なるほど。
その不信感や拒否の姿勢が暴言や暴力になってあらわれるんですね。くちごたえなんかもそうですね。
認知症で脳の前頭葉に障害があらわれると、怒りの感情が刺激され、怒りっぽく、攻撃的になるそうです。そして自分への苛立ちや、被害妄想、不安などさまざまな要因がそんな振る舞いを引き起こしているようです。
こうなったら周りがそれらの症状を「理解」して、認知症患者に合わせた対応を取るしかないんですね。でもこれがなかなか。。。
ついつい、強い口調で起こったり、嫌みを言ったり、責めたりしちゃいます。
でもそれって完全に逆効果なんですよね。わかってはいるのですが・・・。
そして仕事では相手の立場に立って、相手目線でコンサルティングすることができるのですが、なかなかできない。
飛行機とは関係のない話になってしまいましたが、今の年齢になり、周囲にも認知症の家族を抱える人が増えてきてそんな話題になるので、ちょっと。
それでは皆様、今日も良い1日を。