金色の飛行機

夏の成田撮影合宿、初日の午後はゲリラ豪雨の波状攻撃を受け、その合間での撮影でした。

下が黒い積乱雲のもとでの撮影で、暗い写真が続いていましたので、ちょっと明るい写真を!

今日はそのゲリラ豪雨の波状攻撃のあと、西の空から差し込んだ夕日に照らされた飛行機です。

いつもの飛行機が違う色に輝く、不思議な光景が広がります。

まずはUNITEDのBoeing737。

まだ、太陽の光は弱々しく、金色というより、明るい白ですが。。。

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そして、ANAのBoeing767。

夕日が雲間から徐々に顔をだし、飛行機を金色に染めます。

トリトンブルーのANAの飛行機に金色のラインが。。。美しいです。

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続くANAのBoeing777。

綺麗だなぁ

右窓側に座っている人はきっと眩しくて、暑くて、サンバイザーを下しているかもしれませんが、外で見ている私たちにとってはめったに見られない貴重な飛行機を見ているようで、目が離せませんでした。

飛行機がタキシングし、一歩づつ前進するたび、向きを変えるたびに模様が変わり、色が変わるんです。

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最後はもう1度United。

今度はBoeing777です。

上の写真のBoeing777は右上にちょこっと、既にグレーの飛行機になっちゃったのですが、ANAのBoeing777からバトンタッチされるようにUNITEDのBoeing777が再び幻想的なシーンを見せてくれました。

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羽田空港でも冬の朝、朝日を浴びて出発する飛行機がこのようなシーンを見せてくれることがありますが、

なかなか見るチャンスがありません。

この日の成田、土砂降りの間はターミナルビルの中で雨宿りし、雨が止んだら展望デッキに走り出て撮影という繰り返しでしたが、最後の最後に美しいひと時が用意されていました。

良かった!!

曇り空の写真ばかりが続いて、離陸とはいえ、ちょっと暗い感じになっていましたので、今日はそんな気分を和らげてくれる美しい写真を掲載してみました。

また、見たいなぁ。

アエロメヒコのBoeing767-200ER

アエロメヒコの飛行機、何度か当ブログにも登場してきました。

最初に見たのはスカイチーム塗装のアエロメヒコ。

そして2度目は旧塗装のアエロメヒコの離陸をさくらの山で撮影しました。

そして今回は新塗装のアエロメヒコ!しかもBoeing767-200ERです。

垂直尾翼のデザインは変わりませんね。

アステカ王国時代のヒーロー”鷲の戦士”<イーグル・ナイト>です。

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UNITEDのBoeing787もそうでしたが、デザインには最近の流行?! 曲線が描かれています。

「風」をイメージしているのでしょうか。

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Boeing767-200ER。

Boeing767-300よりも6.4mほど胴体が短く、燃料容量増加といった改造が加えられ、航続距離を伸ばしたタイプ。

Boeing767-200の倍の航続距離(12,352km)を飛ぶことができる。

成田とメキシコシティを直行できるわけだ!

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滑走路に残る雨水を吹き飛ばしながら滑走路を疾走し、ローテーション!

主翼譚からは薄くヴェイパーを引いています。

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アエロメヒコの飛行機、前回もそうでしたが、結構短い離陸滑走でエアボーンするんですよね。

お客様が少ないのか、貨物をあまり載せないのか。。。

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主翼端から白いヴェイパーをたなびかせ、エンジンから黒い煙を吐き出しながら上昇するイーグルナイト。

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新塗装のBoeing767-200ERを見られてラッキーでした!!

アエロメヒコはメキシコのフラッグキャリア。スカイチームの立ち上げメンバーの1社でもあるという航空会社なんですね。

味気ない垂直尾翼が増える中、このイーグルナイトの垂直尾翼はカッコいいです。

さて、昨日の午前中は病院に行ってきました。

「逆流性食道炎」らしいです。

ストレスと生活習慣が原因だとか。。。思い当たることが多すぎ(^-^;

近いうちに内視鏡検査を行い、さらにピロリ菌の除菌も行うことになりました。

皆様も健康にお気をつけて、暑い夏を乗り切りましょう!!

UNITEDのBoeing747

昨日はUNITEDの最新鋭機、Boeing787のテイクオフでしたが、本日はUNITEDの古参、Boeing747のテイクオフです。

UNITEDはBoeing777やBoeing787は既に新デザインになっていますが、ジャンボはこの通り、旧塗装のままです。

もしかして退役予定があるから、新デザインにはしてもらえない?!

そんなUNITEDのジャンボが離陸滑走を開始しました。

手前のキャセイのBoeing777が邪魔・・・・って言ったら怒られますよね。

時刻は16時45分、ちょっとした出発ラッシュ中でRWY16Rへ向かうタクシーウェイは渋滞中でした。

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徐々に加速するジャンボ。

こんどはなんとスカイマークに邪魔されました。

成田でスカイマーク。以前は違和感を感じましたが、今ではなじんできた感じですね。

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ようやく邪魔されずにその姿を撮ることができました。

あらためまして、旧デザインのUNITEDのBoeing747です。

濃いブルーのお腹、UNITEDの”U”の字をモチーフにした垂直尾翼のデザイン。

機首の「UNITED」の文字の前に、見慣れた青と赤の”U”のマークがあるのがうれしいですね!

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早くエアボーンして!と祈りながら離陸滑走するジャンボを追いかけます。

飛行機の向こう側を車が走っていますが、あの場所から撮影できたらどんなに素晴らしいことでしょう。

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立ち並ぶタンクを背景にようやく前輪を滑走路から引きはがしました。

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視界というか、撮影できる範囲ギリギリでようやくエアボーン。

滑走路上に残る雨の跡を吹き飛ばしながらの離陸。

南側の空は暗く、怪しげな感じですが、そんな空に果敢に挑むように離陸していきました。

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UNITEDにはやっぱりジャンボが似合いますよね!

DELTAはジャンボをガンガン日本に送り込んできてくれて、この時間帯も次々に降りてきては、飛んでいくのですが、

UNITEDはBoeing777に主役の座が奪われた感じです。

Boeing社のおひざ元のアメリカの代表的な航空会社の一つでもあるUNITED。

Boeing747-8iの導入予定はあるのでしょうか。。。

ローンチカスタマーはアメリカの航空会社ではなく、ドイツのルフトハンザ航空。

日本路線への投入予定はまだ聞いていません。

大韓航空も貨物型であるBoeing747-8Fは既に成田にも飛ばしていますが、旅客型である8iはどうなんでしょうね。

羽田に飛ばしてくれないかとひそかに期待しています。

今日も暑くなりそうです。

皆様、体調管理にお気をつけて、良い1日を!!

UNITEDのBoeing787!!

はい!”それ”がやってきました。

この日の目標というか、ターゲットの一つ、UNITEDのBoeing787です。

ANA・JAL以外のBoeing787を見るのは初めて!!

Flight Radarを見ながら、成田空港に接近してくるのを見守り、そしてLanding Runwayが16Rであることを確認し、ワクワク・ドキドキしながらその姿が見えるのを待ちました。

そしていよいよランディングの時。おりしも地上は土砂降りの後の曇り空。離陸機がタクシーウェイにずらりと並んでいました。

遠くに見えるアプローチ中のBoeing787はそのタキシング中の飛行機のエンジンからの排気と地上そのものの熱で熱せられた空気のゆらゆらでにじんでしまいました。

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SKYのハートのBoeing737とDELTAのBoeing747とUNITEDのBoeing787。

成田だなぁ~

ランディングは16時38分でした。

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そしてようやく何物にも邪魔されずにその姿を拝むことができました。

なんとも斬新なデザインですねぇ。

胴体下面のグレーも曲線を描いていて、それを縁どるような金色のラインも美しい曲線を描いています。

最近の流行でしょうか。

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その曲線はノーズからテールまで続きます。

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着陸したUNITEDのBoeing787は展望デッキのすぐ脇のスポットにやってきました!!

正面顔を撮るチャンス!!

なんか、笑っているみたい(^o^) なんともカワイイ顔です。

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スポットに入るUNITEDのBoeing787。

向こう側に見える主翼端、Boeing787ですねぇ。

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そして約2時間後、UNITEDのBoeing787が離陸のためにRWY16Rへと向かいます。

ANAのBoeing767と並走、ツーショット。

やっぱり、UNITEDのデザイン、斬新です。

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このUNITEDのBoeing787にも「787 Dream Liner」の文字が。

この角度から見ると、胴体を流れるゴールドのラインの美しさが際立ちます。

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タキシング中の787の斜め後姿。

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そしていよいよ離陸。

離陸滑走を開始し、加速するUNITEDのBoeing787。エンジンのインテークは水蒸気で真っ白!

アンチコリジョンライトの赤がまぶしい。

時刻は18時35分、曇でもこの明るさで撮ることができたのは、この季節だから!

良かった!

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そして、ローテーション。

それまで飛行機の重量がメインギアから主翼に移ります。

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その重さを感じさせる1枚。

主翼端は胴体の高さを超えるくらいしなってます。

羽ばたけ787!

そんな感じ。

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ANA、JAL以外で初めて見るBoeing787の離陸。

ちょっと暗かったけど、撮ることができて良かった!!

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北米のどの街に向けて飛び立ったのでしょうか。

この小さな双発機が太平洋を越えて遠く、アメリカの街まで飛んでいくんですね。。。

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ようやく見ることができた、撮ることができたANA・JAL以外の、UNITEDのBoeing787。

うれしかったぁ!

次に成田にやってくるBoeing787はどこの航空会社かなぁ。。。

楽しみですねぇ。

今日まで、ANAの787、JALの787をブログに掲載してきましたが、ANAさん、JALさんには失礼かもしれませんが、このUNITEDの787を掲載するために前振りでした。。

今日、このUNITEDの787を掲載出来て、なんかホッとしました。

でも、まだ成田夏合宿の写真は続きます。

今週の名古屋は今日まで。

昨日まで、とにかく暑かった。。。。

昨日の午後は夏バテか、頭がぼーっとして、思考力はいつもの20%くらい、だるくて、眠くて、熱っぽい感じでした。

今日も暑いのかなぁ。

今朝は、胃痛・吐き気で5時過ぎに目が覚めてしまいました。。。。

周期的に来るこの胃の痛み、何だろう。

JALのBoeing787 @NARITA

ANAの787に続いて、JALのBoeing787です。

羽田空港では1日に1回、午前中の北京便しか見てないのですが、成田空港ではANAのBoeing787よりJALのBoeing787の方が多い!

数か月前までは成田でもお昼の2便だけかと思ったら、いつのまにかひっきりなしに降りて・飛んでいきます。

JALの国際線の主力機になりつつある・・・・そんな気がしました。

まずは、JA827Jのテイクオフから。

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この離陸するかしないかという瞬間の主翼がグンとしなるシーンがBoeing787らしくて好きですね。

シェブロンノズルのエンジンもはっきりと分かります。

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続いてはRWY16Rに向けてタキシング中のJA830J。

こののっぺりとした顔が今までのBoeing機と違いますよね。

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そのJA830Jの離陸の瞬間。

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上昇するBoeing787の斜め後姿。

主翼の中ほどから先端にかけてのしなり方がほとんど大型の鳥、鷲のようですね。

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続いてはJA826Jの離陸。

ちょうどローテーションでノーズギアが滑走路を離れるころ、タキシング中のJA822Jとかぶってしまいました(^_^;)

それくらい、JALのBoeing787は沢山いるんです、成田には。

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このJA826Jの左翼のしなり方、美しいですねぇ~

アンチコリジョンライトもピカっ!

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最後はランディングシーン。

JA834Jが濡れた滑走路に着陸。

メインギアが水しぶきを上げていました。

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スラストリバーサーはあまり出力を上げなかったのでしょう、ほとんど水しぶきは上がっていませんでした。

豪快な水しぶきを期待していたんだけどなぁ。。。

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もうそろそろBoeing787も珍しさや斬新さが無くなってきた?!

いや、まだあるでしょ!

今まで見てきたのはANAとJAL。

他の航空会社もどんどんBoeing787を導入していますよね。

そして、成田に飛来している海外のBoeing787もいますよね!

明日は”それ”です。

さて、昨日の名古屋は36度、今日も36度の予報。

東京ではゲリラ豪雨でしたが、名古屋は酷暑です。

皆様、体調管理や雷雨に気を付けて、良い1日を!!

ANAのBoeing787 @Narita

羽田空港ではもうすっかり見慣れたANAのBoeing787。

成田空港で見ると、なんだか新鮮です。

しかも、以前は羽田空港で何度か見たJA808A。今は国際線で活躍しているんですね。

なんか、成長した子を見るようでうれしかった!

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しっかりとした離陸じゃありませんか!

世界で初めてBoeing787を導入したANA。

その誇りと自信が溢れているテイクオフです。

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嬉しかったのでもう1枚。

JALはBoeing787を国際線主体で運行していますが、ANAはどちらかというと国内線中心。

こうして成田で海外に飛ぶBoeing787を見ると、ありがたみがありますね。

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続いては着陸。

どちゃぶりが降った直後のRWY16Rへのランディング。

アンチコリジョンライトが濡れた地面に反射します。

これは接地してからが楽しみです!

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接地の時、いつもは滑走路面と急激に回転を始めた車輪の摩擦による白煙のみですが、この日はそこに水煙が加わりました。

おーっ!ド迫力!

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そしてスラストリバーサーを作動させて減速するBoeing787。

エンジンの中ほどで流れを変えられた空気が滑走路面の水をまき上げます。

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最後にもう1機。夕方のANAのBoeing787のテイクオフです。

アンチコリジョンライトの赤が眩しいです。

エンジンに沸き立つ水蒸気にもワクワクさせられました。

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ぐんぐんと加速し、ローテーション。

主翼が大きくしなります。

大きく羽ばたいて地面を離れる直前!

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地面を離れ、上昇を開始しました。

主翼の上面には水蒸気が発生し、後方へ流れます。

いやぁ~、良いシーンを見せてくれました。

こんな天気、こんな時間に見るBoeing787の離陸も良いですね。

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Boeing787、羽田空港ではすっかり見慣れたというか、ジャンボよりも数多く見ることができるようになりましたが、成田空港でもA380以上にその姿を見られるようになりました。

一時は運航停止という事態になり、見られない時期がありましたが、復活してくれました。

未来の翼、Boeing787。

これからいろんな航空会社が導入し、成田にもやってきてくれることでしょう。

楽しみな機材です。

さて、本日は8月12日。

毎年、この日は忘れません。

あの日から28年。

もう、28年も経ったんですね。

犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、今後の空の安全を祈念します。

着陸コックピット・着陸音

成田空港での夏合宿写真が続いておりましたが、本日はちょっとお知らせを。

当ブログのトップメニューにある航空大辞典、以前故武田一男氏といっしょに、飛行機を写真と映像と音と各種資料で紹介してみようということで始めたものです。

Boeing727・Boeing737・Boeing747・DC-9・DC-10・L1011までは公開してきましたが、そこで途絶えてしまいました。

しかし、武田氏からは素材となる”音”を沢山提供いただいており、私の手元で眠っていましたので、上記の各機種のページで公開済のものも含め、当ブログで公開することにしました。

これまでエンジンの始動音、離陸時のエンジン音、離陸時のコックピットの様子を公開してきましたが、昨日・本日で着陸時のコックピットの様子と着陸時のエンジン音を公開しました。

ブログ右側の「航空サウンド」のメニューから該当ページに行くことができます。

昨日公開した着陸コックピットには不足がありましたので、本日、追加しました。

これまでもジェットミュージックや年末のシンフォニーオブジエアーといったスライドショーで音楽とともに背景音として使ってきたものですが、今回は主役音として個々に聞くことができるようにしました。

飛行機の”音”をお楽しみいただければと思います。

今の時期の羽田空港は南風運用となることが多いです。

羽田空港より西の地域からやってくる飛行機はRWY22に着陸します。

城南島海浜公園が絶好の撮影ポイントとなるのですが、遠く、東京湾を横断し、レインボーブリッジの手前でファイナルターン、アプローチしてくる飛行機を見ていると、そのコックピットはどんな様子なんだろうと思わずにはいられません。

着陸コックピットはそれよりもちょっと手前のアウターマーカー通過のあたりから着陸までの様子を録音したものです。

本日掲載のANAのモヒカンジェットのアプローチシーンはアプローチのファイナルで1分ほどの間の出来事になりますが、そのコックピットの様子や飛行機を眺めながら聴くエンジン音を思い浮かべてみていただければと思います。

写真はファイナルターンの開始から始まります。

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ファイナルターン中。

既にギアは降ろされています。

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パイロットの目の前には遠く、RWY22が見えていることでしょう。

そのアプローチコースにピタリと合わせるように経路を微調整。

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アプローチコース上を、空に敷かれたレールを滑り降りるように降下してきます。

「アプローチング ミニマム」(着陸決心高度にアプローチ中)というコーパイロットの声。

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「ミニマム!」(着陸決心高度になりました!)

コーパイロットが着陸するか、ゴーアラウンドするかを決心する高度になったことを告げます。およそ200ft(60m強)。

「ランディング!」(着陸する!)

全ての計器が正常で、飛行機に異常は見られず、滑走路もはっきりとインサイト、着陸に支障がないことを確認してキャプテンが着陸を宣言します。

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コックピットでは粛々と着陸の手順が進められます。

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この頃になって、城南島海浜公園で飛行機のエンジン音がゴォ~!と響き始めます。

波打ちぎわで遊んでいる子供たちも、空を見上げます。

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着陸の数秒前。

コックピットの中は一瞬の静寂に包まれます。

もう少ししたら、高度を告げる電子音が聴こえてくるでしょう。

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パイロットの緊張が見えるような、飛行機の顔。

見つめる先には滑走路。

このスピード・この飛行機の大きさからみると、狭くて・短い、そんな風に見えるのでしょうか。

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城南島海浜公園を通過。

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100・・・・50・・・・30・・・・20・・・・10

滑走路面までの高さを読み上げる声が響きます。カウントダウンされる高度。

最後の10ftの声から接地までのホンの1秒にも満たない時間の緊張感。

既に滑走路の端を超え、目の前には接地ポイントを示す”=”を縦にしたような滑走路マーキングが見えていることでしょう。

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パイロットは降下率を減殺するように機首をやや持ち上げて迎え角を増やし、滑らかかつしっかりとメインギアに機体の重量が遷移するように操縦桿を操作。

接地ポイントに向けて機体を沈めていきます。

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こんな飛行機のアプローチ・ランディングのシーンを、コックピットの様子を思い浮かべながら見るのも良いのではないでしょうか。

また、着陸時でエンジン出力はほぼアイドルまで絞られているとはいえ迫力のあるエンジン音を思い浮かべながら撮ってきた写真を見るというのもなかなか良いものです。

本日は成田空港夏合宿写真を中断して、航空サウンド掲載のお知らせと、着陸コックピット・着陸音にちなんだ写真を掲載させていただきました。

明日からはまた名古屋から成田の写真を掲載していきます。

昨日に続き、本日も猛暑の予報。

熱中症に気を付けてよい1日をお過ごしください。

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