赤い孔雀が空を駆け昇る

本日の4発機はスリランカ航空(SriLankan Airlines)のAirbus A340-300(4R-ADC)です。
スリランカ航空はその名の通り、スリランカのナショナルフラッグキャリアです。
スリランカってどこ?と思いますよね?
インドの逆三角形の半島(インド半島)の先端近くの東にある島国です。
昔はセイロンと呼ばれていたこともあります。(いまでもその”島の名前”はセイロン島と呼ばれています。)
「セイロン」と聞けば、”あ~、セイロン紅茶ね”とわかる方もいらっしゃるでしょう。紅茶で有名な国ですね。
その、スリランカのコロンボに向けてAirbus A340-300が離陸します。
第1の目的地は経由地のマレです。
UL A340 1
A340-300のギア構成、よくわかりますね。
昨日掲載のヴァージンのA340-600と見比べてみるとセンターギアの車輪の数が違います。(昨日掲載の写真の1枚目と同じアングルの写真が下の写真です。)
UL A340 2
4つあるエンジンの側面には垂直尾翼と同じ赤い孔雀が描かれています。
手塚治虫氏の漫画に出てくるようなきれいな孔雀。。。
UL A340 3
コックピットの窓の後ろにはスリランカの国旗が描かれています。
国旗に描かれているのは剣を持ったライオンのようです。
UL A340 4
エンジンに描かれた孔雀をいつものお気に入りのアングルで。。。
こうしてみるとフラップのガイドが多い気がしますね。
UL A340 5
主翼の付け根、胴体中央部がもっこりと膨らんでいますが、よく考えてみると”翼”という重要なパーツをがっちりと胴体につなぎとめるということ以外に、3本のメインギアを格納するスペースを確保するという目的がこのもっこりにあるんですね。
(勝手な推測です。。。)
UL A340 6
機体後部に描かれている「www.srilankan.aero」はスリランカ航空のURLです。
http://www.srilankan.aero/
UL A340 7
赤い孔雀はゆったりと優雅に上昇していきました。
きれいな後姿ですよね~
UL A340 8
この日(8月27日)のAirbus A340は以上です!
昨日は本当に良い天気で飛行機日和でした。
なのに、今日は・・・雨が降り出しました。
今日、空港か城南島に行こうかと思っていたのに・・・o(;△;)o
そういえば、最後に羽田空港に撮影に行ったのは8月6日、もう1か月以上行ってない!!
おーっ! 1か月も羽田に行ってないなんて!!
午後から晴れないかな。。。。

ヴァージンのAirbus A340-600

本日も4発機、Airbus A340です。
成田のA340といえば、この航空会社!と言っても過言ではないでしょう。
ヴァージン・アトランティックのAirbus A340-600です。
A340シリーズの中で最も長く(胴体が)、その長さはBoeing747-8がデビューするまでは世界最長でした。
下の写真を見て、初めて気が付いたというか認識したのですが、A340のセンターギア。
-300は2輪でしたが、-600は4輪だったのですね!
VS A340 1
そして、この時のA340、2番エンジンのカウルがちょっと変。
どこか別の航空会社の借り物なのでしょうか。。
VS A340 2
ヴァージンのA340にはそれぞれ女性の名前というか、愛称が付けられていますが、
この機体は「Soul Sister」で2006年デビューです。(G-VBLU)
デザイン(塗装)も旧塗装ですね。
VS A340 3
首というか、うなじが細くて長いモデルさんのような飛行機です。
ツンと澄ました顔で上昇していきます。
VS A340 4
空が青くなりました。
そして翼の上には水蒸気が立ち昇りました。
A340–600、真横から見ると長すぎてちょっとアンバランスな感じに見えますが、
この角度から見ると、綺麗ですよね。
VS A340 5
A340もA380もギアをしまうのがとてもゆっくりです。
Boeing747なんて、パっとドアを開けて、グイっとギアを引き上げて、サッとドアを閉めてしまうのですが。。。
このA340、お嬢様というか女王様というか、、焦らずゆったりとおみ足をお仕舞いあそばされました。
アメリカとヨーロッパの気質の違いなんでしょうか。
そんな違いを感じるのも飛行機を見る楽しみの一つかもしれません。
VS A340 6
しつこいかもしれませんが、4発機特集、まだ続きます^^;
今朝もすっきりと晴れた涼しい朝です!
飛行機日和ですねぇ~!!!
そろそろ日の出時刻も遅くなってきたので、早朝羽田なんかで刻々と変わる飛行機たちの表情が面白くなる季節になってきました。
皆様、よい週末を!!

SASのA340が舞う

ジャンボに引き続き、4発機のAirbus A340の写真です。
羽田空港は2発機天国になってしまいましたが、成田はさすが国際空港!
まだまだ4発機がたくさんがんばっています。
第1弾はSAS(スカンジナビア航空)のAirbus A340-300(OY-KBD)です。
前輪が地面を離れてからもなかなかエアボーンしませんでした。
見ていて心配になるくらい、長い離陸滑走距離。。。
ようやくメインギアがそろりそろりと滑走路面から引きはがされエアボーン。
なんか、鳥のひなが恐る恐る羽ばたいて宙に浮く瞬間のようです。
SAS A340 1
その後もとっても浅い上昇角でゆっくりと空を駆け上ります。
駆け上るというより、這い上がるといった感じか?!
翼端からはうっすらと白いリボンのような線をひいてます。
SAS A340 2
このSASのA340のように長い距離を走った後、ゆっくりと上昇してくれると、
さくらの山からもお腹ではなく、機体側面をしっかりと見ることができます。
SAS A340 3
スカンジナビア航空は皆さんご存知の通り、スカンジナビア半島のノルウェー・デンマーク・スウェーデンの3国が共同で運行している航空会社です。
その3国の国旗がコックピットの窓の下に描かれています。
そしてグレーの胴体に銀色の「Scandinavian Airlines」の文字。。。
この文字がなかなかきれいに撮れないんですよね。
SAS A340 4
そして赤いエンジン。
CFM56エンジンですが、B777についているGEやPWのエンジンと違い、低圧ファン部分と後方の高圧ファン・燃焼部が2段に分かれていません。
ツルんとしていて、ロケットエンジン?!のような感じです。
SAS A340 5
後ろ斜めから見ても、下からというより横並びで撮ったような感じになりました。
A330やA340は主翼の後縁のラインがきれいですよね!
SAS A340 6
主翼の上面にうっすらとベールのような空気の層が見え始めました!
SAS A340 7
主翼上面のヴェールは消えてしまいましたが、翼端からはリボンのようなヴェイパーが。
新体操のリボン競技の選手のようですよね。
両手に持ったバトンの先に付いた白いリボンをクルクルとさせながら軽やかに宙を舞う体操選手のようです。
SAS A340 8
再び主翼上面にうっすらとヴェーパーが発生。
綺麗ですね~!
純白のレースのベールを纏っているようです。
SAS A340 9
体操選手というと軽やかな感じがしますが、このA340は軽やかというより、「どっこいしょ」っという感じでした。
大丈夫かなぁと見ていて不安になるような離陸上昇。。。
昨日までのジャンボの離陸シーンとは対照的です。
エンジンのパワー、空力的なデザインが理由なのでしょうか。
飛行機の姿かたちも”美しく”、女性的なAirbus A340ですが、この心細いように、不安げに離陸する姿も、か弱い女性のような感じです。
手を貸してあげたい、助けてあげたくなるような感じ?!
さて、映画「海猿」が再び制作されているようですが、
前々回はフェリーの座礁、前回は海上石油プラントの火災、今回はジャンボの海上着水が
対処する事故のようですね。
どんなシーンが見られるのでしょうか。。。楽しみです。
それでは週末の金曜日、皆様お元気で!

チャイナエアラインのジャンボが飛ぶ

本日のジャンボはチャイナエアライン(China Airlines)のBoeing747-400(B-18203)です。
チャイナエアラインは中華民国(台湾)の航空会社で、以前は羽田発着でしたが、
今では成田発着のジャンボ・キャリアです。
日本から近く、沖縄のチョイ先ということもあり、あっさりとローテーション!
背景にはUPSのMD-11Fも見えます。
3発機と4発機・・・双発機が多くなった今、こんな景色が見られると嬉しいものです!!
CI B744 1
エアボーン!
写真の左端には航空科学博物館が見えます。
Boeing747 Section41もしっかりと見えますね!!
(航空科学博物館の中央棟の根本にある白い物体)
CI B744 2
「V2!」
「Positive!」
というやり取りがコックピットで行われているのかどうかは分かりませんが、
元気よく上昇を開始したジャンボ。
まっすぐ、前方の空を見つめ、上昇するジャンボの顔って凛々しいですよね。
CI B744 3
あれ!?
もうギアが格納されちゃってる!
早い・・・・^^;
CI B744 4
3種類の青で彩られたチャイナエアラインのジャンボ。
一番薄い青、というか薄紫はおなかの部分まで塗られているんですね。
CI B744 5
でもって、ジャンボのSection41。
こうして近くでじっくりと見ると、ギアのドアの形も分かりますし、そのほかにもいろいろとくっついているのが分かります。
CI B744 6
薄紫の塗装はテールまで続いています。
メインギアの格納ドアの形もくっきり!のジャンボのお腹です。
CI B744 7
広がり始めた青空の下を通り抜け、その先にある雲の手前。
青空と雲と飛行機。。。なかなか良いバランス?!(自画自賛でした・・・)
主翼の上には水蒸気が発生。次のシーンを期待しました!!
CI B744 8
うーん、イマイチでしょうか。
主翼と境に白と青に分かれ、主翼より上は雲の中?!
この後は雲にすっぽりと包まれてしまい、見えなくなってしまいました。
CI B744 9
今回の写真ではよく分かりませんでしたが、チャイナエアラインは垂直尾翼に梅の花が
描かれているんです。
台湾の国の花である梅の花、淡いピンクで結構きれいです。
さて、ようやく朝晩が涼しく、秋らしい空気になってきましたね。
日中も30℃近い気温に上がるのですが、湿気が少ないせいか、過ごしやすい暑さです。
これから一気に秋へと突き進むのでしょうね。
楽しみな季節になってきました。
(食欲の秋、芸術の秋、飛行機の秋・・・・)

ポーラーエアカーゴのジャンボの成田テイクオフ

本日の成田ジャンボはポーラーエアカーゴのBoeing747-400F/SCD(N454PA)です。
この日(8月27日)、成田空港の貨物エリアには2機のポーラーのカーゴがいらっしゃいました!
そのうちの1機がプッシュバックし、出発!
展望デッキからその離陸シーンを見たことはありますが、さくらの山からは初めて。
ドキドキしながら、その時を待ちます。
ポーラーB744F 1
RWY34Lをぐんぐんと加速し、ローテーションの直前です。
曇ってはいても蒸し暑い成田空港。
滑走路面からのモヤモヤでジャンボがにじみます。
ポーラーB744F 2
勢いよく地面を蹴って離陸!
じわーっと離陸するというよりも飛び跳ねるという感じでエアボーンしました。
ポーラーB744F 3
でもって、最近お気に入りの構図。
メインギアの格納ドアが折りたたまれながら開く途中です。
考えてみると、離陸上昇の途中に機体の一部が開いて大きな穴ができるんですよね。
ポーラーB744F 4
ノーズの下に”P”のマーク。
真っ白な胴体に”Polar”の文字と細いライン。
なかなか素敵なデザインです。
ポーラーB744F 5
機首部分(Section41)のアップ。
結構ピトー管が目立ちますね!
猫のヒゲみたい。。。
ポーラーB744F 6
斜め後ろ下方からエンジンと機首部分を入れてのアップ。
カッコいい~
ポーラーB744F 7
そこに主翼の一部、フラップも入れてみる。
フラップのガイドレールカバーの先端が蛍光レンジに塗られていますね。
貨物の積み下ろし時に周囲を走り回る車が間違ってぶつからないように?!
ポーラーB744F 8
飛び去って行くポーラーエアカーゴのジャンボの後姿。
凛々しいですね。
垂直尾翼には機首部分にあったのと同じロゴマークが白紺反転で描かれています。
ポーラーB744F 9
せっかくのジャンボなんだから4つのエンジンを入れなきゃ!
ということで、似たような構図ですがもう1枚追加です。。。
ポーラーB744F 10
ポーラーのジャンボでした。
それにしても今回の台風12号は本当に甚大な被害をもたらしました。
毎日その映像をニュースで見ていると、その被害の大きさ・悲惨さに驚きます。
被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。
今年は東日本、西日本に自然災害が襲い掛かるという大変な状況になっています。
地球は、自然はどこまで日本を痛めつければ気が済むのか。。
心をひとつに、がんばりましょう!!

曇り空でもきれいなKLMブルー

今日もジャンボです!
今日のジャンボはKLMのBoeing747-400(PH-BFU)です。
成田空港のRWY34Lを元気よく離陸しました!
KLM B744 1
ギアアップの時、それまで閉じられていたギア格納スペースのドアが全て開きます。
これがいいんですよね~!
それと、このKLMのジャンボ、何やら機首の部分に小さな文字ですがいろいろと書いてあります。。。
KLM B744 2
ノーズギアに近づいてみます。
この写真を撮る前に、航空科学博物館のBoeing747 Section41を見てきたばかりなので、
同じ部分が気になったんですね。
クラシックジャンボと-400の違いはありますが、ノーズギア周りは殆ど同じに見えます!
KLM B744 3
機首部分にはスカイチームのロゴと、「Beijing」というこの機体に付けられた愛称と、
「AIRFRANCE KLM」という社名?!と、「Royal Dutch Airlines」というKLMの誇り?!が書かれてます。
KLM B744 4
おっ!主翼の上が白くなってますね。
そして、エンジンとフラップにゾクゾクします。。。
KLM B744 5
機体の後部にはレジ「PH-BFU」と、その下には「The Flying Dutchman」と書かれてます。直訳すれば「空飛ぶオランダ人」ですが、タンホイザーの歌劇「さまよえるオランダ人」の英訳も「The Flying Dutchman」だそうです。
KLMのマイレージサービスの名前だったようですね。
KLM B744 6
グレー一色の背景の中、KLMブルーのジャンボが上昇していきました。
KLM B744 7
期待していた豪快なヴェイパーは見られませんでしたが、このきれいなブルーのジャンボは曇り空でもきれいに映えてました。
KLM B744 8
まだまだ4発機が続きます。。。
やっぱり成田のジャンボはいいなぁ。
そういえば、月刊AIRLINE付録のカレンダー、9月・10月はお花ジャンボですね!

NCAジャンボの白く輝く翼

天気の悪い成田、さくらの山で撮影したヴェイパー祭りが続いておりますが、
「あれ?ジャンボは?」と思っていた方もいらっしゃったことでしょう。
お待たせしました!
今日からはヴェイパー&ジャンボ祭りです!!
とはいえ、ジャンボはヴェイパーを発生しにくいのでしょうか。。。
今までのようなくっきりとしたヴェイパーは見ることができませんでした。。。
さて、本日、トップバッターはNCAのBoeing747-400F(JA01KZ)です。
迫力ある離陸シーンをお楽しみいただければ幸いです。
離陸した後、主翼の上面がうっすらと白く輝き始めました。
エンジンのファンの前も白くなってます。
NCA B744F 1
というのもつかの間。
上昇を開始するとヴェイパーは見た目には消えてしまいました。
(下から見ているので、見えてないだけかもしれません。)
NCA B744F 2
せっかくの500mmレンズのさくらの山デビュー、思いっきり近づいてみたくなりました!
背景にちょこっと青空の窓も見えます。
NCA B744F 3
このJA01KZの愛称は「プレアデス」。
響きがイイですよね!
私と深い関係があるんです。
プレアデス(星団)はおうし座にあるんです!
そして、私はおうし座。。。
NCA B744F 4
無謀とは思いながらも思いっきり近づいてみました。
エンジンと主翼付け根がフレームに入ってくれて何とか絵になりましたが。。。
NCA B744F 5
でもって、お得意の斜め後ろ下から。
やっぱりジャンボは絵になるなぁ~!
NCA B744F 6
とその時です。
主翼の上面がパァ~っと輝き始めました。
ヴェイパーっていきなり現れるんですね。
徐々に白くなるというより、「パァ~っ」という感じで左翼から発生し、右翼にうつるような感じでした。
グレーの雲を背景に、白く輝いて見えました。
NCA B744F 7
その飛行機も徐々に灰色の雲に近づいていき、背景に飲み込まれそうになってます。。。
NCA B744F 8
ヴェイパーと雲がほとんど同化しちゃいました。
間もなく雲に入ります。
NCA B744F 9
ヴェイパーというよりも、上空の雲を引き寄せて纏(まと)っているという感じ?!
NCA B744F 10
いやぁ~、やっぱりジャンボはイイですね!!
迫力が違います。
主翼の上面に白く輝くヴェイパーも後光のようでした。
さて、台風は日本海側に抜けましたが、台風一過とはいかない天気ですね。
昨夜は寝る直前になって横浜でも土砂降りに見舞われました。
今朝も空には雲がびっしり。。。。
でも、今日は週の初めの月曜日!
天気に負けずに頑張っていきましょう!!

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