離陸待ち

離陸待ち
離陸するために滑走路16Lへ向かう飛行機。
キャビン(客室)ではSafty instructionや、シートベルト着用の確認、ギャレーの格納状況確認など
離陸に備えた準備が行われ、コックピットでは、離陸前のチェックリストや離陸に際しての
ブリーフィングが行われている。
離陸滑走中にアクシデントが発生した場合の対処要領を機長と副操縦士で確認しておく。
新幹線より早い速度で滑走路を駆け抜けている最中に、エンジンが不調をきたしたりした
場合に、二人でゆっくりと対処を検討する時間は無いですよね。
あらかじめそういった場合を想定し、瞬時に対応できるようにしているんです。
何事も、あらかじめリスクを想定し、その対処を考えておくことが大切なんですね。
そのときになってうろたえたり、誤った対処をしないように。
常に”想定”しておくことが大切。

決断

”Approaching Minimum”
”Landing!”
あらかじめ決められている高度で、着陸するか、ゴーアラウンドするかの決断をする。
パイロットが最も緊張する着陸までの11分間の最終段階。
ファイナル アプローチ
速度、高度、軸線(滑走路の延長線上に乗っているか)、エンジン、風、、、、
全てが問題ないか?
繰り返し、繰り返し、確認する。
そして、”着陸(Landing)”の最終決断。
長いフライトの最後を締めくくる。
※この写真はうちの次男(小学5年生)がCanon IXY Digital800isで撮影しました。

貨物機

普段目にする旅客機とどこが違うでしょうか?
ノースウェスト航空
上の写真はアメリカのノースウェスト航空。
マレーシア航空
こちらはマレーシア航空。
そうなんです。胴体がなんだかツルっとしてますよね。
窓が無いんです。
これらの機体は貨物専用機で、胴体一杯に貨物コンテナを搭載します。
コンテナは機首部分が大きく上に開き、そこから積み込むことが出来ます。
参考→JAL Cargo

飛翔

「飛翔」・・・この言葉が大好きで、
息子にも”翔”と名づけた。
長い滑走路を勢いを付けて駆け抜け、離陸。
車輪を格納する瞬間、マシンは鳥になる。そんな感じがする。
まだ200ノットになるかならないかの低速。
フラップを出して一生懸命に上昇しようとする姿が良い。
NH6253 離陸
成田空港を11時30分に離陸した全日空のNH6243便、シンガポール行き、Boeing747-400。
主翼は大きく上にしなり、MAXパワーでゆっくりと空を駆け上がる。
NH6243 Climb
シンガポールへの7時間10分の飛行用の燃料のほか、代替空港へ向かうために必要な燃料などを
搭載している上に、低速。
離陸の3分と着陸の11分はパイロットが最も緊張する時間。
飛行機も緊張しているように見える。
「Good Luck」

ドイツへ

各国のエアラインによる世界めぐりも本日が最終回。
最後はドイツ南部のバイエルン州の州都「ミュンヘン」へ向かうルフトハンザ航空のLH715便。
成田空港を12時25分に出発し、ミュンヘン国際空港(正式名:Flughafen Munchen Franz Josef Straus;フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港) に現地時間の17時45分に到着する。
飛行時間は11時間35分。
LH715 離陸
航空科学博物館の屋外展示場の芝生で昼食を食べていたら、離陸する飛行機の音が
聞こえ、カメラを持って待ち構えていたら現れたAirbus A340-300。
LH715 Climb
イギリスから始まった、世界各国のエアライン(航空会社)による世界旅行。
いかがでしたでしょうか。
Google Earthで空港を探しながら、世界中を見て回りました。
成田空港から12時間?13時間で、ヨーロッパまでいける時代なんですよね。

モスクワ経由パリ行き

ソ連といえばイリューシンと思っていたのですが、ロシアとなった今
Boeing767を飛ばしているんですね。(古い?!)
かつて尾翼にあった赤い旗の国旗も、おしゃれな図柄となり、すっかり様変わりした
アエロフロート航空
成田空港を12:00に出発し、モスクワ経由でパリのシャルル・ド・ゴール空港には
現地時間の20時45分に到着するSU576便。全行程所要時間は15時間45分。
(モスクワのシェレメーチエヴォ国際空港までは10時間25分で、1時間30分ほど燃料補給や
途中降機の時間をとった後、モスクワを18時55分に出発し、3時間55分かけてパリへ向かう。)
SU576 離陸
直行便でも12時間以上かかるパリへの移動。どうせだったら、アエロフロートでモスクワにちょっと
寄り道していくのも良いかもしれない。
エアラインでめぐる世界の旅、明日はドイツへ。

デンマーク

北欧はスカンジナビア半島の南に位置する、おとぎの国「デンマーク」。
デンマークといえば、”レゴブロック”や”ロイヤルコペンハーゲン”なんかも有名ですよね。
その首都であるコペンハーゲンのコペンハーゲン国際空港へ向かうスカンジナビア航空(http://www.flysas.co.jp/)のSK984便。
成田空港を11時40分に出発し、現地時間の16時05分に到着する。飛行時間は11時間25分。
SK984 離陸
昔は尾翼まで真っ白な機体に、”SAS”の青い文字という、冷たさ・寒さを感じさせる塗装でしたが、
現在は、真っ赤なエンジンで、暖かさを冷たい北の国に連れてってくれるように感じます。
機体はAirbusのA340-300.
SK984 Climb
デンマークの有名な童話作家アンデルセンによる「人魚姫」。
嵐の海で難破した王子様を救い出し、恋をした人魚が、その声と交換で足を得ますが、
その恋は実らずにやがては天国に・・・というお話。
その人魚姫の像がコペンハーゲンにあります。(航空写真では分かりませんが。。。。)
世界各国のエアラインによる世界めぐりも残すところあと2カ国です。
同じようなアングルの写真ばかりですみませんでした。
でも、この大きな飛行機が日本を離れ、地球のあちこちに向かう”離陸”という瞬間が
とってもすきなんです。
すーっとした機首を空に向けて上昇する姿も「がんばれ!」って応援したくなりません?!

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